先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

樺太アイヌ民族の歴史学ぶ 江別で16日講演会

2024-06-14 | アイヌ民族関連

有料記事

北海道新聞2024年6月13日 21:19(6月13日 22:23更新)

 【江別】真願寺(江別7の8)は16日午後2時~4時、樺太アイヌ協会の楢木貴美子副会長を招き、「樺太アイヌ強制移住の歴史と文化にふれて」と題した講演会を開く。

・・・・・・

 参加無料で予約不要。講演の様子はユーチューブの「真願寺チャンネル」でライブ配信する。問い合わせは真願寺、電話011・382・3125へ。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1024523/


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アイヌ食文化や天橋立 観光庁、ガストロノミーツーリズム推進事業6件採択

2024-06-14 | アイヌ民族関連

At 24/06/13

観光庁は6月7日、公募していた今年度の「地域一帯型ガストロノミーツーリズムの推進事業」について6件を採択した。

同事業は、地域の食材や習慣、伝統、歴史などによって育まれた食と食文化を楽しむガストロノミーツーリズムをテーマに、地域一体でインバウンド誘客に向けて付加価値の高い新たな地産地消のメニューやコンテンツ、食体験の造成などを促すもの。DMOや自治体を対象に、採択事業には1件あたり2千万円を上限に費用を支援する。3月8日―4月17日に公募していた。

採択された団体と事業、地域は次の通り。

NEPKI「沙流川流域のアイヌ食文化*道産子ガストロノミー~生命と食と自然のハーモニクス共創事業(北海道平取町)▽久慈市「世界に誇る北岩手のSDGs『久慈・やまがたガストロノミーツーリズム』」(岩手県久慈市)▽小松まちづくり「世界を魅了するジャパンクタニと石川の海山の幸の美味しいフュージョン 歴史ある日本遺産を発信し五感で味わうガストロノミーツーリズム事業」(石川県小松市)▽宮津市「天橋立ガストロノミー~神が育んだ海底湧き水の恵を食す」(京都府宮津市)▽井原市「星空×シェフ×地域ブランド食材×伝統工芸 五感で匠を楽しむ世界認証の饗宴『美星アーティザン・ツーリズム』」(岡山県井原市)▽GOTOKU「Kagoshima Unearthed: Unfiltered Local Life & Cuisine Shaped by Volcanoes and Ocean Currents~活火山と黒潮から生まれたローカル文化とヒトを通じて素材にアクセスする旅」(鹿児島県)

https://www.travelnews.co.jp/news/kankou/2024061312011940646.html


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福島県三島町の「ふるさと会津工人まつり」、国立台湾工芸研究発展センターが台湾の工芸品を展示

2024-06-14 | 先住民族関連

 

台湾トゥディ2024/06/13 

日本の福島県三島町の生活工芸館で6月8日と9日に第38回「ふるさと会津工人まつり」が開催され、国立台湾工芸研究発展センターが台湾の柿渋染めや、イグサ、稲わら、月桃(ゲットウ)、竹などを使った編み細工、先住民族の織物(クバラン族、アミ族、タロコ族)などの工芸品を展示した。(文化部)

日本の福島県三島町の生活工芸館で6月8日と9日、第38回「ふるさと会津工人まつり」が開催された。同町と昨年9月に友好交流協定を締結した国立台湾工芸研究発展センターは、「地域コミュニティの工芸品」をコンセプトに、台湾の柿渋染めや、イグサ、稲わら、月桃(ゲットウ)、竹などを使った編み細工、先住民族の織物(クバラン族、アミ族、タロコ族)など、地域コミュニティが普及に力を入れている工芸品を展示した。

