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先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

樺太アイヌ民族殉難、思い紡ぐ 江別で墓前祭と講演会 強制移住の歴史「胸が痛くなる」

2024-06-18 | アイヌ民族関連

土門寛治 有料記事

北海道新聞2024年6月17日 22:04(6月17日 22:24更新)

江別市営墓地で行われた墓前祭で、伝統衣装を身にまといアイヌ式の供養を執り行う参加者

 【江別】明治時代に樺太(サハリン)から対雁(現江別市)に強制移住させられ、疫病などで多数の犠牲者が出た樺太アイヌ民族をしのぶ行事が15、16の両日、市内で相次いで行われた。江別市営墓地で墓前祭が営まれたほか、犠牲者の過去帳が残る真願寺では樺太アイヌ協会のメンバーが講演。先人の苦難に思いをはせた。

 1875年(明治8年)の樺太千島交換条約締結を受け、日本政府は樺太で暮らすアイヌ民族のうち841人を宗谷地方に移住させ、翌年、対雁に移した。その後、コレラや天然痘の流行で約350人が亡くなり、この地に埋葬された。

 墓前祭は15日、市営墓地にある「対雁の碑」の前で行われ、関係者約60人が出席した。僧侶の読経に続き、樺太アイヌ協会がアイヌ民族式の供養を行い、先祖に果物などをささげた。あいさつで同協会の田沢守会長は「樺太アイヌは本来の生活を奪われた。元の生活ができる環境を返してほしい」と訴えた。

 講演会(真願寺主催)は16日に行われ、・・・・・・

 ☆「ラタシケプ」の「シ」と「プ」は小さい字

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1026002/


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汁物など4品、アイヌ料理に挑戦 幕別で講座

2024-06-18 | アイヌ民族関連

安達杏奈 有料記事

北海道新聞2024年6月17日 20:28(6月17日 20:34更新)

アイヌ料理の作り方を教えるマクンベツアイヌ文化伝承保存会の広川和子さん(手前中央)

 【幕別】アイヌ民族の食文化を学ぶ講座「アイヌ料理を作ろう!食べよう!」(町教委主催)が町百年記念ホール調理実習室で開かれ、参加者は「チェプオハウ」(サケの汁物)などを味わった。

 国のアイヌ政策推進交付金を活用した事業で13日に開催。講師のマクンベツアイヌ文化伝承保存会の広川和子さん(65)がイナキビなどの食材を持ち込み、十勝管内から参加した12人と4品を作った。

 参加者は「コンブシト」・・・・・・

 ◆チェプオハウのプは小さい字

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1025926/


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名寄「ナイブチ給与地」実態に光 1960年代消滅のアイヌ民族集住地 北国博物館元館長・鈴木さん

2024-06-18 | アイヌ民族関連

星野真 有料記事

北海道新聞2024年6月17日 18:47(6月17日 19:39更新)

ナイブチ給与地を示す地図(網掛け部分)

 【名寄】1960年代まで天塩川西岸の内淵地区にあったアイヌ民族の集住地「ナイブチ給与地」の変遷について、市史編さんに携わる北国博物館の鈴木邦輝元館長(70)がリポートにまとめ、同博物館発行の「北国研究集録19号」に収めた。民族共生象徴空間「ウポポイ」(胆振管内白老町)などを通じてアイヌ文化への関心が高まる中、新たにより正確な範囲を示す図を発表するなど、資料を整理して概観を浮き彫りにした。

 給与地は、天塩川と名寄川の現在の合流点近くで、堤防と陸上自衛隊名寄駐屯地に挟まれた南北2.5キロ、東西2キロの範囲にあった。現在は駐屯地敷地や水田などの農地が広がる。洪水が多い場所で、小高い所には元々コタン(集落)があった。

 和人との同化政策を進めた北海道旧土人保護法(97年廃止)に基づき、明治後期から大正前期にかけてアイヌ民族の農業希望者が約5ヘクタール以内の土地を付与され、20年(大正9年)には、51戸170人を数えた。鈴木さんは「(当時の新聞など)地域史料からみてアイヌ独特の風習などは大正期の間にほぼなくなったと考えられる」とした。日々の暮らしに追われていたためとみる。

