かぶれの世界(新)

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W杯ファンの熱き遠吠え(3)

2006-06-11 12:11:41 | スポーツ

いよいよW杯が始まった。今回は大会前の日程に余裕を持たせチャンピオンシリーズなどの疲れを癒す時間を十分取ったので、強豪国が順当に勝ち上がり充実した内容になるだろうと予想されている。今までのところ大きな番狂わせは起こっていない。

早朝目覚めてテレビをつけるとアルゼンチンとコートジボワールの後半が始まっていた。子供の頃教わった地図帳に象牙海岸とかアイボリー・コースというエキゾチックな名前が妙に気になったのを記憶している。実際は奴隷と象牙貿易の港であったアフリカの悲惨な歴史を残す名前だ。

まだ朝早いので一眠りするつもりだったが、ゲームの質の高さに引き込まれノーサイドまで見てしまった。後半の45分を見ただけだが、大会2日目までで最高の内容のゲームだったと思う。両チームの個人技・チーム力共にレベルは高くその攻防は見応えがあった。

終盤まで得点は2-0でアルゼンチンがリードしていたが内容は互角だった。アルゼンチンは好調で、手数をかけない巧妙なパスワークでコートジボワール(以下CD)の反撃を何とかかわしていた。身体能力が優れたCD以外のチームなら、この球回しに翻弄されていたのではないだろうか。

しかし、CDの疲れを知らない素早い詰めはアルゼンチンを追い込みミスを招き、シュートを打つ前にボールをカットされる場面がしばしばあった。CDのパス等プレー精度は高くないように見えるが、選手の足が速くとても届かないようなボールをしばしばセンターリングし攻撃に繋げていた。

CDはしつこく反撃を繰り返し終盤エースのドロクバが信じられないような強靭な身体バランスで1点を返し、最後まで勝負の行方は分からなかった。これだけのCDの攻撃を持ちこたえたアルゼンチンも並みの強さではない。

このグループには他にオランダ、セルビア・モンテネグロと言う強豪がおり、アルゼンチンが優位に立ったのは間違いないが何処が勝ち残るか予断を許さない。今大会全体の内容の充実を期待させるゲームであった。■

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