大10同好会

普通の高齢者の生活と情報

平和大国・日本(土井)

2008年11月29日 21時30分37秒 | Weblog
   それでもね日本に生まれ良かったわ(秀逸)
   路地裏にネコが寝転ぶ国がいい
   雨の日は傘値上げするせこい店
   ごみの日に隣も同じ発泡酒

以上は今日の毎日新聞「仲畑流万能川柳」の一部です。
毎日、18句のウィツトに富んだ句、成程と思わせる句、上手いと感心する句などが載り毎日新聞の一つの「ウリ」にもなっています。
掲4句からだけでも現在の日本の庶民生活のいじらしさと平和を享受出来る有り難味が伝わってきます。
かつて「生まれたらそこがアフガンだった人」という句を見たような気がします。
アフガンに限らず戦闘国や貧困国、独裁国に生まれ育っている人達に比べたら今の日本人は何倍も何十倍も幸せです。
しかしこの平和日本も与えられたもの、自然発生的なものでは決してありません。
我々の年代も含めて先人が一生懸命努力して築き上げてきたものです。
最近の風潮に平和と自由は生まれながらに備わっているものと勘違いして、やるべきことをせず、国民の義務を果たさず、他人のことを考えず、自分勝手なことを言ったりしたりする人が多くなってきていることが気になります。
戦後世代の増加に伴いこの傾向も増大しています。
個人のみならず、国としても国際的な責務が問われる時代です。
悪しき風潮にブレーキをかけ、平和日本を維持する為には、戦争は絶対に駄目ですが、自衛隊の国際貢献、延いては一定期間自衛隊入隊の義務化なども真剣に検討されるべきではないでしょうか。

マンガと読書(土井)

2008年11月27日 12時47分17秒 | Weblog
麻生首相のマンガ好きは有名ですが、我国自体も世界に冠たるマンガ大国です。
かつては大学生などが夢中になってマンガを読んでいるのを見て、いい年をして・・・と奇異に感じていましたが、今や大人がマンガを読むのは普通に近い光景となっています。
単に国内にマンガの読者が多いだけでなく、日本のマンガはアジアだけでなく、欧米でも大人気だそうです。
広島市にはマンガ専門の「市立まんが図書館」があり、某大学は「マンガ学科」を開設しました。

マンガを読むのも読書といえば読書でしょうが、一般にいう読書はやはり普通の本を読む意味合いが圧倒的です。
その読書について世界主要都市30ヵ国で、13歳以上を対象に行われたアンケートの結果、1週間当りの世界の読書平均時間は6.5時間だったそうです。
1日1時間と出た訳でまぁ妥当なところでしょう。
1位はインド(10.7時間)、2位タイ(9.4時間)、3位中国(8.0時間)と続いています。
アメリカは22位(5.7時間)、日本はブービーの29位(4.1時間)だったそうです。
主要先進国の中で10位以内に入ったのは半数以下です。
生活が裕福になり、科学の進歩によってTVやコンピューターの普及その他で、娯楽も多様化して必然的に読書の時間が失われたものと思われます。
どうしてもTVから得られる知識は皮相的になりがちで、しっかりした知識や思考力を養うには読書は欠かせない重要なものだと常に思っています。

元次官宅連続襲撃事件(土井)

2008年11月24日 11時33分45秒 | Weblog
2年先輩の南海・戸川一郎投手、1年後輩の阪神・遠井吾郎一塁手や甲子園の優勝や準優勝でかつては柳井高校も少しは名を知られていました。
しかし越境入学の制限や受験競争のますますの激化などで最近は野球部も県予選で姿を消し、高名を知る人も少なくなっていました。
それが思わぬ形で名前が出てビックリしました。
まぁたまたま容疑者が出た高校だったというだけで、他は何の関係も無いのですが・・・・・

今回の事件が報道された時、私は直感的にプロの仕業だと思いました。
だから捜査は難航すると思っていたのですが、意外な展開を見せています。
これまでの報道の経過から見ると小泉容疑者が実行犯であることは間違いないでしょう。
それにしても容疑者の言っているような単純な動機と行動が全てとは思われないフシは大いにあります。
単純すぎる動機と実行までの時間差、襲撃目標の特定と実行方法などに関しても勿論ですが、長年定職を持たず、一人で近隣との接触を断った生活をし、しかも家賃を払い続けることが出来ていたと言うことが闇社会との関りを強く意識させるからです。
また、指示した背後の力が一応の目的を果たして、これで一件落着を謀って、自首まで演出したと考えられないこともないのですが、皆さんの感想は如何でしょうか。

投句の結果(土井)

2008年11月21日 18時54分47秒 | Weblog
一昨日、昨日と厳しかった寒さが今日は少し緩んだと思ったら午後からは雨になり、降ったり止んだりしています。
あまり心配はしていなかった肺の断層写真による精密検査の結果は異常なしで安心しました。

