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知里幸恵の生誕、ムックリで祝う 登別の記念館で演奏会

2024-06-09 | アイヌ民族関連

三浦高志 有料記事

北海道新聞2024年6月8日 19:07(6月8日 23:18更新)

ムックリを披露する(左から)早坂由似さん、ユカさん、駿さん

 【登別】登別出身のアイヌ文化伝承者、知里幸恵の誕生日(1903年6月8日)を記念したコンサートが8日、知里幸恵銀のしずく記念館(登別本町)で開かれた。旭川出身のアイヌ民族で工芸家の早坂ユカさん(54)=札幌在住=ら親子3人がムックリの演奏や歌を披露し、来場者を楽しませた。

 同館を運営するNPO法人知里森舎の主催。コンサートは、幸恵の生誕を祝い、功績を広める目的で毎年開いており、登別や白老など市内外から約60人が参加。早坂さんのほか、早坂さんの長男で白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)で歌や舞踊を披露する駿さん(34)と、長女の由似さん(31)が出演した。

 3人は、ムックリの音色を響かせ、伝統舞踊を踊った。駿さんは、殺された母親の敵を討つ少年を描写したユカラ(英雄叙事詩)を抑揚のある声で披露。最後は、早坂さん親子と来場者が手を取り合って踊る「輪踊り」で締めた。

・・・・・

※「ユカラ」の「ラ」は小さい字。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1022403/


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【復興臨時支局・新地町編】旧公民館、アート施設に 駒ケ嶺交流や学びの新拠点 故横山孝雄さんの原画収蔵

2024-06-09 | アイヌ民族関連

福島民報 2024年6月8日 

分館で横山さんの作品を眺める大須賀さん © 福島民報

 福島県新地町は東日本大震災の影響を受けた旧駒ケ嶺公民館を芸術作品を展示する分館として改修し、5月に開館した。現在、展示環境は未整備だが、町出身の元漫画家で赤塚不二夫さんのアシスタントなどとして活動した横山孝雄さん(故人)の原画や資料を貯蔵している。町は施設をアート関連事業に活用して、新たな交流を生み、学びを得る拠点として役割を見込む。

 旧公民館に隣接する体育館が震災の地震による影響を受けた。付近に再建し、旧公民館部分の活用策を模索していた。町内各施設で管理していた文化資料を集め、保管する場所として昨年度改修した。

 展示スペースは未整備だが、町にゆかりのある画家の作品を収蔵する。昨年、町に寄付された横山さんの原画や資料も眠る。横山さんは赤塚さんをはじめ、漫画界の巨匠が暮らしたアパート「トキワ荘」に通っており、親交があった数々の漫画家とのやりとりを記した手紙が残る。町によると、東北大が調査し、歴史的な価値などを調べているという。

 横山さんは「アイヌ神謡集(しんようしゅう)」で知られる知里幸恵さんのめいに当たる女性と結婚し、北海道に移住した。アイヌ民族や民話を題材にした漫画や本を制作しており、アイヌ関連の資料も多く残る。

 町は3村合併70周年の記念事業としてアート関連イベントを展開する。作品展示やモニターツアーで学生を招き、町を表現した作品を制作してもらう予定だ。分館を会場の一つとして芸術の発信、住民の交流拠点として活用を見込む。

 分館の管理人で町郷土史研究会の大須賀昇会長は「交流を楽しんでもらいながら、新地にこんな人がいたんだと誇りに思うきっかけになってほしい」と話す。分館の開館日程は不定。問い合わせは町教育総務課へ。

https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/復興臨時支局-新地町編-旧公民館-アート施設に-駒ケ嶺交流や学びの新拠点-故横山孝雄さんの原画収蔵/ar-BB1nQbsA?apiversion=v2&noservercache=1&domshim=1&renderwebcomponents=1&wcseo=1&batchservertelemetry=1&noservertelemetry=1


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はるかなり秘境駅 かつて天竜川に崩落、東京駅を模した大嵐の駅舎に「飯田線愛」を見た 帰ってきた令和阿房列車で行こう 第一列車

2024-06-09 | アイヌ民族関連

産経新聞 2024年6月8日 

「飯田線秘境駅オリジナル弁当」をつまみに銘酒「八咫烏(やたがらす)」に酔いしれていると、車掌さんが、「ただいま城西駅を通過し、まもなく飯田線名物・S字鉄橋を渡ります。ゆっくり渡りますので、運転台前は、混み合いますが譲り合ってごらんください」と名調子でアナウンス。

