おやじ特別便

ひまじんおやじの日常

リモコンを修理する

2017-09-16 17:23:13 | 日記

【今日の うまくいきました】

各御家庭にはTVのリモコンをはじめDVDとかエアコンとか扇風機とか、何台の(何個かな)リモコンがありますか?

近頃の電気製品はとにかくリモコンが付属していて「あれっ、どのリモコンだっけ」と分からなくなる事がありますなあ。

今日はそんな「あるあるネタ」の話ではなく「壊れたリモコンを修理する」と言うお話である。

リモコンがある日突然効かなくなるって事は体験済みだと思う。たいていは「電池切れ」の事が多いが、新品の電池に交換してもダメって時がある。

その場合どうするか?なに?本体ごと交換する?

そういったお金持ちの人はすぐに出て行ってください。ワシが相手をするのは大金持ちでない人々なのであるから。

ホームセンターへ行くと、案外その機種対応のリモコンが売ってたりするから、それを買ってくるのが得策だけども、汎用のリモコンでは細かな対応は無理である。

例えばTVだとスイッチのオン・オフ、音量の上下、チャンネル切り替えぐらいの最低限のことしか出来ないもんだ。

いちばん確実なのは電気屋さんへ行き同じ物を取り寄せる。まあこれが普通のやり方である。

そこでお立会い、リモコンをワシが修理するから見とけよ。

その1:リモコンの躯体はたいていの場合上蓋と下蓋がガッチリと組み合わさっている。どこを探しても(外観上は)ネジが無い。機種によっては電池を取り外した跡にネジが1本ある場合があるが見逃さないようにそのネジを外しておく。

その2:しっかりと組み合わさっている上蓋と下蓋の隙間に、細いマイナスドライバーを差し込んでひねる(ねじる)。ちっとやそっとでは外れないので結構な力で「壊れてもいいぞ」ほどのねじり力がいるのだ。

 開けたところ

 

その3:上蓋の下にゴム様のブヨブヨのカバーがある。これがスイッチだ。

このゴム様なシートをめくると

 こんなんなってます。

ゴム様のシートの引っ込んだところが、導通のある塗料みたいなもので(炭素かなあ)覆われている。

ほれ、黒いところだ。これが下に見える基盤(緑色の板)にプリントされている金色のところに押さえつけられると、電気が流れる仕組みになっとる。

この金色の個所それぞれが、櫛状に金属がプリントされているのだ。

つまり、右手と左手を広げて隙間を作って組み合わせる、感じである。

 

その4:たいていの場合この金色の金属に錆が出来て、またはゴムシート方の炭素が汚れて導通が悪くなっているのである。

だから、ここをきれいに清掃してやればいい。

 CRCを綿棒に含ませて拭いたりする。

この場合、それでは錆が落ちなかったので細かいサンドペーパー(#800)でゴシゴシした。

 

ゴムシート状のスイッチ上部分は同じくCRCで擦ってやる。

ゴムシートの表面は埃が堆積しているのでそのままでも一向に構わないが、ワシの事だ、ここも筆で埃を掃った。

その5:以上で修理は終わり

再び上下の蓋をかみ合わせる。

 

元通りにリモートコントロールが可能になった。

ただし、側面はドライバーでひねったので傷と言うか凸凹になっちまった。

見た目は悪くなったが1円もかからず直ったのでこれで良しとしよう。

傷は「滑り止め」という役割を果たすのである。負け惜しみだ。