撮りさるく

有名かとこっちゃ無名のとこっちゃ 写真ば撮ってさるくざい

イサーンの在所にてタイヤの内張りが作られていた

2011-06-13 22:39:39 | タイ王国
ワットプーロンの参拝を終え、おばちゃん二人をご自宅まで送り届ける。
先にBおばちゃんを送り届けた後、Aおばちゃん宅へ。


ちょっと寄って行けというがご自宅内へずかずか上がりこむのも失礼と存じ、お庭を拝見。これがイサーンの農家であります。


イサーンというのはタイの東北地方の呼称であります。古来より当地は洪水の被害激しく地味は痩せ、作物は育ちにくく、長いこと中央政府からはほったらかしにされ住民は皆貧しいとされてきました。


確かにどのお宅を拝見しても裕福そうには見えませんが


結構な田畑を保有し、若干余裕がある場合は牛(農耕用)なぞ飼育してらっしゃいます。


Aおばちゃんのお宅ではアヒルも飼っておられました。たまに売ったりするそうですが基本は自分たちで食べるために飼っておられるそうです。


ふと見ると何やら庭の一角にトタンでできた小屋のようなものがある。トタン小屋にはかまどがついていて、炭か燻製でも作っているのかと中を見せて頂くと


何だかスポンジのようなものを蒸しておりました。


ちなみに燃料は薪です。


そばを見ると同じものが干されている。


スポンジを製造するローラー。年代ものである。昔のテレビ漫画 ゲゲゲの鬼太郎 の妖怪「もうれいやっさん」を思い出した。

何を作っているのかお聞きしたら、身振り手振りでタイヤの内張りだと理解しました。帰ってNさんにお聞きするとこの辺りではゴムの木も栽培されていているとの事。現金収入の柱のようです。


陽が沈んできましたのでお礼を言っておいとま。


この地に住む大部分の方の暮らしぶりは、日本人の目から見ると貧しく見えますが、それは単に金銭的に裕福でないというだけで、食べるには困らないので、親切で心豊かな人が多い。
豊かな生活とは何なのか、考えさせられました。