先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

アイヌ政策推進、釧路市などへ要望書 釧路・阿寒の協会

2024-06-22 | アイヌ民族関連

田鍋里奈 有料記事

北海道新聞2024年6月21日 18:59(6月21日 19:48更新)

 釧路アイヌ協会(桃井芳子会長)と阿寒アイヌ協会(床州生会長)は21日、アイヌ政策の推進を求める要望書を釧路市と釧路市議会に提出した。国のアイヌ政策推進交付金の確保などを求めた。

 要望は主に9項目。アイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」(胆振管内白老町)の広域関連区域として、道東地域を「道東サテライト」に位置付けるよう国に働きかけることや、春採生活館で来館者を案内する体制整備、アイヌ工芸の担い手育成研修の参加者が滞在できる施設整備などを盛り込んだ。

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https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1028002/


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民族文化楽しもう 22、23日上川で「神居民多楽」

2024-06-22 | アイヌ民族関連

東桜子 有料記事

北海道新聞2024年6月21日 18:54(6月21日 19:20更新)

 【上川】多様な民族の文化や音楽を楽しむ「神居民多楽(カムイミンタラ)」が22、23の両日、上川ファミリーオートキャンプ場(旭町)で開かれる。

 町民有志でつくる「民多楽プロジェクト」の主催。アイヌ文化など多様な民族文化を体験する場を設けようと、初めて企画した。

 日中に行う「夏至祭」は、アイヌ民族の神話の紙芝居や、インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」を用いたオイルマッサージ体験などができる。会場では、全国からジビエ料理など約30ブースも出店する。時間は22日午前11時から午後5時、23日午前10時から午後4時まで。

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 夏至祭は大人500円、町民は入場無料。音楽祭は大人8000円。ともに小中学生は半額。申し込みは専用サイトから。問い合わせは同団体、メールmintaraproject@gmail.comへ。


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アイヌ民族の踊りを一緒に 平取・二風谷小で行事

2024-06-22 | アイヌ民族関連

石井純太 有料記事

北海道新聞2024年6月21日 18:46

アイヌ民族の伝統衣装を身にまとい、踊りを披露する二風谷小の児童ら(同小提供)

【平取】二風谷小の運動会に合わせ、全校児童19人と保護者、教職員や地域の人たちが一緒にアイヌ民族伝統の踊りに取り組む行事が、初めて行われた。

 同小のアイヌ文化振興の一環で、9日に実施。子どもたちにアイヌ文化に親しみを持ってもらい、地域とも交流する目的。

 保護者ら約50人の参加者は、アイヌ民族伝統の歌を歌う男女ユニット「ankes(アンケシ)」の歌に合わせてホリッパ(輪踊り)やヤイサマ(即興歌)など4曲を踊った。

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https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1027980/


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「生誕90年記念 藤戸竹喜の世界展」国立アイヌ民族博物館

2024-06-22 | アイヌ民族関連

東京アートビート2024年6月21日

[画像: ≪親子熊≫(部分)2004年 クス 個人蔵]

今、北海道を代表する木彫家、藤戸竹喜(ふじとたけき、1934-2018)の驚異的な仕事に熱い眼差しが注がれています。

藤戸竹喜は、北海道の美幌町に生まれ、少年期を木彫り熊の職人で賑わう旭川市近文で過ごしました。熊彫りの名工として知られた父・竹夫のもと、12歳から熊彫りを始め、15歳には、一人前の職人として木彫り熊を店頭で彫り始めました。以来一貫して木彫制作に取り組み、1964年、30歳で北海道釧路市阿寒湖畔に民芸品店「熊の家」とアトリエを構えて独立。アイヌ民族の伝統的な彫りの技を受け継ぎながら、熊、狼、狐やシャチ、ラッコ、エビ・カニなど北に生きる動物たちや、先人たちの威厳あふれる肖像彫刻へと作域を広げ、独自の芸術世界を創造しました。

スケジュール

2024年6月29日(土)~2024年8月25日(日)

開館情報

入場料

一般 1200円、高校生 600円、中学生以下・障害者手帳提示者と付き添い1名 無料(ウポポイ入場料に含まれます。)※特別展など、観覧料が別途かかる場合があります。

展覧会URL

https://nam.go.jp/exhibition/floor2/special/fujito2024/

会場

国立アイヌ民族博物館

https://nam.go.jp/

住所

〒059-0902 北海道白老郡白老町若草町2-3-1

時間

9:00 ~ 18:00

7月20日~8月25日は9:00~20:00

休館日

月曜日

月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館

7月8日、7月9日、7月15日、8月12日、8月13日は開館

アクセス

JR室蘭本線白老駅北口より徒歩10分

電話番号

0144-82-3914

関連画像

 

https://www.tokyoartbeat.com/events/-/90th-Anniversary-The-World-of-Fujito-Takeki/25-E20-D6-D/2024-06-29


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東日本の「ヒト・モノ・情報」が大宮に集合!まるまるひがしにほん(東日本連携センター)で「二風谷アイヌ工芸品とびらとりの魅力」を開催します!