・・・・・・・

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1025843/


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<釧路>民族文化の担い手を育成 阿寒アイヌコンサルン理事長・広野洋さん(59)

2024-06-18 | アイヌ民族関連

聞き手・釧路報道部 小野田伝治郎 有料記事

北海道新聞2024年6月17日 10:47

担い手確保の課題などを語る広野洋さん(大島拓人撮影)

 アイヌ語表記やアイヌ文様を使った商品の監修などに取り組む一般社団法人阿寒アイヌコンサルンは、釧路市阿寒湖温泉でアイヌ文化の担い手を育成している。拠点となっているのは5月に開業した「阿寒アイヌクラフトセンター ハリキキ」。阿寒湖アイヌコタンのアイヌ民族が主体となり、工芸技術などを研修生に指導している。広野洋理事長(59)に担い手育成にかける思いや、阿寒湖アイヌコタンの現状などを聞いた。

 ――クラフトセンターの運営で意識していることは。

 「アイヌ文化を紹介するガイドをやりたいという人や阿寒湖アイヌコタンにある祖父の民芸店を継ぎたいという人など、さまざまな目標を持った研修生がいます。一人一人が地域に残れるよう、学んだことをどう仕事につなげるかを考えています」

 「担い手育成は手仕事の実習だけではなく、アイヌ文様やアイヌ語、歴史や経営知識などの座学も用意し、アイヌの文化や精神をアイヌ民族自身から学べる。アイヌ文化を知的財産として保護したり、アーティストをブランド化したりするコンサルンへの理解を広めたい」

 ――担い手の現状は。

・・・・・・

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1025642/


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<言葉の現在地2024>市井の営み、沖縄映す鏡 県民の半生を編んだ「沖縄の生活史」

2024-06-18 | ウチナー・沖縄

会員限定記事

北海道新聞2024年6月17日 10:42(6月17日 10:44更新)

「沖縄の生活史」みすず書房刊4950円

 その本は、ずしりと重い。上下2段組みで880ページ。5.5センチの厚みがある。昨年5月にみすず書房から出た「沖縄の生活史」。地元紙・沖縄タイムスの2022年の連載企画を1冊の本に仕上げた。100人の聞き手が聞いた100人の語り手の聞き書き集だ。県民の4人に1人が亡くなった沖縄戦とその後27年間続く米国による統治、日本復帰後も続く米軍基地と隣り合う暮らし…。そんな沖縄ならではの歴史を背景にしつつも、記録されたのは百人百様の生活のきめ細やかでみずみずしい言葉の数々だ。沖縄を訪れ、何人かに会いに行った。(編集委員 関口裕士)

■100人が語り100人が聞いた 

 1972年の復帰から50年に合わせた企画。一般公募に手を挙げた100人が両親や祖父母、親戚、友人、知人から話し手を選び、半生を聞き取った。聞き手が約1万字にまとめた原稿は22年5~12月、1人分を上下2回で連載した。現・政経部長の福元大輔記者(46)が企画し、岸政彦・京大教授(56)=社会学=と石原昌家・沖縄国際大名誉教授(83)=平和学=が監修した。

■それぞれの「復帰」

 名護市在住の比嘉(ひが)チハルさん(45)は父親に話を聞いた。テレビディレクターで普段は「物語のある人」を取材することが多い。口数が少なく趣味もなく、建築関係やタクシー運転手など仕事を転々とし、ただ家族のために働いてきたように見える父は「普通すぎて、語るものがないみたいに自分の中で決めつけていた」。でも、父の子ども時代の話などを聞いて「父の人生に、こんな豊かな物語があったんだと発見がありました」。

 掲載後、父は今の勤務先の警備会社の同僚から見たよと声をかけられたという。親戚は大量に新聞を買ってみんなに配った。「脚光を浴びるとかって、人生の中でそんなになかったと思う。うれしそうな父を見て、やって良かったなと思いました」

・・・・・・・

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1025625/


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元祖白老オハウ 白老 かふぇピラサレ 山海の幸をふんだんに

