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1嫌多弱?

2024-03-13 12:01:16 | 国際・政治
昨日の日本経済新聞朝刊の1面に妙な4文字熟語「1嫌多弱」を見て、最初訝ったものの直ぐに何を言いたいかピンと来た。連日に渡る自民党の政治資金問題報道で与党の支持率が低下したが、野党の支持率も一向に高まっていないことを言っていると。与党は嫌だけど、野党(の政策)は支持しない、という風に聞こえた。国民の判断は理にかなっているように思った。

「1嫌多弱」は適切だけど気分の良くない造語だと思った。私はこのところ毎日報じられる自民党の政治資金の問題に馬鹿な政治家だと呆れていた。だが、大震災復旧や経済問題にどう対応するか来年度予算が置き去りにされていると感じて苦々しく思っていた。

もしかしたら報道の仕方の問題かも知れないが、政治資金問題のみを追及する野党の姿を見て私はウンザリしていた。失礼だが昔歯切れよく自民党を追及した女性議員が突然戻って来てテレビ画面に映り始めた。分からない訳ではないが、時折報じられる経済事件等に比べて金額が少ない政治資金問題に不必要に時間を使ってほしくないと思わずにはいられなかった。

有権者が最優先で政治に取り組んで欲しいのは明らかに「経済」なのに、総てではないが立民等野党は有権者の求める政策を無視していると私には映っている。野党は与党を叩くことのみに集中して有権者の期待を裏切っていることにならないだろうか。立民が来年度予算を人質にとって与党を追及した時がっかりした有権者は多かったのではないだろうか。

もしかしたら野党の中にも違う考えを持った人達もいるのだろうが、マスコミがこの機会に与党追及を重点的に報じた結果の支持率だったかも知れない。日経の記事に政策の是非より「嫌いか好きか」というニュアンスが感じられたのもそのせいかも知れない。■

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