先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

大地の恵みに感謝 岩見沢でアイヌ料理実食会

2024-06-17 | アイヌ民族関連

斉藤千絵 有料記事

北海道新聞2024年6月16日 18:19

講師の多原良子さん(右から2人目)からシカ肉の切り方を教わる参加者

 【岩見沢】市内のアイヌ語教室「ミナパ」は16日、アイヌ料理の調理実食会を、市生涯学習センターいわなびで開いた。参加者30人はカボチャと豆類の「ラタシケプ(あえ物)」などを味わいながら、大地の恵みに感謝するアイヌ民族の精神に触れた。

 実食会は、同教室が昨年8月に始め、3回目。この日は、札幌のアイヌ女性団体「メノコモシモシ」の多原良子代表を講師に、野菜の汁物「キナオハウ」やユクカム(シカ肉)焼きなど6品を調理した。

 多原さんは、アイヌ民族がフキの茎は食用にする以外にも葉を重ねて簡易な皿にしたり、・・・・・・

※「ラタシケプ」の「シ」「プ」、「メノコモシモシ」の「シ」、「ユクカム」の「ク」「ム」はいずれも小さい字。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1025469/


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マライーニさん83年ぶり札幌へ 宮沢・レーン事件「なぜ裏切りになる」

2024-06-17 | アイヌ民族関連

山中龍之助 会員限定記事

北海道新聞2024年6月16日 17:44(6月16日 23:18更新)

講演するダーチャ・マライーニさん=16日、北大(小葉松隆撮影)

 太平洋戦争開戦当日の「宮沢・レーン事件」で、逮捕・投獄された北海道帝国大(現・北大)の学生だった宮沢弘幸さんらと交流のあったイタリア人作家ダーチャ・マライーニさん(87)が16日、札幌市北区の北大で講演した。事件以来83年ぶりに訪れた札幌で日本での生活や平和への思いを語った。

 宮沢さんの名誉回復に取り組む市民団体「宮沢・レーン事件を考える会」などの招きで来日が実現した。講演には約240人が参加した。

 講演でダーチャさんは、宮沢さんを「情愛の深い方。変化する社会を注意深く見つめていた」と語った。父で文化人類学者の故フォスコさんと宮沢さんは年齢が近く、スキーや登山を楽しんだ思い出を振り返った。

 ダーチャさんは、父のアイヌ文化研究のため1938年(昭和13年)、2歳の時に来札。宮沢さんや米国人英語教師のレーン夫妻と親交を深めた。

 事件については「・・・・・・

 

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1025457/


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話している言葉は、話したい言葉なのか? 言語めぐる葛藤を作品で表現 札幌のアーティストら東京で企画展

2024-06-17 | アイヌ民族関連

大沢祥子 会員限定記事

北海道新聞2024年6月16日 12:00(6月16日 17:30更新)

 日本に暮らしていても、日本語を使っていない人や、アイヌ語などのように他の言葉を使えたかもしれないのに日本語を話している人たち、共通語に違和感を覚える人たちがいる。東京都現代美術館で開催中のグループ展「翻訳できない わたしの言葉」は、国内外で活躍するアーティスト5人が言葉への切実な思いを現代美術作品へと昇華する試みだ。

 出品者の一人、旭川市出身で札幌市在住のマユンキキの第1言語は日本語。大人になってから、ルーツであるアイヌ語を学び始めた。ステレオタイプな「アイヌらしさ」ではなく、個人としての言葉や姿を大切に発信。音楽活動をメインにしていたが、2020年のシドニー・ビエンナーレでディレクターを務めたブルック・アンドリューの勧めを受けて現代アートの制作も始め、同展にも日本から唯一出品した。

 今回の展示は、言葉を巡る対話を収めた映像2本と、私室を再現して自分を作り上げてきた要素を表現する「自身のセーフスペースとしての部屋」の三つで構成される。

 映像作品の一つ、写真家の金サジとの対話では、第1言語になりえたかもしれない言語を学ぶ心境を「(アイヌに起きたことなどに)ものすごい意識がいくようになっちゃって。一つひとつ知るたびに苦しい」「自分の母語だったかもしれない言語を学ぶのは、他の言語に興味をもって学ぶのと違う」と言及。アート・トランスレーターの田村かのことは2人でのこれまでのコラボレート(共同制作)に触れた上で「誰もが自分の選択した言語で話せるようになるべき」と、自ら言語を選ぶ意義に触れる。

