MrKのぼやき

煩悩を解脱した前期高齢者男のぼやき

カレイドスコープ

2007-09-10 23:48:50 | アート・文化

Photo_12 カレイドスコープって、

「枯れ井戸を見る装置」、じゃなくって、

「万華鏡」のことですよ。

Kaleidoscopeは、ギリシア語の美しい(Kalos)、

形(Eidos)、および見る(Scopio)に由来する。

たまたま、家にころがっていた万華鏡を

なにげなく覗いてみた。

色のついた液体ときらきらしたビーズが

中を流れるようになったガラス棒が

筒の先端に直角にはまっていて、

それらの動きで変わる絵柄を覗いて見るように

なってるちょっと特殊なタイプだ。

このタイプ、なんでも、

"Wand Kaleidoscope"って

言うらしい。

http://www.brewster.co.jp/cgi-bin/product.cgi

"Wand"の意味は「魔法の棒」とか。

なんとなく、おしゃれだ…

ま、狭い空間の中に稲光や小爆発が繰り返される

ような感動的な光景を拝むことができるってわけ。

「万華鏡」というと、

今やコロッケのものまねの顔でしか

その風貌を回想できない(失礼っ!)、あの、

岩崎宏美の歌が思い出される。

曲の途中に

あやしいうめき声が聞こえてくるとかで話題になった

あの歌だ。

当時、全く色気を感じさせなかった20歳の岩崎宏美が

例の調子でアゴを突き出してノー天気に歌う姿に気をとられ、

その歌詞を十分理解していなかったのだが、

今、あらためて振り返ると

実に意味深な歌詞だった…。

「ドアのすき間一部始終

あなたの巻き毛に

埋められたマニキュア

首を横に振ってもだめなの

ショーウィンドウ万華鏡のよう

私をみる私がいるのよ…」

意味不明だが、かなり怪しい雰囲気に包まれている。

ところで、万華鏡では二度と同じ絵柄は現れないと

言われる。

まさに、方丈記にある「行く川の流れは絶えずして

しかも元の水にあらず」を管見できる空間だ。

テロ特措法で窮地に追い込まれたあなた(誰だよ)、

職を賭するとのたまってしまったあなた(だから誰なの)、

万華鏡を覗いて一分間の悦楽に

興じてはいかが?(なんでだよっ!)

コメント
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