さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 エディンバラ その2

2016年07月22日 | 海外旅行
エディンバラの一番の見どころは、エディンバラ城です。カッスル・ロックと呼ばれる標高130mの岩山の上に建てられた古城です。7世紀以前に砦が築かれており、7世紀にサクソン人のエドウィンが初めて本格的な城を築きました。エディンバラという名前は、このエドウィンに由来するという説もあります。

エスプラナード広場から入場します。



入口には衛兵が立っています。



門の両脇には、イングランドと戦ったスコットランドの英雄ロバート・ブルース1世とウィリアム・ウォレスの像が飾られています。



向かって右がウォレス像。

ウィリアム・ウォレスは、映画「ブレイブ・ハート」の主人公としてお馴染みですね。1929年にロバート・ブルース1世没後600年を記念して飾られたもののようですが、二人ともエディンバラ城は訪れたことはないようです。また、スターリングの項で取り上げたように、ブルースは、亡きウォレスの遺志を継いでイングランドと戦ってスコットランド独立を果たしましたが、ウィリアム・ウォレスの方が人気が高いようです。



坂を登っていくと「落とし格子門」が現れます。メアリー女王のイングランドに亡命後の1573年の内乱で1年以上も籠城した際に、守りを固めるため築かれました。



「落とし格子門」を振り返ったところ。右見える急な階段は、70段あり、「ラング階段」と呼ばれています。中世では、この階段が頂上に続く主な登り口でした。



門をくぐった先はアーガイル砲台です。



砲台からは新市街地の眺めが広がっています。中央に立つのは、スコットモニュメント。谷間にはウェイバリー駅があり、手前の茶色の建物は、スコットランド国立美術館。



奥には、1746年頃に造られた荷車置き場で、奥には病院が見えています。



エディンバラ城の名物のひとつのワン・オクロック・ガン。

午後の1時ちょうどに空砲を撃ち、エディンバラの人々に時刻を知らせます。日曜日を除き、約150年にわたって毎日撃ちつづけられきました。エディンバラの港の船乗りたちに正確な時刻を知らせるために始まりました。



城の中心部へと上がっていきます。



捕虜収容所の脇を抜けていきました。



スコットランド国立戦争記念館が見えてきました。





スコットランド国立戦争記念館は、第一次大戦などの兵士の霊が祀られていますが、中世には教会で、1540年には兵器庫になっていました。



ロイヤル・パレス 。ロイヤルパレスやスコットランド国立戦争記念館があるクラウンスクエアは、日本の城でいうところの本丸で中心地になります。

15世紀後半から王はホリールード宮殿を住居としていましたが、1566年4月にスコットランド女王メアリーはこのロイヤル・パレスに居を移し、6月19日、後にスコットランド王ジェームス6世兼イングランド王ジェームス1世となるジェームス王子を出産しました。

スコットランド女王メアリーの生涯は、修正のライバルのエリザベス1世とからんで、興味が尽きません。

中央に立つデイヴィッズ・タワーは1376年に時のスコットランド王デイヴィッド2世の委任により建設されました。16世紀のスコットランド女王メアリーが貴族たちからの大規模な反乱を引き起こした際に銃撃と砲撃により、デイヴィッズ・タワーは一度崩壊してしまいますが、その後再建されました。

このロイヤルパレス内のクラウンルームには、オナーズ・オブ・スコットランド(王冠)と運命の石が展示されています。



エディンバラ城には多くの建物があり、全部を見きれないほどでした。
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