国立台湾工芸研究発展センターは三島町の招待を受け、台湾藺草学会、花蓮県噶瑪蘭族発展協会、有限責任台東県東海岸原住民社区合作社など、地域の特色を生かした工芸品の普及に力を入れている団体の代表とともに「ふるさと会津工人まつり」に参加した。会場ではイグサ、バナナ繊維、月桃などを使った工芸品づくりのデモンストレーションを実施したり、訪れた人が体験できるコーナーを設けるなどして台湾の工芸品の美しさをアピールした。8日の開会式では、有限責任台東県東海岸原住民社区合作社の林宋博理事主席が国立台湾工芸研究発展センターを代表して日本側に感謝状を授与するとともに、台湾先住民族の伝統儀式でイベントの成功を祈願した。

国立台湾工芸研究発展センターは長期にわたり農業部農村発展及水土保持署と協力し、地域コミュニティがその地域の工芸品を地場産業として発展させ、地方創生のエネルギーとすることを支援してきた。同時に、その地域ならではの素材や文化を融合させ、そこにモダンなデザインを加えることで工芸品のブランディングを行い、地域の工芸品産業による経済利益を高めてきた。国立台湾工芸研究発展センターは現在までに台湾全土の197の地域コミュニティの工芸品団体を指導して来た。今年も44団体の育成計画に参与しており、地域の特色を活かした産業に新たな活力を注入しようとしている。

https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=151&post=254043&unitname=ニュース-政治&postname=福島県三島町の「ふるさと会津工人まつり」、国立台湾工芸研究発展センターが台湾の工芸品を展示


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Mrs. GREEN APPLE「コロンブス」のMVが物議。「コロンブス」は一体何をした人物なのか、知っておきたい歴史と評価の変遷

2024-06-14 | 先住民族関連

 

HUFFPOST 2024年06月13日 11時54分 Satoko Yasuda 安田 聡子

ミセスグリーンアップルのMVが人種差別と批判され「炎上」しています。「ヒーロー」とされてきたコロンブスですが、近年は侵略者や奴隷商人として捉えられるようになっています  

3人組のバンド・Mrs. GREEN APPLEが6月12日に公開した新曲「コロンブス」のミュージックビデオ(MV)に対し、批判が起きている。

この曲はコカ・コーラ「Coke STUDIO」のキャンペーンソングとして書き下ろされた楽曲だ。

MVでは、Mrs. GREEN APPLEの大森元貴さんがコロンブス、若井滉斗さんがナポレオン、藤澤涼架さんがベートーヴェンに扮し、「もしも生きた時代の異なる偉人たちが一緒に旅をしたら?」という設定のストーリーが描かれている。

3人が訪れた島にある家には、猿のように描かれた人々が住んでいた。3人は、ピアノや馬の乗り方を教えたり、人力車を引かせたりしたほか、敬礼させるシーンもある。

【動画🎥】批判が起きているMrs. GREEN APPLE「コロンブス」のミュージックビデオ

侵略者や奴隷商人として再認識されているコロンブス

クリストファー・コロンブスは大航海時代の探検家として知られ、1492年にバハマ諸島に到着して、アメリカ大陸を「発見」した人物と呼ばれてきた。

長年「ヒーロー」扱いされてきたコロンブスだが、近年は侵略者や奴隷商人としての側面が知られ、問題視されるようになっている。

コロンブスの一団は、カリブ海の島々の先住民を武力で制圧し、植民地化して奴隷制を導入

先住民族を虐殺し、女性たちをレイプして性的搾取の人身取引を始めたほか、一団が持ち込んだ病気によって多くの人が亡くなったことがわかっている。

アメリカでは10月第2月曜日はコロンブス最初の航海を記念する「コロンブスデー」の祝日になっているが、近年はさまざまな都市がこの祝日を「先住民の日」に置き換えているほか、各地でコロンブスの像が取り除かれてきた

歴史や人権、先住民族の問題に対する認識が変化する中で、コロンブスに扮した人物が南の島を訪れて、「猿」のように描いた先住民に西洋文化を教え、人力車を引かせる内容のMVは批判的に捉えられている。