 「部屋」の入室前には「パスポート」へのサインが求められる。「私は日本でアイヌに対して何が起こったかを知っている」「文化や人種に優劣はないのを理解している」「自分の属性による特権が何かを理解している」など質問が7問。鑑賞者も傍観者ではいられない。

 私物を並べ、暗さも忠実に再現した「部屋」はぬいぐるみや本など、マユンキキの「思い入れのあるもの」が並ぶ。自身が展示品になり、来場者と言葉を交わす時もある。

 東京都現代美術館の八巻香澄学芸員はグループ展について「来場者の『自分ごと』にしたい。言葉を切り口に、みんなが自分のことを大事にすれば、属性にとらわれず、相手のことも大切にできるのでは」と話す。

 7月7日まで。ほか出品しているのはユニ・ホン・シャープ、南雲麻衣、新井英夫、金仁淑の4人。

■憤りや問題意識、作品にしなくてもいい社会に マユンキキ語る

 マユンキキに東京都現代美術館で開催中の企画展「翻訳できない わたしの言葉」に出品中の作品について話を聞いた。(文化部 大沢祥子)

 ――どのように作品をみてもらいたいか。

 「いろんな捉え方をしてもらいたい。今の日本に住んでいる、一人のアイヌとしての私が何を悩み何を考え何を大事にしているのか。個人的であるほど普遍性が出ることもあるので個人としての視点を大切にしている」

「自身のセーフスペースとしての部屋」で展示されているぬいぐるみとマユンキキ(池田宏撮影)

 アーティスト。1982年旭川市生まれ。2007年からアイヌの伝統歌を歌うボーカルグループ「マレウレウ」のメンバーとして活動。20年の第22回シドニー・ビエンナーレへの出品からアート作品を制作する。アイヌ民族に関する日本最古の私設博物館「川村カ子トアイヌ記念館」の館長で測量技師だったカ子トの孫にあたる。札幌市在住。

 ――作品への反響は・・・・・・・・・・・

 

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1024721/


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「信夫」の語源はアイヌ語? 信夫山公園開園150周年記念で文学講座 福島市

2024-06-17 | アイヌ民族関連

福島民報2024/06/16 16:00

 福島県福島市の信夫山公園開園150周年を記念した文学講座「文芸と音楽の森 信夫山」は12日、市内のアオウゼで開かれた。信夫山にまつわる文学作品や歌を紹介した。

 市内のフリーライター菅野俊之さん(福島民報出版文化賞専門委員)が講師を務めた。信夫山は福島盆地の平地の中心にあることから、「信夫」の語源がアイヌ語で広い平原を指す「シヌプ」との説があると話した。

 和歌に多く詠み込まれる名所、旧跡「歌枕」として、伊勢物語や新古今和歌集などに使われていると説明。映画「となりのトトロ」のテーマソング「さんぽ」は、児童文学作家・中川李枝子さんが少女時代に信夫山を訪れた思い出から作詞されたと紹介した。

 講座は信夫山の奥深い魅力を知ってもらおうとアオウゼが企画した。約50人が来場した。(県北版)

https://www.minpo.jp/news/moredetail/20240616117221


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アイヌ民族の先住権 置き去りのままにするな〈考ともに〉

2024-06-17 | アイヌ民族関連

信州毎日新聞 2024/06/16 09:30 有料会員記事

 アイヌ施策推進法が2019年に施行されて5年が過ぎた。アイヌの人々を先住民族と初めて明記した法律である。施行翌年には、文化の復興や継承、啓発の拠点として、国の施設「民族共生象徴空間」(愛称ウポポイ)が北海道白老町に開設された。

 また、自治体の事業に充てる国の交付金が新たに設けられ、これまでの交付…

(残り1497文字/全文1648文字)

https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2024061600063


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アイヌ伝統学ぶ新拠点、神々に祈り完成祝う 昨年から供用、有珠生活館