乗客たちは、整然と前後の運転台へ移動を始めたが、サンケイ2号君が「ここでも十分見られますよ」と言うので、杯を傾け続けた。まぁ、歩いていくのが面倒だっただけではあるが。

S字鉄橋とは、天竜川の支川・水窪川(みさくぼがわ)にかかる「第6水窪川橋梁(きょうりょう)」のことで、川の左岸を走っていた電車は、鉄橋で右岸に渡ると思いきや急カーブをきって元の左岸に戻ってくるという世にも不思議な鉄橋だ。それもこれも崩落などのため左岸にトンネルが掘れなかったためで、いかに飯田線、なかんずく旧三信鉄道の建設が、難工事の連続だったかをしのばせる。

やっぱり前で見れば良かった、とは思ったが、譲り合う自信がなかったので、これで良しとしよう。

三信鉄道は、未通だった三河川合駅と天竜峡駅間67キロに線路を敷き、三河と信濃を結ぼうと計画された鉄道で、昭和2年に会社が設立された。

しかし、同区間は天竜川が蛇行し、急峻(きゅうしゅん)な断崖絶壁が続く難所中の難所で、測量を請け負う業者すらなかったという。

「困り果てた三信鉄道は北海道や樺太で、鉄道工事の実績があるアイヌ人測量技師、川村カ子(ね)トを招いて窮地を脱したそうです」と、2号君は滔々(とうとう)と解説する。前夜に「伝う鉄路と物語 飯田線」(信濃毎日新聞社)などを読んでにわか勉強したそうで、川村は、激流逆巻く天竜川沿いに道なき道を進み、岩から岩へ飛び移るなど文字通り命がけで測量をしたんだとか。

測量が終わると現場監督に抜擢(ばってき)されるが、当時はアイヌ人に対する偏見が強く、人足たちに生き埋めにされかかったというから凄(すさ)まじい。今からたった90年ほど前の話である。

会社設立から10年、川村らの努力の甲斐(かい)あって昭和12年、豊橋から辰野まで鉄路が一本につながった。

午後0時10分、大嵐(おおぞれ)駅に着いた。

この駅は、昭和17年の豪雨で駅舎とプラットホームが天竜川に崩落した過去を持つほどの秘境駅ながら、東京駅を模した立派な駅舎が建っている。

聞けば、平成の御代に旧富山村(愛知県)が約4千万円をかけて建てたそうで、富山村民(今は豊根村民)の「飯田線愛」が詰まっている。

「秘境駅号」も敬意を表して16分停車する。駅前広場にはお茶やはちみつなど地元の特産品を売るテントが設けられ、大人気だったが、あっという間に停車時間が過ぎ、当方も2号君も何も買えなかった。

次はいよいよ秘境駅ランキング全国3位に輝く小和田駅だが、ちょうど時間となりました。続きは明日のこころだぁ!(乾正人)

https://www.msn.com/ja-jp/news/national/はるかなり秘境駅-かつて天竜川に崩落-東京駅を模した大嵐の駅舎に-飯田線愛-を見た-帰ってきた令和阿房列車で行こう-第一列車/ar-BB1nQfqB


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差別のない社会実現目指す 「ウアイヌコロ宣言」発表 アイヌ民族文化財団 白老

2024-06-09 | アイヌ民族関連

苫小牧民報2024/6/8配信

 白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)を運営するアイヌ民族文化財団(札幌市)は6日、差別のない共生社会の実現を目指す「ウアイヌコロ宣言」を発表した。財団として差別に反対する姿勢を毅然と示すことで、働く職員の心身を守り、安全で安心な就業環境の…

この続き:655文字

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https://www.tomamin.co.jp/article/news/area2/140710/


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無形民俗文化財、道内12件 「アイヌ民族」「松前藩」目立つ

2024-06-09 | アイヌ民族関連

民謡「江差追分」全国に支部

日本経済新聞2024年6月8日 1:49 [会員限定記事]

北海道の無形民俗文化財はアイヌ民族と、江戸時代の松前藩に関するものが目立つ。先住民族が伝えてきた伝統や、江戸時代に本州との交易で形成された民謡など北海道の歴史を伝えている。

道内の無形民俗文化財は12件。内訳は国指定が2件で、道指定が10件だ。都道府県別の指定件数は46位。国が重要無形民俗文化財に指定するアイヌ古式舞踊は、先祖や神々への敬意や感謝を示す儀式の場で踊られる。儀式舞踊の「剣の舞」「弓...

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https://www.nikkei.com/article/DGKKZO81248790X00C24A6L41000/


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