大10同好会

普通の高齢者の生活と情報

奨めたい本(土井)

2008年09月29日 12時56分17秒 | Weblog
朝からの雨で庭の楠、南京櫨、桜等がしっとりと緑を濃くして紅葉を待っている感じです。(尤も楠は紅葉しませんが緑は深くキレイです)

暇だったので他の連中もそうだろうと思い電話をして、3人で喫茶店に集まり1時間半位話して帰ってきました。

今日29日付で日経新聞朝刊の北原謙三の「望郷の道」が完結しました。
天明屋 尚という画家の挿絵も素晴しく毎朝の楽しみでした。
快男児と快妻(私の造語?)の物語が九州弁の会話で快いテンポで進み、その面白さに何度も読み返した日が幾日もありました。
混迷の世に男も女もかくあるべしという指針と警鐘の意味合いも持たせているのではないかと思わせもします。
性描写に凝るものや、新人類と呼ばれる人の我々からすれば突飛な言動が人気を呼ぶものもありますが、やはり定評を得た実力作家の作品は読み応えがありました。
近いうちに必ず単行本として発刊されると思いますので、一読をお奨めします。