ソーシャルメディアには「人種差別的な楽曲」「猿を奴隷のように使い、文化を教えるようなコンテンツだ」「歴史や人権問題にあまりにも無関心では」といった声が投稿されている。 

【UPDATE 2024/06/13 3:30PM】
ユニバーサルミュージックは6月13日、「 歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現が含まれていた」として「コロンブス」ミュージックビデオ(MV)を公開停止にした。

https://www.huffingtonpost.jp/entry/mrs-green-apple-columbus_jp_666a429be4b01bc0ceee4f57


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ミセスグリーンアップルの炎上MVは何が問題だった?コロンブス・デーから先住民の日へ

2024-06-14 | 先住民族関連

武将ジャパン 2024/06/13

2024年6月、3人組のバンド「ミセスグリーンアップル」のミュージックビデオ『コロンブス』が物議を醸し、公開後、早々に閲覧ができなくなりました。

いったい何が起きたのか?

コロンブス、ナポレオン、ベートーベンに扮したメンバーが、猿の着ぐるみを身につけた人々に様々な文明を教えるという筋書きが差別的と見なされたのです。

世界史的に見て、もはやコロンブスは偉大なる英雄とはされません。

かつて、10月の第二月曜日はアメリカでの祝日「コロンブス・デー」でした。

1492年10月12日にコロンブスがアメリカ大陸を発見した日を記念するものでしたが、これには疑義と批判が噴出し、各州で「先住民の日」と改められてゆくのです。

わざわざ祝日を変更するなんて……英雄の銅像撤去にせよ、こうした世界的な歴史の見直しは行き過ぎと思われるでしょうか?

しかし、ミセスグリーンアップルのMV撤回騒動から見えてくることは、行き過ぎどころか日本国内ではあまりに歴史観への変換に鈍感ではないか?ということです。

もう二度と同じ過ちを繰り返さないためにも、コロンブスを英雄視することがなぜ問題なのか、歴史を振り返ってみましょう。

大陸発見、それは地獄の始まりだった

結局コロンブスの乗ってきた船は何という名前だったのか?

そもそも第一発見者なのか?

そういう話はもはやいろいろあってわからなくなっている、というのはその通りです。

ただ、確かな点はあります。

彼らが原住民にとっては恐ろしい殺人者であり、略奪者であったということ。

鈍器のような石斧や弓矢しかない原住民にとって、鋼鉄の剣とマスケット銃で武装した彼らは恐怖そのものでした。

マスケット銃の命中率は悪く、威力はさほどではありませんでした。

しかし、雷鳴のような音を立てたと思った刹那に人が負傷して倒れるという銃の性能は、それを持たない者にとっては悪魔のような武器であります。

長い航海を経て、原住民の元にたどり着いた欧州人たちがどう考えてふるまったか?

何ヶ月も男だけの船で過ごしてきて、裸同然の原住民女性を見てどうなったか?