2024-06-18 | アイヌ民族関連

苫小牧民報 2024/6/17配信

野菜やサケが入った伝統の味

 白老地域に長年暮らしてきた先住民族アイヌのハポ(かあさん)たちが山海の幸をふんだんに使って作る伝統の味「オハウ」を白老アイヌ協会の職員らが守っている。
 職員も先住民族にルーツを持つ人たちで、調理担当のベテラン高橋民枝さん(75)=北吉原=によると、野本テツ子さん(88)=高砂町=の家庭の味を丁寧に学び、伝統の味を提供している。メニューの「元祖」の名は、それぞれの家庭で守ってきた家庭の味を提供しているために、その名を冠した。
 協会役員によると、オハウは具だくさんの汁物を意味し、白老地域の家庭では日高産昆布でだしを取った塩味。季節の魚や山菜などを入れてきた。ピラサレでは毎秋、白老港で水揚げしたサケをその日のうちに塩漬けし、冷凍しておいしさを保存する。ダイコン、ニンジン、ゴボウなどと煮て汁のうま味を加え、ジャガイモは煮くずれしない道産メークインを使用。かむとほっくりと甘みが広がる。
 オハウは単品(500円)で提供しているが、ランチの定番は「元祖白老オハウ定食」(800円)。限定5食で予約にも対応する。「民報見た」で6月末まで食事に伴うコーヒーを1杯無料。
 白老町本町1の1の1、町中央公民館1階。午前11時半~午後1時半。ラストオーダーは10分前。土~月曜と祝日定休。29の全席禁煙。同館駐車場、約40台分あり。携帯電話090(1384)0141。
https://www.tomamin.co.jp/article/news/ippin/141357/


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「マイノリティーは存在しない」から四半世紀たっても…国連の勧告を突っぱね続ける日本 「今こそ学び直して」

2024-06-18 | 先住民族関連

東京新聞2024年6月17日 12時00分

 昨夏に日本で調査を行った国連人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会の報告書が、18日の理事会に提出される。報告書は、先住民族や障害者など広くマイノリティーグループの人権について勧告している。そもそも、日本社会には「マイノリティー・ライツ」を受け止める基礎はあるのか。国際人権法研究者の上村英明氏と改めて考えてみた。(木原育子)

◆「法務省人権擁護局は人権機関の役割を果たしていない」

 報告書は女性や障害者、LGBTQなど属性ごとに現状を指摘。先住民族については、固有の権利「先住権」を求めて提訴した訴訟に触れ、「アイヌ民族は日本の先住民族だと認めているのに、アイヌの権利を制限し、サケの捕獲も許可された企業にだけ利益をもたらしている」と国の再検討を求めた。

 総括として「法務省人権擁護局は人権侵害の申し立てを調査することはできるが、国内人権機関の役割を果たしていない」とし、「国内人権機関の設立は重要な一歩だ」と踏み込んだ。

 今回の勧告は厳しい内容だが、日本はこれまでも国連のさまざまな人権機関から勧告を受け続けてきた。だが、政府は勧告を突っぱね、日本社会も事実上、その姿勢を容認。「勧告を受け止める土台が社会全体で成熟してこなかったのでは」と上村氏は指摘する。

◆権利回復は原則、「特権」ではない

 そもそもマイノリティーとは何か。広辞苑には「少数派。少数民族」とある。だが「今は数だけの問題でなく、人権が保障されるべき社会的被排除者と捉えた方がいい」と上村氏。

国際人権法研究者の上村英明氏

 マイノリティーの概念が生まれたきっかけの一つを探ると、第1次世界大戦にさかのぼる。ポーランド独立回復の際、英仏が介入してポーランド領にドイツ人が残ることになり、こうしたマイノリティーにマジョリティーと同じ権利を保障する、としたのが起源という。

 こうしてポーランド条約がひな型になり、少数民族条約が関係国と国際連盟との間で締結された。上村氏は「マイノリティーの権利は、マジョリティーと等しいという非差別の原則と、奪われた権利は回復されるという原則の2点が重要だ」と指摘する。