2024-06-22 | アイヌ民族関連

PR TIMES2024年6月21日(金)16時16分 

東日本の「ヒト・モノ・情報」が大宮に集合!大宮駅東口から徒歩1分のところにある、交流・発信・活性化を促す地方創生の場「まるまるひがしにほん(東日本連携センター)」で「二風谷アイヌ工芸品とびらとりの魅力」を開催します!6月25日(⽕)から6月30日(日)までの6日間限定イベントです。平取町は車で、札幌から1時間40分、新千歳空港からは1時間の場所にあります。アイヌの伝統が色濃く残る地域として知られ、今も沙流川流域のアイヌ文化が脈々と受け継がれています。今回のイベントでは、アイヌ工芸品や「ニシパの恋人」のブランド名で知られているびらとりトマト、びらとり和牛のハンバーグなど平取町の特産品を販売します。アイヌ工芸品作家による実演もあります。

[画像1: https://prtimes.jp/i/140218/23/resize/d140218-23-6b7468d98a7a3929dfdb-1.jpg ]

まるまるひがしにほん(東日本連携センター)とは 

「東日本の玄関口」であるさいたま市のメリットを活かし、東日本の「ヒト・モノ・情報」の交流・発信を促進し、さいたま市を含めた東日本の地域経済を活性化することで、東日本地域の地方創生に寄与することを目的として開設されました。開設以来、シティプロモーションの場として、さいたま市や東日本の魅力を広く発信するとともに、ビジネスマッチングの場として、東日本各地の事業者と市内事業者の取引拡大を支援しています。

まるまるひがしにほん(東日本連携センター)https://marumaru-higashinihon.jp/

[画像2: https://prtimes.jp/i/140218/23/resize/d140218-23-d8e72ad78fa0f53df456-0.jpg ]

イベント名称 

「二風谷アイヌ工芸品とびらとりの魅力」 

日時

令和6年6月25日(⽕)から6月30日(日) 11時から19時まで

※最終日の30日は18時に閉館します

場所 

まるまるひがしにほん1階(さいたま市大宮区大門町1-6-1) 

内容 

・アイヌ工芸品やびらとりトマト、びらとり和牛のハンバーグなど平取町特産品の販売等

・アイヌ工芸品作家による実演 

※開催内容については、予告なく変更となる場合があります。 

問い合わせ先

さいたま市経済政策課 

電話:048-829-1401 

さいたま市公式LINEでは、あなたに合った情報をスマホにお届けしています。 

登録はこちら(https://lin.ee/I7T0WXV)または以下の⼆次元コードから!

[画像3: https://prtimes.jp/i/140218/23/resize/d140218-23-e610afef6bce04ab82b2-2.png ]

https://news.biglobe.ne.jp/economy/0621/prt_240621_0683652709.html


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世界をリードするカナダの「先住民観光」、その取り組みから観光素材、認証制度、多様な旅行商品まで取材した

2024-06-22 | 先住民族関連

トレベルボイス 2024年06月21日

先住民観光は、旅行者に多様な文化に触れる機会を与え、先住民コミュニティに経済的自立や文化保護、持続可能な発展を提供する。世界的にも注目が高まるなか、カナダはそのリーダー的な存在感を増している。2024年5月に開催された旅行商談会「ランデブーカナダ(RVC)」で、カナダの先住民観光の多様なブロダクト、関係者が目指す観光のカタチを取材し、日本市場で提供する際に配慮すべき点を考えた。

写真:オーロラ・ボレアリス先住民村(C)Aurora Borealis Indigenous Village

2030年目標達成に向け「オリジナル・オリジナル」拡大へ

カナダでは公式行事のオープニングで「ランド・アクノレッジメント(土地の承認)」という先住民族の土地への謝意が述べられ、土地の長老(エルダー)が祈りやメッセージを伝えるしきたりをおこなう文化が広がっている。今回のRVCでも、レセプションでの挨拶から記者会見まで、さまざまな場面で「ランド・アクノレッジメント」を聞く機会があった。メッセージとともに実演された先住民によるチャント(詠唱)や演奏、踊りも、観光的な要素だけでなく、カナダの文化を披露する場で欠かせないものとなっている。

