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kan-haruの日記

イベント(8) 明治大学 ホームカミングデー(その2)

2006年11月05日 | イベント
リバティタワー エントランスホール

ホームカミングデー午後の部
ホームカミングデー(明治大学キャンパス航空写真)午後の行事は盛り沢山で、公開講座では北野大理工学部教授の「お節介、やせ我慢、勿体ない~母の訓え」、熊崎勝彦法科大学院客員教授の「時代と特捜検察」やパネルディスカッション「我が青春~明治魂とオリンピック~」などがあり、アトラクションでは明大が誇るマンドリン倶楽部などの現役学生音楽団体7団体の演奏会に、一日体験学習会と明大スポーツ写真展などで終日楽しめました。

午前の開会式が終了して、リバティタワー前の広場に来て見ると、明大グッズの販売や物産展の模擬店が出ており、特設会場で神田囃子保存会(東京都無形文化財)による神田囃子で、“校友のための駿台祭”を賑やかに盛り上げておりました。
神田囃子が出てきたのは、化政期[1800年頃]に作曲された清元『神田祭』の中に、神田囃子の名が出て来るが、果して、この頃からであろうか定かではありません。
今日、伝承されている『江戸の囃子』は、『五人囃子』といって(大太鼓・締め太鼓× 2・笛〔篠笛〕・鉦)を以って一組としています。


リバティタワー内エントランスホールに入ると、2階通路階段上には「明治大学グリークラブ」が勢ぞろい して、男性合唱により祭りを盛り上げておりました。2階の陽だまり広場では、ドリンクコーナーが開いており、おつまみと缶ビール、日本酒やソフトドリンクが福引あたり券か購入して飲めました。陽だまり広場は初めてで、サービスにドリンク券を頂きましたが、昼時で食事をとるため「お食事マップ」を見て、時間があまりないのため明大通りと三省堂前の靖国通りに抜ける小道にある小さな食堂で軽い昼食をとりました。

現役学生音楽団体の演奏会
午後の催しを見るためリバティタワーに戻り、1Fのリバティホールを覗くと「明治大学ビッグ・サンズ・ソサエティ・オーケストラ」によるジャズの演奏をしており、立ち聴きしてから23Fの岸本辰雄記念ホールを覗くと「明治大学交響楽団」が演奏しておりましたので、少しずつ聴きかじりのハシゴをしました。
両楽団とも素晴らしい演奏をしており、普段は母校の音楽団体の演奏会を聴く機会がないので、午後の楽しみは創設が古く歴史のある現役学生音楽団体7団体の一同に会した演奏が聴ける合同発表会の「M-Naviコンサート」を聴くことにして、開会式を行なったアカデミーホールへと向かいました。日ごろの学生諸君の練習の成果を、存分に聴かせて貰いました。

・明治大学ハーモニカ・ソサエティ
明治大学ハーモニカ・ソサエティは、ハーモニカを主体としたビッグバンドで、吹奏楽とバンドを足して2で割ったような感じです。ポップス、ロック、フュージョン、 クラシックからジャズまでどんな曲でも演奏します。部員数は、全学年合わせて70人程です。
活動は、定期演奏会の他、年に一度春に四大学(早稲田、中央、立教)ジョイントコンサートも行います。
・明治大学グリークラブ
明治大学グリークラブは1949年に明治大学交響楽団合唱部が組織した、明治大学合唱団(混声)に由来します。当時学内に男声合唱団がなかったことや、部員の増加などにより男声部独立の気運が高まり、1958年秋、日本一の男声合唱団を目指して百人近い明大生が集まり「明治大学グリークラブ」が誕生しました。現在の部員は、一部・二部の文系学部生構成のおよそ40名です。
・明治大学ギターアンサンブルAmity
明治大学ギターアンサンブルAmityは、1964年の創部で合奏用のクラシックギターを用いて、バロック音楽、ポップスや映画音楽などを演奏します。部員数は、全学年合わせて60人を超えております。活動は、定期演奏会の他、毎年6月に五大学(青山学院、東洋、法政、早稲田)の関東学生ギター連盟定期演奏会を行います。
・明治大学マンドリン倶楽部
明治大学マンドリン倶楽部は、大正12年の春6人のマンドリン・ギター愛好家によって創設され、大正13年の第1回演奏会では予科1年生の古賀政男先生がセカンドマンドリンのしんがりでした。その後、主将になられた古賀先生は、明大マンドリン倶楽部独自のカラーを創造され、以来「何でも弾いてやろう」というフロンティア精神が底流となりました。定期演奏会において古賀政男先生作曲の「影を慕ひて」等を発表し、当時の暗い社会に大反響を呼び一躍明治大学マンドリン倶楽部の名は全国的なものとなりました。
レパートリーは、クラシック、童謡・民謡歌謡曲等の日本の音楽、やラテン・フュージョン・ロック等のあらゆるジャンルと幅を持ち、常に新しい音楽を取り入れようと挑戦しています。