想像に難くないことでしょう。

冒険を求めて旅にでた。

たどりついた先には女性、貴金属、簡単に奴隷にできる人々がいた。

彼らにとっての天国は、先住民にとって地獄でした。

真の脅威は病原菌 抵抗なき人たちは次々と……

しかし実のところ、剣も銃も決定的な人口減をもたらしたわけではありません。

アメリカ大陸に持ち込まれたもので原住民にとってもっとも危険であったもの。

それは目に見えない病原菌でした。

・天然痘
・はしか
・かぜ

アメリカ大陸の人々はヨーロッパから持ち込まれた細菌に抵抗がありませんでした。

病は集落を襲い、全滅させるほどの猛威をふるいます。

天然痘患者が使っていた毛布をイギリス人がわざと原住民に渡した、という逸話もあります。

確かにそういう記述が手紙に残されているそうです。

ただし、既に毛布を使った天然痘患者がいたという時点で、原住民は遅かれ早かれ感染したことでしょう。

毛布がそれを早めたであろうことは言うまでもなく、この行為自体は邪悪なものではありますが。

バタバタと斃れ死んでゆく原住民を見て、ヨーロッパ人は納得しました。

「彼らが倒れる病に、我々は抵抗できている。つまり我々は彼らより上位の存在だ」

「これはきっと神の意志である。野蛮な先住民が死に絶えたあと、我々がここを支配しろということだ」

「この地を支配する権利は、神によって与えられたものである」

なんと野蛮な神様もあったものだと嫌味のひとつも言いたくなるのは、私が現代人だからでしょう。

黒人奴隷には同情を示したリンカーン大統領すら、原住民には極めて酷薄な態度を取っています。

そうした背景には「劣る原住民を支配することは神によって証明された権利だから」という考えもあったのでしょう。

犠牲者は最小で200万人 最大で1億人!?

はたして、アメリカ大陸の原住民は、一体何人が犠牲になったのでしょうか?

諸説あわせると最小200万人、最大1億人とされているそうです。

数字の幅が広すぎるがため「信憑性ないじゃん」というのもまた違います。

この算出が、なかなか難しいのです。

というのも、ヨーロッパ人が来る前に一体人口がどれほどであったか。

それが把握しづらいからで、おおよそ4000万人程度、というのが現在最も支持される数値です。

これが減少し続け、500万人で底を打ちました。

つまりはマイナス3500万人。

仮に元の人口が1000万人だったら875万人、1億人だったら8750万人の減少ですね。

いずれにせよ途方もない数の死者が出たのは間違いないでしょう。

「原住民が死に絶えると言うことは、神がこの土地を支配する権利を与えたのだ」

そんな当時の欧州人の考え方は、どう見たって許されたものじゃありません。

ゆえに「コロンブス・デー」の変更は妥当ではないか。個人的にはそう思います。

https://bushoojapan.com/world/america/2024/06/13/104986#google_vignette


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「先住民アート」カントリーとの繋がりと過去への窓

2024-06-14 | 先住民族関連

SBS 13 June 2024 7:00pm By Yumi Oba

Presented by Yumi Oba

口承の伝統を守り続けてきたアボリジナルとトレス海峡諸島民は、アートを通じて文化的なストーリーやスピリチャルな信念、土地の重要な知識などを伝えてきました。

ファースト・ネーションズの芸術作品は、世界最古のもののひとつであり、中でも最も古いとされる岩絵は1万7,500年前にさかのぼるという、豊かな歴史を誇っています。

これらの芸術作品は、アボリジナルやトレス海峡諸島の人々が、文化的なストーリーやスピリチャルな信念、土地に関するな重要な知識を伝え続けるための手段として、大切な役割を果たしてきました。

先住民アートはタペストリーのように豊で、さまざまなスタイルやテクニックがあります。またそれぞれが先住民のカントリー、文化、そしてコミュニティに深く根ざしています。

しかし、アボリジナル・アートについて誤解している人も多いと、

フレッシュ・ウォーターのワラデュリ族とクーリー族の女性、マリア・ワトソン=トラジェットさんは言います。

ワトソン=トラジェットさんはファースト・ネーションズのコンサルタントであり、アボリジナルの文化を伝えることに情熱を注ぐアーティストでもあります。

「ドット・ペインティングが伝統であり、アボリジナル・アートの唯一の形であるという先入観を持つ人々がいます。しかしそれは間違いであり、誤った考え方です。」

「私たちの伝統的なアートは、必ずしも現代でいう『アート』ではなく、道具につける印であったり、儀式や埋葬場所を示すために木に刻みこまれた印であったり、儀式用のボディペインティングだったりします。」

実際、ドット・ペインティングが登場したのは1970年代。

アリス・スプリングスの北西に位置する小さなアボリジナル・コミュニティ、パプンヤでのウエスト・デゼルト・アート・ムーブメントがきっかけで、ここでアボリジナルのアーティストたちが初めて、板にアクリルの絵の具を使って伝統的なストーリーを描き始めたのです。