カナダ先住民観光協会(ITAC)は、2030年までに「カナダが先住民観光の世界的リーダーになる」という目標を掲げている。GDPへの貢献や雇用者数の水準をピーク時だった2019年に戻したうえで、2030年までにGDP貢献度60億カナダドル(約6862億円、2019年19億カナダドル・2185億円)、先住民雇用者数6万人(同3万9000人)、先住民観光業者数2700社(同1900社)とすることを目指す。 

この指標の達成のためには、ITACの会員の増加と観光プロダクトの成長が欠かせない。このため、ITACは2022年に運用開始した認証プログラム「オリジナル・オリジナル」の拡大を図る方針だ。

ITACコミュニケーション・マネージャーのライアン・ロジャー氏によると、同プログラムに認証されるためには、地元先住民の雇用、利益の還元、ストーリー共有の許可取得などが求められる。本物の先住民プロダクトであること、さらに国際的な品質を満たしているかなどが審査のポイントだ。基準を満たさない場合も、各種プログラムで取得をサポートし、資金調達の支援も行なうという。現在、すでに235事業者が認証されているが、特にこの1年間半で勢いを増した。

「オリジナル・オリジナル」を取得する事業者は、宿泊施設からツアー会社、博物館や自然遺産まで多岐にわたるが、その中でロジャー氏は3件の代表例を挙げた。

ひとつが先住民メイティの重要な施設であるアルバータ州エドモントン郊外のメイティ・クロッシング。放牧されるバイソンを間近で見たり、カヌーなどのアクティビティを通して先住民メイティの文化に親しめる。ふたつめは、ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー島西海岸トフィーノのアハウス・アドベンチャーズのツアー。アハウサット族が治癒に使う原生林の温泉、ホットスプリングケーブへと船で向かう途中に鯨や熊を見るチャンスがある。

そして、ケベック・シティ郊外のワンダケにあるヒューロン・ウェンダット族が運営するホテルミュゼ・プレミアズ・ネーションズ。博物館を併設し、伝統的住居のロングハウスでのストーリーテリング、レストランではミシュラン星獲得シェフが先住民の伝統を取り入れたメニューを提供する。

プロダクトは目的や時間に応じて多様化

カナダでは、先住民観光が勢いを増すにつれてプロダクトも多種多様となっている。自分で訪れることができる博物館から極北での滞在、ガイドツアーも都市部だけでなく森や公園で植物の使い方について聞くメディスンウォークも増えている。ウェルネスや食をテーマにしたものも登場している。

ケベック州北部のイヌイット居住地域ヌナビクで、氷の家イグルーに泊まったり、ヌナブト準州でイヌイットの長老に話を聞いたりという体験は、極限の地ならでは。また、伝統的な移動式住居 「ティーピー」に宿泊できるプログラムもあり、サスカチュワン州サスカトゥーン近郊のワヌスケウィンでは小グループで滞在も可能だ。アルバータ州北東のバーチマウンテンにあるオーロラ・ボレアリス先住民村は1年中オーロラが見られるエリアでティーピー滞在施設もある。また、サスカチュワン州で先住民シェフと6日間にわたって、各所で話を聞き、釣りや収穫を体験、料理を味わう「Field to Shield」は、食から先住民の暮らしを体感するツアーも注目されているプロダクトのひとつだ。

ティーピーに泊まってオーロラが見られるオーロラ・ボレアリス先住民村(C)Aurora Borealis Indigenous Village

ウェルネスの需要にも対応するのが、ニューブランズウィック州のラ・ベル・キャバンLa Belle Cabane。森の中にスパと宿泊施設があり、ここにストーリーテリングや食、メディスンウォーク、ワークショップ、カヌーや釣りなど近隣の事業者のプロダクトを組み合わせることができるという。アルバータ州エドモントンから西に車で1時間半ほどにあるザ・ウッズは森の中に薪で焚くホットタブとサウナがあり、ティーピーやキャビンの宿泊施設も備わるヒーリング施設となっている。