前にも少し触れていますが、私の毎月の投句はインターネットの句会が「湯豆腐句会」と「伊吹嶺」で、句誌が「NHK俳句」で、始めて数年になります。
ネット句会の方はメールで送るだけですが応募数は250句前後と100余句とそれ程多くありません。
NHKの方は葉書投句で、国内だけにとどまらず、ブラジル、イギリス、カナダ、アメリカ、インド、台湾等々の各国からも毎月多くの応募があり、一人の選者に数万句集まるといわれていますが応募句数は公表されていません。(推定掲載率は1/200です)
選者も現在の日本の俳壇を代表する人達で、その選に入って掲載されればある水準と認められたことになるので、今年は少し力を入れました。
目標の10句には届きませんでしたが、これまででは最高の6句が選ばれました。
来年改めて10句に挑戦する積りです。

   木枯や若者は皆村を出て(2月号 宮坂静生選)

   庭先に小鳥水浴ぶ餅の臼(4月号 長谷川櫂選)

   かたくりや小枝を打つて芝刈つて(6月号 長谷川櫂選)

   甲板で手を振る彼のサングラス(10月号 安原葉選)

   何時か見む鷹の渡りを伊良湖にて(11月号 正木ゆう子選)

   父のことしきりに思ふ夜長かな(12月号 安原葉選)

定額給付金(土井)

2008年11月19日 19時04分23秒 | Weblog
今日は突然の冷え込みで急に冬が来た感じの寒い一日となりました。
掲題の件については真面目な意見からどうでもよい意見、またこれをネタに目立とうとする意見などが百出しています。

何事についても人の数だけ意見がある筈ですが、自分に関心のないことについては特別な感じや考えを持たないのもまた自然の成り行きのようです。
ところがお金の問題となると関心の無い人は殆ど無いのが実情です。
従って今回の給付金も国民的(?)話題となっています。
主旨や効果、給付の方法についても夫々の立場から色んな意見が出てきています。
誰が何と言おうと景気対策を名分とした麻生内閣の人気取り政策の要素の強いことは否定できません。
主旨はどうであれ、唯で万単位のお金が貰えるということは我々庶民にとっては嬉しく有り難いことです。
唯、財源は税金なのでいい加減なやり方でなくやって欲しいものです。
他人の金を他人の為に使うとき一番いい加減になるのは昔から変わらぬ真理ですが
関係する公務員の正義に期待するしかありません。
手間がかかって面倒だから一律支給というのも一理はありますが、それでは不必要な高額所得者にも莫大な税金が無駄に使われることにもなります。
経費がかかり過ぎるのも無駄使いになるので、何処かで提案のあったように、先ず一律支給して、次の納税時に一定額以上の高額所得者からはその分を上乗せして徴収するという案などは広く真剣に検討されたらいいと思うのですがどうでしょうか。

家元制度(土井)

2008年11月17日 14時13分44秒 | Weblog
昨日は詩吟の練成会でした。
初心者から級、段、修師、錬師、教師、範師、上範師、大範師、総範師と進み最後の宗家まで百余名が次々に吟を披露しました。

内部の私などでもプログラムの順で見ないと判らないので外部から見たら錬師とか教師とか言われてもどちらが上なのか見当がつかないと思います。
兎に角始めて一年半の私は一級で、十三番目でした。
後は聞いているだけでしたが、この肩書きは年数に基づくもので、必ずしも力量とは一致しませんが、やはり上級の資格者はそれだけの長があります。
また時間潰しが主な目的の私などと違って皆大真面目で熱心なのには恐れ入ります。

暴力団に何々組とか何々一家というのがあるように詩吟にも家元の下に○○本部というのが幾つかあって、上層部の人の最終目的は、その本部から独立して自分の本部を発足させ、その会員を増やして大きな本部とすることのようです。
私の属する本部は役170名で、その中に支部があり、支部の中に数人単位の吟詩会があって、今8名(男女各4)で4000円の月謝で週一の稽古をしている訳です。
もう少し詳しく言えば、本部会長の美人のお師匠さんは3回の出張指導で、後1回は会員の一人修師の人が代行し、第5水曜日があればその日はお休みです。

こういうお稽古事は勿論誘われて始める訳ですが、自分の意思で参加するのであって、それが伝統芸能を支える底辺ともなればそれなりの意義はあるといえるでしょう。
同じ会員組織でも人の弱みに付け込んで会員を増やす暴力団や一部の新興宗教などは困ったものです。

日常のことなど(土井)

2008年11月15日 12時20分05秒 | Weblog
週日の午前中はGゴルフに行くことを日課にしていて、その他では毎週水曜日午後の詩吟と月3回の句会が生活の日常となっています。
以上は出掛ける予定で、後は自分で勝手にすれば良い訳ですが、案外のんびりも出来ず追われるような毎日になっているのが不思議です。

今週の例では、月曜が五箇山吟行、火曜がゴルフの練習、水曜が詩吟、木曜がタマネギ植え付けなどの畑仕事、金曜が旧江商野球部仲間の懇親ゴルフ(8名参加)、今日土曜が娘夫婦と昼食の後地元劇団の記念公演見物、明日日曜が詩吟の日頃の練習の成果を発表する練成会です。