アボリジナルのアーティストが自身のストーリーや文化を伝えるために使うアートのスタイルはさまざまあります。アボリジナルの人が描いたもので、それが自身のカントリーや文化との繋がりを示し、帰属意識を感じられるものであれば、それはアボリジナル・アートです

Maria Watson-Trudgett

文化を共有

ワトソン=トゥルジェットさんは、フルタイムで大学に通うストレスから解放されるため、2009年頃から絵を描きはじめました。

そしてすぐに、アートが「心を静める」だけのものではないことに気づきました。

私にとってアートはとても重要です。なぜなら、アボリジナルとして、自分のストーリーを他の人々と共有し、自分の文化を守り続けることができるからです。またアートは私自身をアボリジナルの文化、カントリー、先祖、そして家族とともに故郷で暮らしたさいに学んだ知識と繋がることを手助けしてくれます

Maria Watson-Trudgett

ガミラライ、ビガボール、ヨータヨータ族のアーケリア・ローズ・アームストロングさんにとって、アートは常に生活の一部でした。

アームストロングさんのアートは、共にアーティストである祖父母から大きな影響を受けていると言います。

彼女の祖母はガミラライ族の長老で、この地域に残る最後のサンドペインターでした。

「祖母は砂のカントリーで、地面に座りながら、砂に描き、物語を語ってくれました。」

代々受け継がれてきたこれらの物語には、天地創造、動物や星、そしてカントリーで育った祖母自身の体験などが含まれていたと言います。

またそれぞれの物語には教えが込められていたと、アームストロングさんは説明します。

「自らが歩んできた道のりを、彼女のストーリーを、アートとして描いてくれました。祖母が伝えてくれたシンボルやイメージの多くは、そのようにして共有されてきました。」

アームストロングさんは自身のアートについて、2つのカントリーの 「絡み合い 」であると表現します。

アーティストである祖父から学んだテクニックを使い、祖母から受け継いだシンボルやイメージから得たインスピレーションを元に、作品を創っていると言います。

自身の作品を通して物語を語り直すことで、アームストロングさんは物語にまつわる人間関係を振り返ることができ、多くの感情が呼び起こされると言います。

それは、彼女が娘とも共有している感情でもあります。

文化を継承するためには、共有し、実践する必要があります。次の世代と分かち合うということは、彼らが常に食卓で会話を交わすようにすることです。

Arkeria Rose Armstrong

文化との繋がり

ダヴィンダー・ハートさんは、ヌーンガー・カントリーの南西部にルーツを持つアーティストです。

幼少期をアデレードで過ごし、その後、ニューサウスウェールズ州のニーンバカントリーで、アボリジナルの文化と再会しました。

若くしてたくさんの試練を経験したハートさん。

16歳でハイスクールを中退しましたが、その後就職活動に苦しみ、薬物の乱用とも戦いました。

しかし、アンクルやブラザーの支援と指導で、人生を好転させ、自身の文化と再び繋がることができました。

それはハートさんの作品にも時折反映されています。

「アンクルやブラザーに出会い、彼らからカントリーについてのストーリーを聴くことができました。それには自分の振る舞い方などに対する教えが、ポジティブに伝えられていました。それを日常生活に取り入れることで、とても楽になりました。」

ハートさんにとって、アートは文化との繋がりをもたらすだけでなく、癒しでもあると説明します。

「絵を描いているときは、本当にリラックスしています。描いている間は自分自身と向き合うことが多いです。でも、ほとんどの時間は、心が絵に集中していて、絵が自然に進んでいく感じです。とても癒されます。」

