かぶれの世界(新)

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ぬか喜びの1400ドル

2021-05-20 18:38:09 | 日記・エッセイ・コラム
2週間前に投稿した「お金の値打ち」で、米国財務省から1400ドルの小切手が転送されてきたが、私に受給資格があるか分からないと書いた。その時見た大使館のHPはIRSに問い合わせよとあるだけだった。田舎で取引のある地銀に問い合わせるとドルの小切手は扱わないと予想通りの返事。

もう帰任後20年以上経ち英語でIRSとやり取りする自信がなく取引銀行に相談した。米国から帰任後外貨のやり取りはシティバンク経由で対応し、シティ撤退後は信託銀行を窓口に年金を受け取っている。筋違いの質問だと断って聞いたが、やはりはっきりした返事はなかった。

その時は、7月頃に帰京して小切手を現金化し家族パーティにでも使おうと思っていた。日本の10万円支給は家内にそのまま渡したが、今度は私だけに支給されたプレゼントなので家族全体で使おうと思った。ところが、その後に新聞報道等で私の都合の良いプランはぬか喜びに変わった。

今朝の日本経済新聞によると受給資格があるのは「一定収入以下の米国市民か米国に居住する外国人」であり、私は該当しないのは明確だった。今はどうか知らないが昔米国の空港で「non-resident alien」と表示があった列に並んだ人達だ。収入制限がある為に年金受給者から単純に支給額の少ない人を選んで小切手を発送した為に起こったチョンボのようだ。

さすがアメリカは私を見つけて届けてくれた等とぬか喜びしたのが悔しい。非該当者は米国IRSに返送せよというが、私は記念に取っておきたいと思う。というのも小切手には1年後に無効になると注意書きがあり、放置しておけば来年春には紙切れになるからだ。

上記の記事は1990年代前後に米国に居住し現在は日本に住む日本人約6万人が該当すると推測している。その頃は米国の社会保険料も支払った。なので現在米国の年金を貰っているが、2005年に日米協定で変更になった一時的なものだ。独居老人にはこんなことまで良い刺激になった。■

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