毎日新聞2024/7/4 地方版 有料記事660文字
松阪市出身の探検家で北海道の名付け親として知られる松浦武四郎(1818~88年)の業績を紹介する松浦武四郎記念館(松阪市小野江町)が3日、開館30周年を迎えた。記念して「武四郎まつり」のマスコットキャラクター「たけちゃん」が描かれたマンホールのふたが完成し、市立小野江小6年の児童や竹上真人市長らによる除幕式があった。
披露されたふたは直径60センチでアイヌの人々に受け継がれる文様と三重と北海道の地形、笑顔のたけちゃんがデザインされた。市によると、9日まで館内に展示後、同館と近くの歩道の2カ所に設置する予定だという。
記念館は1994年7月3日に開館した。老朽化により改修され、2022年のリニューアルを経て、累計で約28万人が訪れている。山本命館長は「武四郎が三重の偉人としてみなさんに知ってもらえるよう発信していきたい」と話した。
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【下村恵美】
〔三重版〕