Davinder Hart at Saudi Arabia, UN gala dinner, 2023. Credit Davinder Hart

共有された物語の一部になる

ファースト・ネーションズのアーティストは、動物の足跡など、作品にさまざまなシンボルを取り入れることがあります。

しかしそれらはアーティストのカントリー特有のものあでり、決して同じシンボルが同じ意味であるとは限らないと、ワトソン=トゥルジェットさんは言います。

彼女の作品には流れるようなラインやアボリジナルのシンボルが使われていますが、これらは彼女の祖先が地面に描いてきたコミュニケーションの一種を反映したものだと言います。

「シンボルは、それを使うアーティストの解釈次第です。ですから、あるシンボルが、他のアーティストにとっても同じ意味であるとは決して思っていはいけないのです。」

アームストロングさんは、作品の中で語られる物語について、まずアーティストに尋ねることが、最初のステップであると説明します。

「そのファースト・ネーションズの人はいったい誰なのか。そのカントリーとはなにか、どんな姿をしているのか。このように質問を始めると、その人物像が浮かびだし、感じることができるのです。」 

「作品を共有する上で好きな方法のひとつは、実際に展示会の場にいることです。そうすることで、作品についてじっくりと語り合うことができるのです。」

「作品の隣に添えられる小さなカードの説明書きでストーリーを共有するのは、時には限界があります。相手との関係性によって、どれだけ共有できるかは変わってきます。ガミラライの女性として、私たちは相手が学ぶ準備ができたとわかって初めて分かち合うのです」。

「ただたオープンに。質問することを恐れないことです」とハートさんも付け加えます。

「その会話の中で、繋がりを築くことができるのです。」

https://www.sbs.com.au/language/japanese/ja/podcast-episode/indigenous-art-connection-to-country-and-a-window-to-the-past/8njbww4ln


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【GFDイベント】カリキュラムを横断する持続可能性

2024-06-14 | 先住民族関連

東京大学 2024年6月13日

基本情報

区分

講演会等

対象者

在学生 / 留学生 / 大学生 / 教職員

開催日(開催期間)

2024年6月25日 12時 — 13時

開催場所

オンライン

会場

オンライン参加:Zoom

定員

100名

参加費

無料

申込方法

要事前申込 

参加は以下のURLからお申し込みください。

https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/meeting/register/tZMrdOuupjssHtM8skVHcNkT1S-_y6T--ZFg

申込受付期間

2024年6月13日 — 2024年6月25日

お問い合わせ先

gfd-tokyo@adm.c.u-tokyo.ac.jp

カリキュラムを横断する持続可能性:
先住民族の土地としてのハワイを持続可能性教育に統合する

日時:2024年6月25日(火)12:00~13:00
言語:英語
講師:木村あや

アブストラクト

気候変動、生物多様性損失、食料不安、社会経済的不安定性などの課題を踏まえ、公正で持続可能な未来に貢献できる高等教育を求める声が大きくなっています。大学教育に持続可能性を吹き込むにはどんな方法があるでしょうか。「持続可能性コンピテンシー」の概念は、学生の学びを明確に設計するのに役立ち、さまざまな分野の科目に統合できます。ハワイ先住民が主導するワイアケアクア・プロジェクトも、多様な知と生き方を取り入れることの重要性を浮き彫りにしています。このような概念と事例を紹介しつつ、地域に根ざした学習や、コミュニティとの関係や大学が置かれている生物文化的環境が、持続可能性教育においてどのように重要な役割を果たすかについて議論します。

講演者略歴

木村あや:ハワイ大学マノア校社会学教授。テクノサイエンス、持続可能性、社会正義の交差点を研究している。著書に『Radiation Brain Moms and Citizen Scientists: The Gender Politics of Food Contamination after Fukushima』(デューク大学出版会:科学社会学会レイチェル・カーソン書籍賞受賞)、『Hidden Hunger: Gender and Politics of Smarter Foods』(コーネル大学出版会:農村社会学会優秀学術賞受賞)など。『 Science by the People: Participation, Power, and the Politics of Environmental Knowledge』 (ラトガース大学出版会、A. Kinchy との共著)、および 『Food and Power: Visioning Food Democracy in Hawai‘i』 (ハワイ大学出版会、K. Suryanata との共編)。刊行間近の著書(カリフォルニア大学出版会)では、日本の漬物の事例を通して、発酵と微生物学政治を探求している。

https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/events/z0109_00070.html