2024-06-17 | アイヌ民族関連

室蘭民報 2024/06/16 21:00

 アイヌ文化を伝える有珠生活館オタサムの完成を祝う「チセ...

https://www.muromin.jp/news.php?id=109109


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世界各地の先住民の声と抵抗 ベルゲンKODE美術館の特別展

2024-06-17 | 先住民族関連

鐙麻樹 北欧・国際比較文化ジャーナリスト|ノルウェー国際報道協会役員

6/16(日) 19:29

権力に縄をかけようとする先住民サーミ 写真:Dag Fosse/KODE

南米、北米、オセアニア、北欧の各地域を扱った7部の「先住民の物語」展がノルウェーの都市ベルゲンのKODEで開催中だ。

KODEでは「7の異なる地域の先住民」を大規模に同時紹介している点で、世界的に稀であり、欧州最大規模ではないかと言われている。また、先住民族らのアクティビズムもテーマ別の1部として特集している。

先住民を取り扱う展示はノルウェーでは珍しいものではないが、現在、首都オスロでも国立美術館が北欧の先住民サーミのアートを特集しており、「同時期に各地の美術館で」先住民が受けてきた抑圧に光を当てている。植民者でもあった自分たちがいかなることをしてきたのか、内省の意図が反映されている現象といえるだろう。

KODEの先住民展では、170人以上のアーティストによる約285点の作品が展示される。

作品は、現代アート、古代アート、視覚文化を通して、ヨーロッパの植民地化以前から現代までを映し出す。先住民族のメンバーであるか、先住民族出身のアーティストや研究者によってキュレーションされているという徹底ぶりだ。

カナダ

イヌイット、ファースト・ネーション、メティスのアーティストたちが、文化の存続可能性と万物のつながりについて証言。先住民族のケア、親族関係、養育という独特の原則を支える互恵性と尊敬の概念を探求している。

北欧

先住民サーミのアーティストが、手工芸品「デュオジ」や写真などで、サーミと自然との関係を表現。デュオジは、「何かを創造する行為」を表すだけでなく、世界観、精神性、知識をも含む言葉である。

オーストラリア

アボリジナル・アートの一環として点描画に焦点を当てている。1971年、小さなアボリジニの村パプンヤで、ある教師が生徒やコミュニティの人々に校舎に壁画を描くことを提案した。このプロジェクトに参加した人たちは、この活動を楽しみ、一緒に絵を描き続けるグループが生まれた。

ペルー

先住民族グループ以外の人々も、対立的な立場ではなく、補完的な立場から物語の違いを理解できるような態度の変化をもたらす必要があるとして、「逆さまの世界」を見るために、この部屋の作品は全て逆さまに展示されている。

マオリ/ニュージーランド

ニュージーランドのマオリ族を指す「アオテアロア」の現代アート、植民地時代の遺産と決別しようとする14人のアーティストの作品を紹介。現在、多くの先住民アーティストが、植民地化と文化的同化の両方を通して抑圧され、沈黙されてきた先住民のセクシュアリティとジェンダー・アイデンティティに対する過去と現在の抹殺に挑戦している。

ブラジル

「時間を超越したものこそが、人々が生きるすべての世界を支えている」。非ヨーロッパ中心的な起源ゆえに見過ごされ、劣ったものとして退けられてきた先住民の概念に焦点を当て、異なる文化がどのように時間を捉えているかを発見する旅に観客を誘う。

ブラジルのネプ・アルケプ『モンキー・ハンモック』は、産後の女性を描いた作品 写真:Dag Fosse/KODE

メキシコ

植民地時代からメキシコ革命(1910~17年)後まで、先住民の表現は、ギルドや美術学校に所属できない先住民出身のアーティストによってのみ例外的に制作されていた。展示作品によって、メキシコ人の自己表象の構築に疑問を投げかけ、主観的な語りによって、今日のメキシコの先住民の知識や文化に対する洞察を与える。

