早くも金曜日。
娘が卒業式前に過ごす最後の週末がやってくる。
特に何をするわけでもないが、複雑な心持ち(苦笑)。
さて月曜日に書いてそのまま放置していた鑑賞音源の感想にやっと着手。
娘が卒業式前に過ごす最後の週末がやってくる。
特に何をするわけでもないが、複雑な心持ち(苦笑)。
さて月曜日に書いてそのまま放置していた鑑賞音源の感想にやっと着手。
ダンシング-ジャズ・フィーヴァー
エボニー・バンド
・ヴォルペ:組曲(Twentiesより)
・ブリアン:アメリカ組曲
・マルチヌー:ジャズ組曲
・シェイベル:2つのジャズオレッツ
・ミヨー:バレエ音楽『世界の創造』 Op.81
ROCの元首席Ob、ヴェルナー・ハーバースが主宰する少人数/高機能室内オケ。
演奏の切れが抜群に良いのはもちろんだが、プログラミングもとてもユニーク。
他にも数種類音源が出ているとのことで、興味津々(^^)。
黛敏郎:昭和天平楽 (1970)
(1) I.序 音取・唐楽 [14:49]
(2) II.破 乱声・笙音取・林邑楽 [12:39]
(3) III.急 序吹・高麗楽 [9:36]
指揮:伊左治直 伶楽舎
録音:2017年9月4日 サントリーホール ブルーローズ
サントリー芸術財団 サマーフェスティバル2017
「ザ・プロデューサーシリーズ 片山杜秀がひらく 日本再発見」
敬愛する片山氏が絡んでいたとのことで、速攻GET!
ちょうど武満の『秋庭歌』も聴いていたので、期せずして聴き比べとなった。
精妙で、優雅で、浮遊感漂う武満に対して、どっしりと地に足を付け、力強さが漲る黛。
戦後日本を代表する二人の音楽家の何と対照的なことか(驚)!?
音源の後半は約30分余りにわたって片山氏の語りが入っていたのだが、その中で、
「吉田秀和さんが、武満と黛を対比して、『武満は日本のドビュッシー、黛は日本のストラヴィンスキー』と語っていた」
と紹介していたが、正に言いえて妙。
片山氏自身も、自分の著作(『音源考現学』だったか、『音源博物誌』だったか?)の中で黛の交響詩『立山』を取り上げ、
「奈良的な黛に対して、平安的な武満」と二人の音楽を評していたことがあったのを覚えている。
個人的には武満の方が好みではあるが、黛にも少なからぬ興味関心があるのも確かで、『金閣寺』やら『舞楽』やら『饗宴』といった辺りの作品はすこぶる面白い。
何と言っても高校の時に吹奏楽コンクールの自由曲で『天地創造』を演奏したことが大きく影響しているのは確かだろう。
数年前に大井剛士&TKWOのコンビで『トーンプレロマス55』(ミュージカルソウの入っている作品)を聴いたのも覚えている。
これからも気になる二人ではあるのだろうな。