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アイヌ絵 最新技術で鮮やか レプリカ作製、新たに展示 函館の資料館 /北海道

2024-06-14 | アイヌ民族関連

毎日新聞 2024/6/14 地方版 有料記事 649文字

 アイヌ民族などの資料約1万点を収蔵する函館市北方民族資料館が4月、開館以来35年ぶりに展示品を新しくした。380点ほどの展示品のうち、約150年前の風俗画と地図について、最新の技術を使い色鮮やかで精細なレプリカを作製。担当者は「より実物に近い形の展示が楽しめるようになった」と胸を張る。

 幕末―明治初期に活躍したアイヌ絵の代表的画家、平沢屏山の「アイヌ風俗十二ケ月屏風」は、川でのサケ漁や儀式の様子など1年間の生活が描かれている。服装や生活用具の描写が細かく、当時を知る資料として貴重だ。元のレプリカは経年劣化で色落ちしていた。

 新たな展示では、研究者の協力を得て原本の撮影データの色を調整。・・・・・・

https://mainichi.jp/articles/20240614/ddl/k01/040/061000c


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全校ダンスで「アイヌ舞踊」 二風谷小で二風谷連合大運動会【平取】

2024-06-14 | アイヌ民族関連

日高報知新聞2024.06.13

「アイヌ舞踊」を着ぐるみも一緒に踊る児童と参加者

【平取】二風谷連合大運動会が9日、町立二風谷小(遠山昌志校長、児童17人)グラウンドで開かれた。

 アイヌ文化が地域に根づく同校では、今年度から午後の部1番の全校ダンスに「アイヌ舞踊」を取り入れ、地域の人と一緒に踊った。

 アイヌ文化の保存と伝承に力を入れている同校では、昨年10月17日の「学習発表会」で校歌の歌詞をアイヌ語に訳して児童が元気に歌って初披露。劇では二風谷出身のアイヌ文化伝承者の故・萱野茂さん作の絵本を題材にした物語を熱演している。

 初めに全校児童が「チャクピヤク」(アマツバメの踊り)と「ハララキ」(ツルの舞)の2曲を披露し、「ヤイサマ」(即興歌)と「ホリッパ」(輪踊り)の2曲をアイヌ民族伝統の歌を歌う男女ユニット「ankes(アンケシ)」の新町征也さんと原田梨乃さんの歌に合わせ、50人ほどが参加し笑顔で大きな輪になり踊りを楽しんだ。

 遠山校長は「今年度初めて全校ダンスにアイヌの踊りを取り入れてみた。思っていた以上に地域の皆さんが参加してくれた。毎年行うことで自然に定着できればうれしい。皆さん笑顔で踊っていた。文化を継承していく上で改めて行うことも大切だが、日常の中で受け継いでいければ良いと思う。地道な活動になるが大切だと思う」と話した。

https://hokkaido-nl.jp/article/34280


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冬の北海道から学んで 冬季探究型教育旅行プログラム作成 12月以降の開始目指す アイヌ民族文化財団

2024-06-14 | アイヌ民族関連

苫小牧民報2024/6/13配信

 白老町で民族共生象徴空間(ウポポイ)を運営するアイヌ民族文化財団は、ウポポイを中心に西胆振地域の登別市や洞爺湖町で「共生社会」について学べる冬季(12月~翌3月)探究型教育旅行プログラムを作成した。全国の高校生を対象とし、現地で環境、文化…

この続き:915文字

ここから先の閲覧は有料です。

https://www.tomamin.co.jp/article/news/area2/141109/


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「興味持つ入り口に」  阿智村で15日にアイヌ題材の一人芝居上演