「histórias」には意味がある

この展覧会は、ラテンアメリカを代表する美術館のひとつであるブラジルのサンパウロ・アシス・シャトーブリアン美術館(MASP)と共同で企画された。

展覧会で強調されるポルトガル語「histórias」という言葉は、英語における「histories」の使われ方とは異なる用法を持つ。「histórias 」という言葉には、フィクションとノンフィクション写真の両方が含まれ、歴史的なものだけでなく、ミクロとマクロの両方のレベルで、公的・私的な性質の個人的な記録も含まれる。ノルウェー語でも、同様の二重の意味を持ち、過去の解釈と個人的な語りの両方を意味する。

執筆後記

世界各地の先住民を一か所で特集する展覧会は確かに珍しい。筆者もこれが理由で、KODE美術館をどうしても訪れたかった。高校生の時にオーストラリアに1年間留学していたときに、高校で「アボリジニアル・アート」は必須科目であり、その時の記憶が今も深く残っているからだ。まさか、ノルウェーでアボリジニーのアートを見る日がくるとは思ってもいなかった。

言葉や辿ってきた歴史が違っても、どの国にも、「抑圧」や「差別」といった構造があることを思い知らされる展だ。しかし、各地の先住民の社会的・政治的ムーブメントの作品を集めた「アクティビズム」展が同時開催されていることで、抑圧に逆らい、抵抗してきた・今も抵抗中の人々のエネルギーも感じる。日本で社会運動に関わる人が「アクティビズム展」をみると、世界中に同じように闘う者たちがいることを改めて感じるだろう。

先住民たちは言葉を奪われてきたからこそ、日常用品や芸術に自らのアイデンティティと誇りを隠して表現し続けてきた。口を押えられても、別の手段で抵抗しようとする意志は各地で共通であったことを、この展覧会で感じ取った。

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/d1ec54af010cd40dbdcbe6bfbadcb84aa2794811


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【News】フィリピン漁業水産資源局、漁民や先住民の子供たちへの奨学金を提供

2024-06-17 | 先住民族関連

ダバウオッチ 2024年6月16日

フィリピン漁業水産資源局ダバオ地方事務所(以下BFAR-Davao)は、漁民や先住民族の子供たちのための奨学金プログラムを提供している。 地域漁業奨学金プログラムの担当者であるレイサ・D・タラゾナ氏は、該当する学生に応募を促した。

「このプログラムは、漁業学士を追求したいと考えている優秀な学生の皆さんに経済的支援を提供します」と彼女は述べた。 この奨学金プログラムには、26の受け入れ枠があり、20は漁民の子供たちのため、3は漁業産業リーダー奨学金のため、そして3は先住文化コミュニティのためである。この事務所は2023年には募集がなかったため、今年は新しい奨学生を歓迎しているそうだ。

また、 奨学金は、漁業学士の学生の授業料、その他諸々の学費も含まれている。奨学生は、月々の奨学金として5,000ペソ、学期ごとの書籍手当として2,000ペソ、オン・ザ・ジョブ・トレーニング(OJT)支援として3,000ペソ、研究/論文/特別プログラム支援として7,000ペソ、卒業支援として1,500ペソを受け取ることが出来る。 さらに、優れた学業成績を収めた奨学生には、現金報奨が授与される。国家試験の上位合格者にも現金提供があり、トップ1には約50,000ペソ、トップ2から10には20,000ペソが贈られるという。

このように、ココナッツ農家の子供を対象とした奨学金といい、ダバオには地方の特徴に合わせた学生の支援制度が豊富にある。より多くの子供達が学びの機会を得られることを願う。

https://davawatch.com/articles/2024/06/16/82400.html


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Mrs. GREEN APPLE新曲MVが炎上!コロンブスに扮して植民地主義を礼賛 動画制作の背後に見え隠れする巨大企業

2024-06-17 | 先住民族関連

週刊実話Web2024年06月13日 14時06分

昨年末の日本レコード大賞に輝いたスリーピースバンド・Mrs. GREEN APPLEが、かつてないほどの非難を浴びている。問題となったのは、6月12日夜に公式YouTubeで公開された『コロンブス』のミュージックビデオだ。

楽曲は同日リリースの新曲で、コカ・コーラ社のキャンペーンソングというタイアップつき。曲名通り、史実におけるクリストファー・コロンブスとコーラを重ね、「炭酸の創造」「愛を飲み干したい」「渇いたココロに注がれる」といった歌詞が並ぶ。