北米初のユネスコ世界ジオパークとなったニューファンドランド・ラブラドール州ストーンハンマーでも10億年前の地質遺産に先住民のストーリーがあったり、ブリティッシュ・コロンビア州が展開していく観光回廊の「Rainforest to Rockies」のように、単独のプロダクトでなく広域ルートやエリアのなかに先住民のストーリーを盛り込む例もある。

日本での商品化に向けて

州や各地域の観光局によると、先住民観光は、知的好奇心が高く、経済的に余裕があり文化的な経験を望む層と相性が良い。実際に、RVCにバイヤーとして参加していたベルギーの旅行会社スタッフは「コロナ禍を経て人々はより深い体験を求めるようになった」と文化体験を求める顧客に先住民プロダクトは合うと話した。日本市場向けには、メイティ・クロッシングに宿泊する教育旅行の企画や、一般ツアーの商品化が動き出している。

カナダの先住民観光のプログラムは、自然のなかで五感に訴えかける体験が豊富だ。ノースウエスト準州観光局の田中映子氏によると、先住民はオーロラの音を聞き、その情景から何かを読み解くスピリチュアルな力を持っているという。ティーピーでオーロラの出現を待つ時間に、先住民の話を聞いたり、伝統的な太鼓の音に癒される など付加価値体験とすることもできる。

一方で、メイティ・クロッシングCEOのホワニータ・マロワ氏は、カナダの先住民に先入観を持つ人、メイティのことを知らない人も多く「カナダの先住民に対する認識を変えるためにも、先住民のメイティと会話する機会を設けている」と話す。こういったコミュニケーションを重視し、日本からの訪問者に「対話」の時間を有意義にしてもらうためには、ガイドや通訳、あるいは事前に北米の歴史を知ってもらうなどの工夫も必要だろう。

カナダには600以上のファーストネーションコミュニティがあり、それぞれ文化は多様だが、土地への敬意と、長老に対する尊敬、口頭伝承はどの部族にも共通するものだ。メイティとしてアルバータ州でガイドツアーを行っているトーキング・ロック・ツアーズのキース・ディアキウ氏は、先住民の視点を知ることで歴史の全体像を学び、「共有する知識のうち、心に響いたことを少しでも共有してもらい、それが広がっていくことを願う」と話した。メイティ・クロッシングの先住民ナレッジ・キーパーはこう話していた。「私たちはみなひとつの人間であることに立ち戻らなければならない。私たちが耳にすることは好ましいことばかりではないかもしれないけれど、過去に起こったことから未来へと前進するためには、学び、理解する必要がある」。

文化の復興や伝承、コミュニティ維持のために、さらには和解のために先住民観光を推進するカナダ政府は、先住民観光への投資にも力を入れている。2022年には2000万ドルを投じて先住民観光の小規模事業者を支援する先住民族観光基金(ITF)も立ち上げ、すでに145プロジェクトが進行。2024年度予算ではITACに250万カナダドル(約2.8億円)を投じている。さらに、先住民観光の問題点として挙げられる、地方や遠隔地へのアクセス向上と人材確保も講じる方針だ。

※カナダドル/円換算は1カナダドル115円でトラベルボイス編集部が算出

取材・記事 平山喜代江

https://www.travelvoice.jp/20240621-155801


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小学校内に先住民の神話を描いたモザイク画 歴史や文化の教材に/台湾

2024-06-22 | 先住民族関連

中央フォーカス台湾 6/21(金) 19:05配信

台湾原住民(先住民)族ツォウ族の神話を表現したモザイク画を手掛けた芸術家の欧志成さん(左)=本人提供

(嘉義中央社)南部・嘉義県阿里山郷の達邦小学校でこのほど、台湾原住民(先住民)族ツォウ族の神話を表現したモザイク画像が完成した。キャンパス美化の他、同族の歴史や文化を教える教材にもなっているという。

同校の林進富校長によれば、同小は既存のカリキュラムにとらわれない「オルタナティブ教育」を実践するツォウ族の実験学校で、その一環として同族の歴史を教えているという。

モザイク画はその道28年の欧志成さんが林校長から聞いた神話に基づき、1カ月かけて制作した。洪水から身を守ろうと、同族の人々が台湾最高峰の玉山(標高3952メートル)に避難し、洪水が引くと、山から降りて各地で集落をつくる様子などを描いた。長さは4~5メートルに達する。

林校長は洪水の伝説を皮切りに、今後は利用可能な校内の建物を同族の要素で満たしたいとする意向を示した。

(蔡智明/編集:荘麗玲)

https://news.yahoo.co.jp/articles/633b155fb75ad213de64825252bbdda3b83bdb39


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【識者コラム】野生の道案内に驚嘆 森の中、先住民の知恵 山極寿一

