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天邪鬼が原爆の日に思う

2023-08-07 19:16:50 | ニュース
広島に原爆が投下されて78回目の夏になるという。広島に原爆投下時間に合わせて平和記念公園で「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」が開催され、世界各国から犠牲者を悼む人々が参加し平和への決意を新たにしたという。私も家内のアレンジで一度だけ子供達と行った事がある。

一方、世界ではウクライナ戦争を仕掛けたロシアは状況の悪化で核攻撃の脅しをかけ、北朝鮮は核実験を繰り返し、中国は世界最速で原子爆弾の製造を続けているのが現実だ。このような状況に的確に対応できてないと政治家に不満を述べる人々の声が何度も報じられた。

だが、昔から天邪鬼の私はこのような発言をする人達に「違うだろう」と思う心がある。原爆は戦争が引き起こした、戦争がなければ原爆投下はなかった。色々説はあるが日本が太平洋戦争を引き起こし、日本軍はアジア各国に進軍して自国軍を含め一桁違う数の人達を殺害した。

それを無視して、天邪鬼の私は被爆者だけ特別扱いする訳には行かない。寧ろ日本人が戦争を始めた責任を忘れて原爆ばかり取り上げるのは無責任な被害者根性だと思う。マスコミ等はその代表的な例だ。私が学生から若い頃は戦争の悲惨さを描いた大岡昌平や野間宏などの小説を熟読した。

これら著名な作家の小説を読んで、何故自分の親たちは戦争を止められなかったのかと思った。そして、当時偉そうなことを報じるマスコミが寧ろ戦争を煽ったのはどういうことか許せなかった。勿論、私は詳細を理解して判断してた訳ではなかった。

先ずは何故戦争が始めたか、何故政治家だけではなく国民やマスコミは戦争を止められなかったのか、今ではそんな議論が全く聞かれないように私は感じる。それなのに、被爆者の悲惨な経験ばかり聞かされると、何で日本人はこんなに無責任なんだろうと。

心配なのは被爆者の悲惨な体験ばかり聞かされ、原爆を一方的に非難する小学生や中学生たちの声ばかり聞こえて来ることだ。これはマスコミ等が選んだ大人の責任だと私は信じる。彼らが成人した時どうなるのか。この意見は私のひねくれた考えかも知れない。どうせ生きてないだろう。■

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