幸い薬とは無縁の生活ですが、今年の成人病検診で肺に異常が見つかり、先日CTの精密検査を受けました。
結果を聞くのが11・21です。
この歳になると何処かに異常が出てくるのは普通のことで別に驚くほどのことでもないのですが、やはり結果が判るまで、若干の不安は拭いきれません。
しかし毎年検診は受けているので、手遅れになっているようなことはないと思ってその点では深刻にならずに済んでいます。
保険と一緒で定期健診はその意味からも面倒がらずに毎年続けていた方が良いと思っています。

窓の外の南京櫨や桜の紅葉が色鮮やかで、散った葉も地面を一面の錦に染めています。

続・干柿作り(土井)

2008年11月12日 11時42分40秒 | Weblog
先回の干柿作りについて別のブログに記したら、結構反応があり、10のコメントが寄せられました。
その中で参考になったのは、最初に焼酎を塗ると黴の発生を防ぎ、夜取り込まなくていいという提言でした。
兎も角先回の分は出来上がって、一部は人にあげ、残りの一部はラップに包んで冷蔵庫に入れています。
先回は甘柿だったので出来上がりが早く10日位でやや固めになってしまったのと種が多いのが難点でしたが味は十分です。

今回の吟行の途中で買った柿の名前を聞き忘れたので、蜂屋柿と見当をつけて広辞苑を引いてみると「カキの一品種。渋柿。岐阜県美濃市蜂屋町の原産。果実は大きく、長楕円形で、頂部は鈍い屋根型にとがり、表面は暗橙黄色で、果肉は緻密、種子が少ない。水分が少なく干柿の最上種」とありました。
正しくこれでした。一袋20個入りと書いてあったのが、帰って開けたら22個入っていました。
旅の初日だったのとあまりにも重かったので一袋しか買わなかったのが残念です。
早速皮を剥いて、焼酎がないので、ウィスキーの封を切って皿にとり、指で一つ一つに丁寧に塗って干しました。
夜の低温にもさらし、素材もいいので最高のものが出来上がる筈です。

五箇山吟行(土井)

2008年11月10日 23時25分18秒 | Weblog
11月8日の鳳陽会コンペは瑞浪市のクラウンC.C.でこちらは既に美しい紅葉を見せていました。
今回は昼食時のビールの代わりにトマトジュースにして後半に備えた為か最近では珍しくスコアが4打も良くなりました。
秘かに狙った優勝はぺリアのハンデに恵まれませんでした。
優勝はグロスで3打も多かった先輩に行き、石井君が準優勝、彼にグロスで1打及ばずハンデが1少なかった私は4位に甘んじました。

今日は美人先生の句会仲間で越中五箇山に吟行して、先ほど帰り着き一風呂浴びたところです。
合掌集落といえば白川郷が有名で観光客も多く押しかけます。
それだけにやや観光地化も進んでしまっています。
我々の訪ねた世界遺産・国指定歴史史跡相倉合掌造り集落は白川郷の程近くですが、まだ昔の風情を残し吟行には遥かにこちらの方が適しています。
エステマに8人乗り合わせてゆっくり散策と見学、昼食、そして夕方いつもの句会場(坂祝町)の近くの飲食店まで帰り着いての句会と夕食の後散会しました。

   峡深き遊女の塚や菊の供花(くげ)

   紅葉山背に段畑や遊女塚

   合掌の集落包む紅葉山

   引き水で洗ふ大根(だいこ)の白さかな

   主説く旧家の由来底冷ゆる

   合掌家(がっしょう)の背戸の静寂(しじま)を雪蛍

忙しい時もある(土井)

2008年11月07日 22時10分33秒 | Weblog
今週は珍しくスケジュールが混んで、昨日今日と地元句会の一泊吟行に行って来ました。
参加者24名で、7月に全線開通したばかりの東海北陸自動車道を利用して小矢部砺波JTCから北陸自動車道に廻り米原JCT経由で6時過ぎに帰って来ました。
日本で2番目に長いという10710Mの飛騨トンネルは通過するのに約8分かかりました。

国宝・瑞龍寺、高岡大仏、万葉歴史館、雨晴(あまはらし)海岸、倶利伽羅山・不動寺、金沢の東茶屋町・武家屋敷を訪ね氷見灘浦温泉湯元・磯波風(イソップ)という民宿(といってもホテル並みの大規模なものでした)に泊まり、句会(3句提出)と懇親会がありました。
着いてすぐの句会だったので想を練る間も推敲の間もなく皆ぶっつけ本番の会となりました。
11月の定例句会は今回の吟行句を中心に改めて開催されます。
そんな訳で私もお座成りの句を提出して、実際は景色や風物、買物などを無邪気に楽しんでしまいました。
中でも城端(じょうはな)の道の駅で大きな渋柿を売っていたので、飛びついて買いました。
名前を聞くのを忘れたのが残念ですが、富士柿に似てるような違うような立派な柿で20個で800円と格安でした。
明日のコンペから帰ったら早速皮を剥いて吊し柿にする積もりです。

   渋柿の大きを買ひぬ道の駅

   出迎への落葉はらはら瑞龍寺

   小春日や黒き甍(いらか)の散居村