2024-06-22 | 先住民族関連

新潟日報 2024/6/21 9:49(最終更新: 2024/6/21 10:06)

 かつてゴリラを追ってアフリカのジャングルを歩いていた頃、現地の狩猟採集民の人々の高いナビゲーション能力に驚かされたものだ。まだ人工衛星のネットワークを使って目標の位置や距離を測るGPSシステムがない時代である。しかも、ろくな地図もなく、磁石で方位が分かってもどこに行きつくか見当もつかない。

 当初、私は日本で山や森を踏破した経験から、迷ったら高台を目指せばいいし、木に登れば周囲を見渡して行き先の見...

残り1652文字(全文:1852文字)

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https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/426605


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ウェストジェット航空、成田/カルガリー線を通年運航に、アルバータ州は観光開発と先住民観光に投資を継続

2024-06-22 | 先住民族関連

トラべルボイス2024年06月21日

2023年5月1日に成田/カルガリー線に週3便で就航したカナダ航空大手ウエストジェットは、今夏デイリー運航に増便し、今冬も週3便で運航を継続する。通年運航を実現することで、カナダから日本への訪日需要に応えるとともに、日本からアルバータ州への日本人旅行者の増加も目指す。

同社の日本就航1周年を迎え、州の観光団体とともに来日したアルバータ州ジョセフ・スカウ観光スポーツ大臣は「ウエストジェットとともに、新しいマーケットを開拓していく」と話し、日本市場拡大に期待を示した。

スカウ大臣は、同州では今年2月に長期観光戦略を策定し、航空路線の拡張、観光インフラの拡充などを進めることで、2035年までに観光消費額250億カナダドル(約2.8兆円)を目指すことも明らかにした。

州政府は、約1年前に観光・スポーツ省を創設。その初代大臣となるスカウ大臣は「アルバータ州がどれだけ真剣に観光に注力しているかの表れ。世界に対して強いメッセージになる」と話し、同州政府の政策として観光に力を入れていく方針を強調した。

ウエストジェットのセールス&マーケティング担当VPアンドリュー・ギボンス氏は、日本での販売戦略について、「旅行会社との関係を引き続き重視していく」と発言。また、カルガリーからアルダー州内の主要都市や米国への乗り継ぎの利便性も強調した。

2024年12月2日(カルガリー発は12月1日)からは運航スケジュールは以下の通り。

  • WS81 成田18:35発/カルガリー11:36着/月・木・土(12月2日~3月8日)
  • WS81 成田18:35発/カルガリー12:36着/月・木・土(3月10日以降)
  • WS80 カルガリー14:00発/成田16:35(翌日)着/水・金・日(12月1日~3月7日)
  • WS80 カルガリー15:00発/成田16:35(翌日)着/水・金・日(3月9日以降)

カナダを代表する先住民観光の確立を

アルバータ州観光・スポーツ省次官兼アルバータ州観光公社CEOのデービッド・ゴールドスティーン氏は、同州の観光戦略について説明した。マーケティング、アクセス、プレイス(旅行体験の向上)の3つの柱でインバウンド観光客誘致を進めていく方針だ。

マーケティングではデジタルを活用した情報発信を強化。アクセスでは、国際路線拡大に向けて約3000万カナダドル(約34億円)を投資する。直近ではカルガリー/ソウル便の就航にもこぎつけた。

旅行体験の向上では、カナディアンロッキー、ジャスパーなど州内10地域を観光開発ゾーンに設定。有名観光地の周辺地域の観光資源を開発することで、シーズンを通じた集客に取り組んでいく。

同州では2021年~2024年にかけて、観光開発で6570万カナダドル(約76億円)を投資。なかでも先住民観光に注力しており、ゴールドスティーン氏は「アルバータ州は先住民観光に最も投資をしている州。カナダを代表する先住民観光を確立していく」と意欲を示した。また、州内で進むサステナビリティへの取り組みも観光コンテンツとして活用していく考えだ。

日本市場では、教育旅行など学生のセグメントを重要なターゲットとして認識。ゴールドスティーン氏は「学生は将来のリピーターになりうる」として、ウエストジェットともに市場開拓を進めていく考えを示した。

※カナダドル円換算は1カナダドル115円でトラベルボイス編集部が算出

https://www.travelvoice.jp/20240621-155815


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