二色朋恵 会員限定記事
北海道新聞2024年7月4日 18:09
ボランティアスタッフの解説を聞きながら、なつかし館蔵の1階アイヌ資料館を見学する清明小6年の児童
釧路市立清明小の6年生43人が、アイヌ民族の資料や昭和の生活雑貨などを展示する私設資料館「なつかし館蔵」(北大通13)を訪れ、アイヌ民族の文化や昭和初期の生活の様子などを学んだ。
6月28日、地域の歴史を学ぶ体験学習の一環として実施。通常、日曜のみの開館のところを特別開館し、ボランティアスタッフら4人が子どもたちに展示物や生活道具の解説などを行った。
児童たちはアイヌ民族の衣装を実際に着てみたり、ダイヤル式の赤い公衆電話の受話器を耳にあてるなど、目を輝かせながら館内の展示物を見学。昭和初期の小学校の教室を再現したコーナーでは、現在よりも小さな作りのいすに座ったり、机に置かれた古い色鉛筆や筆箱を興味深そうに眺め、昔の学校生活に思いをはせていた。
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