イサーン周遊を終え、Nさんのお見送りを受けて6月6日(月)昼12時20分、ノックエアーにてバンコクへ出発

帰りは青い機体でした。
さて一夜の安宿を求めてバンコク都内を徘徊中、何やら妙な立看板を発見。

何と書いてあるのか判らないが、選挙の立看板らしいと理解。黄色は現在のタイの与党である民主党の後ろ盾である民主市民連合、別名黄シャツ隊のシンボルカラーです。
従来の特権階級や資本家、中流層以上が支持する団体で、数年前にスワンナプーム空港を不法占拠して時の首相を退陣に追い込んだ団体とえいば思い出される方も多いでしょう。

どうも看板の雰囲気からして、敵対勢力が設置したものの様に思われます。

そして今の首相がこの人。アビシットさん。タイでは有名な華僑貴族の出身でオックスフォード卒。超エリートです。
一応黄シャツ隊の支持があり、というか無理やり担ぎ出され、どさくさ紛れに首相になったというのが正しい表現。最近では「やり方が生ぬるい」と突き上げられているらしく、本人も嫌気がさしてきたのか、看板に黄色は使ってません。

アビシットさんの対抗馬がこの女性、インラックさん。タイを追われ国外生活を続けるタクシン元首相の実妹。実業家であったがこの度の選挙に立候補。タクシン派の根幹をなすのは赤をシンボルカラーとする反独裁民主同盟。看板にはしっかり赤を使っております。
反独裁民主同盟は、空港を占拠しない代わりに街の中にバリケードを築きタイヤを燃やして騒乱を起こした団体です。
タクシン元首相は不正蓄財や違法献金を受けて私腹を肥やした一方、農村部にカネをばらまき手厚い保護を加え、公務員の綱紀粛正を徹底し、風俗を取り締まり、ゴールデントライアングルの麻薬組織を壊滅させたので貧困層からは絶大な支持を受けています。
タクシン派は「負ければ潔く結果に従う。とにかく選挙を」と言い続け、やっとの事でどさくさ紛れに樹立された現政権に対する民意を問う今回の選挙となったらしいです。
現在のタイでは中流以上の階層は人口の半数に満たないので選挙をすればタクシン派が勝利する可能性が高い。そうなると黄色一派は「騒乱を起こして政権を瓦解させる。何度でもやるぜよ。」と公言してはばからないのでタイはまたもや混乱する。Nさんによると、こういう反タクシン派に嫌気が差し、最近では富裕層の一部が離反しだしたそうです。
黄色と赤の間に隠れて目立ちませんが、なぜか選挙看板では一番目立っているかもしれないのがこの方。

チューウィットさん。在タイ日本人の好事家の間では「チューウィット兄貴」と親しまれている。元風俗王。

現在は風俗経営から撤退し、ホテル経営をやってます。

興味のある方はネットで検索して見て下さい。彼の破天荒ぶりについて沢山の情報が得られる事でしょう。

この看板なぞはもう目がいっちゃってます。しかしこう見えてもタイの名門国立大学、タマサート卒。タマサート大学は社会科学系が強い大学で敢えて日本の大学に例えれば、理工系の学部をつけて総合大学になった一橋大学といった所でしょうか。

目の前を選挙カーが走っていきました。タイの未来はどうなるのでしょうか。おっと、日本の未来の方がこのままではやばいかも。

帰りは青い機体でした。
さて一夜の安宿を求めてバンコク都内を徘徊中、何やら妙な立看板を発見。

何と書いてあるのか判らないが、選挙の立看板らしいと理解。黄色は現在のタイの与党である民主党の後ろ盾である民主市民連合、別名黄シャツ隊のシンボルカラーです。
従来の特権階級や資本家、中流層以上が支持する団体で、数年前にスワンナプーム空港を不法占拠して時の首相を退陣に追い込んだ団体とえいば思い出される方も多いでしょう。

どうも看板の雰囲気からして、敵対勢力が設置したものの様に思われます。

そして今の首相がこの人。アビシットさん。タイでは有名な華僑貴族の出身でオックスフォード卒。超エリートです。
一応黄シャツ隊の支持があり、というか無理やり担ぎ出され、どさくさ紛れに首相になったというのが正しい表現。最近では「やり方が生ぬるい」と突き上げられているらしく、本人も嫌気がさしてきたのか、看板に黄色は使ってません。

アビシットさんの対抗馬がこの女性、インラックさん。タイを追われ国外生活を続けるタクシン元首相の実妹。実業家であったがこの度の選挙に立候補。タクシン派の根幹をなすのは赤をシンボルカラーとする反独裁民主同盟。看板にはしっかり赤を使っております。
反独裁民主同盟は、空港を占拠しない代わりに街の中にバリケードを築きタイヤを燃やして騒乱を起こした団体です。
タクシン元首相は不正蓄財や違法献金を受けて私腹を肥やした一方、農村部にカネをばらまき手厚い保護を加え、公務員の綱紀粛正を徹底し、風俗を取り締まり、ゴールデントライアングルの麻薬組織を壊滅させたので貧困層からは絶大な支持を受けています。
タクシン派は「負ければ潔く結果に従う。とにかく選挙を」と言い続け、やっとの事でどさくさ紛れに樹立された現政権に対する民意を問う今回の選挙となったらしいです。
現在のタイでは中流以上の階層は人口の半数に満たないので選挙をすればタクシン派が勝利する可能性が高い。そうなると黄色一派は「騒乱を起こして政権を瓦解させる。何度でもやるぜよ。」と公言してはばからないのでタイはまたもや混乱する。Nさんによると、こういう反タクシン派に嫌気が差し、最近では富裕層の一部が離反しだしたそうです。
黄色と赤の間に隠れて目立ちませんが、なぜか選挙看板では一番目立っているかもしれないのがこの方。

チューウィットさん。在タイ日本人の好事家の間では「チューウィット兄貴」と親しまれている。元風俗王。

現在は風俗経営から撤退し、ホテル経営をやってます。

興味のある方はネットで検索して見て下さい。彼の破天荒ぶりについて沢山の情報が得られる事でしょう。

この看板なぞはもう目がいっちゃってます。しかしこう見えてもタイの名門国立大学、タマサート卒。タマサート大学は社会科学系が強い大学で敢えて日本の大学に例えれば、理工系の学部をつけて総合大学になった一橋大学といった所でしょうか。

目の前を選挙カーが走っていきました。タイの未来はどうなるのでしょうか。おっと、日本の未来の方がこのままではやばいかも。