 昨今、国内ではネット上を中心に「在日特権」「アイヌ特権」など、マイノリティーを攻撃する憎悪の扇動が横行する。上村氏は「権利回復の原則からいえば、マイノリティーの権利保障に政府の『特別措置』は必要だ。その意味で『特権』ではないし、100年前の議論から後退しているともいえる」と危惧する。

 日本政府は当時、国際連盟の常任理事国として、少数民族の保護に深く関わり、欧州からの評価は高かった。だが第2次世界大戦後、マイノリティー・ライツや先住民族の権利が国連で進展する一方、日本はそれまでの見識と経験を捨て、マイノリティーの権利を否定してきた。

◆国際スタンダードに真摯に向き合う時期

 1980年に国連に提出した自由権規約の国内状況報告には「マイノリティーは存在しない」とまで言明。また、外務省はエスニックマイノリティーに「種族的少数民族」との公定訳を維持し、国際労働機関(ILO)駐日事務所も先住民族に「土民及び種族民」(107号)という日本語を充てている。

マイノリティー・ライツについて体系的な学び直しの必要性を訴える上村氏=東京都内で

 上村氏ら5人の研究者は、このような現状を変え、国際スタンダードに真摯(しんし)に向き合う時期だと捉え、先住民族を含むマイノリティー・ライツがどのように国際基準として確立され、必要とされたのかを著書「マイノリティ・ライツ」(現代人文社)にまとめ、出版した。

 上村氏は「マイノリティー・ライツを否定する個別の公人を批判することは重要だが、これを正当に議論する土台をつくることも求められている。国連の報告書を生かすためにも、マイノリティー・ライツを体系的に学び直す必要がある」と話した。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/334007?rct=national


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超レア! 白いバイソンの子が生まれる、米国先住民の伝説の動物「白いバイソンの子の誕生は、大きな変化の兆しという予言がある」

2024-06-18 | 先住民族関連

 

ナショナルジオグラフィック 2024.06.17

2024年6月、米国イエローストーン国立公園内のラマー・バレーで、白いバイソンの赤ちゃんが生まれた。白いバイソンは、米国先住民の文化においては聖なる動物で、「神の祝福であると同時に警告でもある」と考えられている。(Photograph by Erin Braaten, Dancing Aspens Photography)

 野生動物の誕生が大きな話題になることはあまりないが、米国ワイオミング州で撮影された白いアメリカバイソンの赤ちゃんが、人々の関心をさらっている。「数分違いで誕生の瞬間を逃してしまいました」。6月4日、写真家のエリン・ブラーテン氏はフェイスブックにこう投稿した後、イエローストーン国立公園で白いバイソンが誕生したニュースは瞬く間に世界に拡散した。

 キリン、バク、サルからピューマ、アナグマ、そしてカエルやヘビに至るまで、白、黄色、またはブロンドの個体は人々を魅了する。しかし今回誕生した白いバイソンは、米国先住民にとって特別な意味を持つ。(参考記事:「超レア! 「金髪」のシマウマが撮影される」

「白いバイソンが生まれると、大きな変化が訪れるという予言があります」。そう話すのは東ショショーニ族のメンバーで、野生のバイソンの復活を目指す団体「Wind River Tribal Buffalo Initiative」でエグゼクティブ・ディレクターを務めるジェイソン・バルデス氏だ。「東ショショーニ族の人々は、1世紀以上前から白いバイソンを追い求め、狩りをしてきたという伝説もあります」(参考記事:「【動画】クズリの貴重な食事風景、衝撃の謎行動も」

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/24/061700326/


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8月に幕別でアイヌ語講演 ゴールデンカムイ監修の中川裕さん

2024-06-18 | アイヌ民族関連

十勝毎日新聞2024/06/17 16:30

 【幕別】幕別町百年記念ホールで8月1日、マンガ「ゴールデンカムイ」のアイヌ語監修者で千葉大学名誉教授の中川裕さんが、アイヌ語の講演を行う。
 町教育委員会の主催。中川さんはアイヌ語と...

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https://kachimai.jp/article/index.php?no=611073


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