元!吹奏楽部顧問の日常 

顧問を離れて早数年。今やただの音楽&ラグビー大好き親父です。

7月23日

2021年07月23日 | 映画
今日は開会式?
誰もいないの??
やる意味あるの???

今のところ7人制ラグビー以外は積極的に観る気なし。
早く終わって欲しい。


さて昨日の感想を。



元トーキングヘッズのD.バーンと、ダンサーや楽器の演奏メンバーが共に歌い、演奏し、踊り、パフォーマンスを繰り広げる。明確なストーリーがないように見えて、中盤から明らかにポジティブな「変革への前進」というメッセージが伝わってくる仕掛け。


クライマックスは、ジャネイル・モネイの"Hell You Talmbout"。
強烈なリズムに乗せて、人種差別の被害者となったアフリカ系アメリカ人の名前を叫ぶ。

その中に「エメット・ティル」の名前があった。

1950年代、シカゴのアフリカ系少年が南部に遊びに行き、そこで地元の大人たちに暴行を受け殺害された。しかし裁判の結果容疑者達(全員白人)が無罪となった、「エメット・ティル事件」。
私はハルバースタムの『ザ・フィフティーズ』で読んでこの事件の事を知っていた。



アメリカの暗く悲しい歴史の一幕。

ジャネイル・モネイはアフリカ系アメリカ人のアーティスト。
彼女が歌う一種のプロテストソングを、白人のバーンが、多様な出自のバンドメンバーと共に歌い上げるシーンにはゾクゾクした。


約20曲が歌われたが、どの曲も終わり方がとても印象的。
構成、演出、照明、全て完璧。


メンバーの動きはマーチングバンドのドリルを連想させるもので、そこも面白かったな。極上のステージショー、そしてエンターテインメントと言ってよかろう。

既にDVDを買う気満々であるwww。

PS1 トーキングヘッズ&D.バーンの音源はそれぞれ持っているので、聴き直してみるとするか。





PS2 トーキングヘッズつながりで、往年の『ストップ・メイキング・センス』も観ようかな(^^)。



コメント
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