元!吹奏楽部顧問の日常 

顧問を離れて早数年。今やただの音楽&ラグビー大好き親父です。

2022 2月12日②

2022年02月12日 | 鑑賞
今度は音源の感想を。



フルニエ&グルダのLvB・Vcソナタ全集の2枚目。
ソナタの後にオペラの旋律を下敷きにした変奏曲が3曲。

改めてLvBが変奏曲の名手であったことを実感。
今まで聴いた事がなかったけれど、『ディアベッリ変奏曲』も聴いてみたくなった。



こちらは、約30年前の演奏。
買ったのも20年ほど前だとは思うが、なぜかほとんど聴いていなかった音源。
ちゃんと聴いたのはもしかして初めてかも。


非常にリズムのキレがある演奏。
特に打楽器が良かった。
オケと合唱の水準が高く、とても楽しめた。

当時はブロムシュテットとアメリカのオケという組み合わせが意外に感じられていたのだが、その成果がこういう形で確認できるとは思っていなかった。
確か『アルペン・シンフォニー』とか『ツァラトゥストラ』もこのコンビで持っていたはず。





こちらも後で聴き直してみるとするか。

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2022 2月12日①

2022年02月12日 | 映画
まずは映画の感想から。



私はオリジナル版が大好き。




正直リメイクは観なくても・・・、という気持ちもあったが、やはり新たに生み出された音楽を聴いてみたいという思いもあり、思い切って公開初日の初回上映を観に行った(^^)。

端的に言って、初めてこのミュージカルを観た人には傑作と言って差し支えない内容。
音楽もダンスも文字通りの一級品!

ただ、オリジナル版(以下旧版)を観てきた側からすると、微妙なところも少なくない。
リメイクと言うよりも、舞台版の再映画化と言った方が良いのかもしれない。


新旧比較で、新作に軍配を上げるのは"Mambo"。旧版よりも尺が長く、演奏がたっぷり聴けたのが良い。
一方旧作に及ばない、というかちょっと納得いかなかったのは"Cool"。これはもう場面設定そのものが違っていたのでしょうがないともいえるが、リフが殺された後に倉庫の暗闇の中でジェット団のメンバーが踊りまくるオリジナル版の方が遥かに魅力的だった。



好みで言えば、リフとマリアは旧版の方がよかった(^^;)。但し旧版マリア(ナタリー・ウッド)の歌は吹替えだったので、今回のレイチェル・ゼグラーの歌は本当に素晴らしかったと思う。純粋に顔の好みだけ(苦笑)。




圧倒的だったのは、アニータ役のアリアナ・デボーズ。こちらは旧版リタ・モレノに勝るとも劣らない魅力を画面に発散していた。





今回一番印象に残ったのは、リタ・モレノ(御年90歳!)が旧版にはいなかった役(トニーの保護者)として出演(兼製作総指揮)し、しかも終盤"Somewhere"を歌ったこと!
旧版ではトニーとマリアのデュエットだったので、ここが一番変わったところだろう。しかもこの歌が切々と、しみじみと心に響いてくる。
さすがはアカデミー、トニー、エミー、グラミーの四冠に輝く俳優!




今回一番成功したのは音楽だろう。
指揮はドゥダメル(!)、オケはNYP&LAP。厚みのある響きは最新の録音と相俟って明らかに旧版よりいい。
多分サントラ盤は買うと思うw。

脚本、構成、演出ともさすがスピルバーグの面目躍如と言える内容で、21世紀的視点が随所に盛り込まれていたのは新しい魅力だろう。
ただ、それでも旧版の魅力が衰える訳ではない。
新旧それぞれ楽しめればそれでよいのではないかな。

★★★★ということで。

PS1
勢いで、今朝も録画を鑑賞↓



シンプルに面白かった!
映画館で観ていたら、興奮しただろう。

早く第1作も観たい。


PS2
WSS新版のトニーは、アンセル・エルゴート。



どこかで観た顔だと思ったら、『ベイビードライバー』の主役だった。




多分これから沢山見ることになるだろう。

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