2024-06-14 | アイヌ民族関連

南信州新聞 2024年06月13日(木) 06:00

 阿智村清内路でキャンプ場などを運営する「里山生活」(同村)は15日、アイヌを題材にした演劇「神々の謡~知多幸恵の自ら歌った謡~」の公演を村中央公民館で開く。同社のスタッフで劇団「ムカシ玩具(おもちゃ…

この続きを読むには

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https://minamishinshu.jp/2024/06/13/413750/


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東急ホテルズ&リゾーツが、「日本遺産研究発表会」開く 北米の留学生対象に日本遺産ストーリー巡る

2024-06-14 | アイヌ民族関連

旅行新聞2024年6月13日(木)

 東急ホテルズ&リゾーツは6月12日(水)、「日本遺産研究発表会」をセルリアンタワー東急ホテルの能楽堂で開催した。北米の大学生・大学院生などを対象に中・上級日本語の集中教育を行うアメリカ・カナダ大学連合日本研究センター(IUC、ブルース・L・バートン所長、神奈川県横浜市)の学生が、日本遺産にまつわる各所をストーリーに触れながら訪問し、研究成果を発表した。

 日本遺産に関する知識や訪問による体験などの共有からヒントを得て、日本ならではの観光コンテンツ造成につなげる目的。

 主催者あいさつで登壇した東急ホテルズ&リゾーツ常務執行役員の宮島芳明氏は、日本遺産研究に協力した文化庁、地方自治体、日本航空(JAL)など、協力者に謝辞を述べた。

 「大事なのは、地方が長く育んできた文化、伝統、物作りなどを、点ではなくストーリーとして捉えるもの。北米の優秀な学生さんたちが、日本に興味を持ち、日本語を学び、日本をもっと知りたいということで1年間日本に留学に来られている。実際に地方へ行き、地方の空気を吸って、地域の方と知り合ったことで、地方のファンになっていただきたい」と、IUC学生へ呼び掛けた。

 来賓として出席した文化庁参事官(文化拠点担当)の磯野哲也氏は、「日本遺産とは、日本のストーリーを紹介するものなので、この研究発表の場所として能楽堂というのはぴったり。日本遺産というのは、地域に根差したストーリーを文化庁が認定するもの。国内外から沢山の方に日本遺産を訪れてもらって、その地域でストーリーを体感・体験してもらい、地域活性化、観光振興をはかることを目的としている。留学生の皆さんが、各地の日本遺産に認定されている各地を訪問することで、どのような印象や感想を聞けることを楽しみにしている」とあいさつした。

 研究発表会では、日本遺産のある地域を訪れたIUCの学生10人が、地域に点在する歴史、文化、工業、伝統工芸などを線でつなぎ、海外に向けて魅力を伝える発表を行った。

 発表ストーリーと発表者は次の通り。

▽北海道・「カムイと共に生きる上川アイヌ~大雪山のふところに伝承される神々の世界~」アレックス・ランゲル
▽(同テーマ)タオ・チュア
▽北海道・「本邦国策を北海道に観よ~北の産業革命『炭鉄港』~」カラリー・カスト
▽(同テーマ)ジョナサン・マイヤーズ
▽近畿・「300年を紡ぐ絹が織り成す丹後ちりめん回廊」ワン・イーフェイ
▽近畿・「中世に出逢えるまち~千年にわたり護られてきた中世文化遺産の宝庫~」アラナ・ベリー
▽中国・「日が沈む聖地出雲~神が創り出した地の夕日を巡る~オサシャ・ファタル
▽四国・「『四国遍路』~回遊型巡礼路と独自の巡礼文化~」マイケル・ジャド
▽九州・「古代日本の『西の都』~東アジアとの交流拠点~」エレナ・シャビエル
▽(同テーマ)イリヤ・ボブコフ

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