さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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この週末の山 荒沢峰より烏帽子山

2006年03月13日 | 登山
この週末は、日曜出勤がありましたが、土曜日に白山近くの荒沢峰から烏帽子山を登ってきました。

川内山塊前衛の白山から粟ヶ岳に至る稜線の途中にある宝蔵山近くから北西に分かれる枝尾根上に、荒沢峰(688.2m)と烏帽子山(820m)があります。白山と粟ヶ岳に登る登山者は数多いけど、その中間の宝蔵山と権ノ神岳となると、登山者もほとんどいないマイナーピークになります。さらにこの荒沢峰と烏帽子山となると、地図には名前は記載されておらず、新潟の山のバイブルともいえる藤島玄著「越後の山旅」に出てくる概念図に名前が記載されているのが出典ということになる超マイナーピークです。荒沢峰は、スノーシューで登るのに良く、展望も優れ、気に入っている山です。

今回は、所属する山の会で、宝蔵山での一泊山行が行われ、その偵察の情報をもとに、烏帽子山までの日帰りとして歩かせてもらいました。コースの詳細は、記録文を参考にしてもらうとして、雪解けは進んでおり、途中までは軽いヤブコギ、その後は堅雪のつぼ足。途中の急登もキックステップで気持ちよく通過できました。ピッケル・アイゼンは用意してありましたが、これは使わず仕舞いでした。下山は、別な尾根をスノーシューで駆け下りました。

冒頭の写真は、戸倉集落手前から見る、烏帽子山(左)と荒沢峰(右)


荒沢峰の山頂からは、白山が眼の前です。山頂の小屋も見分けられます。晴天に誘われて、白山は大勢の登山者で賑わったことでしょうけど、この荒沢峰は、我々のグループだけ。



右手の谷越しには、宝蔵山。



尾根の先には、烏帽子山



雪稜歩きは気持ちが良いけど、雪庇も崩壊しはじめ、油断がなりません。



急登を終えて烏帽子山に登り着けば、白山はさらに大きく



この先は、宝蔵山までなだらかな雪稜が続いていますが、今日は、ここまで。奥に見えているのは、粟ヶ岳



振り返れば、荒沢峰は、眼下に遠ざかっている。






下山は、スノーシューでの下りを楽しみました。雪山が続いていましたが、ようやくマンサクの花にも出会えました。春の目覚めで、のびをしているようです。



道無き山への、残雪歩きという扉も開きました。お楽しみは、これからだ。
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