メンバーはそれぞれコロンブス、ナポレオン、ベートーベンに扮し、発見した家でパーティーをする類人猿に、楽器演奏などの“文明”を説いていく。中には人力車を引かせるほか、敬礼させる描写もあるのだが、これが猛烈な批判を呼んでいるのだ。

本国で“ヴィラン”へと転回した元英雄

SNSや動画のコメント欄には、《コロニアニズムを知らんのか? 鎖国してる気? お前らやったことは差別なんだよ》《むしろなぜこれが複数の組織のチェックを通って世に出たのかを学びたくなるレベル》《周りの大人達止めなかったんだろうか》《事務所もレコード会社もこれ見てヤバいと思わなかったの? そもそも何でこの企画が通るの?》など、問題視する意見が大量に並んでいる。

これは、主にアメリカ国内において、近年のコロンブス評が“英雄”から“アメリカ植民地主義の始祖”とコペルニクス的な転回が起きていることに起因する。

「かつて英雄視されていたコロンブスだが、近年では侵略者や奴隷商人のイメージが強い。先住民を虐殺・略奪し、感染症を持ち込み、大量死を招いた負の面が悪い意味で注目され、全米で銅像の破壊運動も起きています。コロンブスがアメリカ大陸を発見した日として制定された祝日『コロンブスデー』も、近年では『先住民の日』とネイティブアメリカン側に寄り添った呼称に変更されつつある」(米駐在員)

ファンからは擁護も目立つが、こうした人物の名前を曲名にすることは、現代において厳しい状況になっているようだ。

偉人に “功罪”はつきものだが…

こうして、歴史的背景に不適切な演出が重なったことで、同楽曲は大炎上とも呼べるほどの騒動に発展。

《イエローモンキー呼ばわりされていた側が「教化」を映像化するキツさが特に…》《侵略貴族が猿化した住民に馬車を引かせてるよ? 有り得ない》《コロンブスは植民地開拓をして奴隷売買に手をつけ、無害な彼らを強制労働させてた》など批判は留まるところを知らず、Xでは「ミセス炎上」「コロンブス」などとトレンド入りも果たす不名誉な事態となった。

「今年から1万円札に描かれる渋沢栄一は近代日本経済の父と言われるが、生涯で何十人もの愛人や妾を囲った側面がある。同じく近代化に寄与したと言われる福沢諭吉だって、『脱亜論』はその後のアジア侵略・覇権主義の思想的礎になった面がある。このように、功罪というのはある種、仕方のない部分ではあるでしょう」(ジャーナリスト)

こうした見解もある一方で、「ミセス」が海外に与える影響を考えると、特段問題視せざるを得ない部分もあるのだ。

不適切MVに大手広告代理店の影

「アニメソングも手掛ける『ミセス』はクールジャパン事業で輸出され、海外ファンも多い。グローバルバンドとして、国際感覚に著しく欠ける今回の騒動は、特に憂慮すべきです」(サウンドクリエイター)

他方で、楽曲プロモーションやMVにおける企画・演出の全てがメンバーの発案であることは考えにくい。これほどまでに批判が殺到した発想はどこから来たのだろうか。

「陰謀論ではなくプレスリリースによる公式発表なのですが、今回のコカ・コーラのキャンペーンは、国内最大の広告代理店と、世界最大の広告代理店の日本支部が企画制作を務めています」(広告ジャーナリスト)

一部では、またぞろ「ポリコレ警察」「キャンセルカルチャー」と擁護も目立つが、この件はどのように着地するのだろうか。

https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12311-3117707/


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講演会「自然と共生 そしてこれからのアイヌ」 /京都

2024-06-17 | アイヌ民族関連

毎日新聞 2024/6/17 地方版 有料記事238文字

 23日(日)13時~15時半、下京区の東本願寺しんらん交流館大谷ホール。アイヌ文化伝承者の宇梶静江さん(91)がアイヌ民族の歴史と文化について話す。宇梶さんは北海道浦河町生まれ。・・・・・

参加費1000円。事前申し込み不要。問い合わせはアイヌ文化の会代表・山本宏之さん(075・771・9654)〔京都版〕

https://mainichi.jp/articles/20240617/ddl/k26/040/147000c


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