50年前に記念館で古賀政男先生が演奏に加わって聴いた、明治大学マンドリン倶楽部のマンドリンとギターが奏でる「影を慕ひて」は、素晴らしいの一語で今でもその感銘は深く残っております。その演奏会の時にも、童謡歌手の古賀さと子が明治大学マンドリン倶楽部の伴奏で「ねこふんじゃった」の独唱を聴いて、常に新しいジャンルに挑戦するという試みに新鮮さを感じました。そのイメージが今日まで続いており、マンドリン倶楽部の演奏を大変楽しみにしておりました。


しかし、半世紀を経過して聴いたリバティタワーでの演奏は、常に新しいジャンルに挑戦するという試みは感じられましたが、抱いていたイメージとは大きく変わっておりました。今回の演奏でも、いろいろな曲の演奏能力の高さは素晴らしいものでしたが、何故か打楽器の効果音が大きく目立ち、本来のマンドリンが織り成して醸し出す美しい音色がうずもれており、昔受けた感銘とはかけ離れた印象でこれも時代の相違かなと感じました。
ただ、先輩に聞かせるために理工学部生の指揮者のサービス精神は旺盛で、観客席まで入っての指揮振りには拍手です。

マンドリン倶楽部の演奏は、リバティタワーの他にリバティホールでも、中村美津子が古賀メロディを歌う新しいジャンル挑戦の演奏があるので、聴きに行きましたが超満員で音楽を聴く雰囲気でないため、再び「M-Naviコンサート」を聴くため戻りました。
・明治大学ビッグ・サンズ・ソサエティ・オーケストラ
明治大学ビッグ・サンズ・ソサエティ・オーケストラは、明治大学軽音楽クラブ内のジャズ・ビッグバンドとして1961年に活動を開始し、1989年にクラブから独立しました。現在の部員は、約50名で、活動は、年度のリサイタルの他、毎年8月に行われる山野楽器主催のYAMANO BIG BAND JAZZ CONTESTに参加しております。
・KLAVIER
KLAVIERは、1989年に創設の明治大学ピアノサークルで、クラシックを中心に、ポップス、ジャズや他楽器とのアンサンブルも取り入れております。現在の会員は、約50名で、活動は、毎年の定期演奏会と東京六大学ピアノ連盟の演奏活動を行っております。
ホームカミングデーへは、今回が初参加です。
・明治大学交響楽団
明治大学交響楽団は、新交響楽団(現NHK交響楽団)創立メンバーの一人である尾原勝吉によって創設され83年を迎えました。1923年の第1回以来、毎年1回の定期演奏会の他、入学・卒業式の式典演奏などの多彩な活動を行っております。現在の団員は、150名を越すオーケストラサークルです。

半世紀ぶりの学びやへのホームカミング
ホームカミングデーで半世紀ぶりにわが学びやへ招待して貰い、現在のキャンパスや施設に触れさせて頂き、さらに多数の教授や理事長などにお目にかかれ、現役学生の活動を目の当たりにして、遥か昔の学生時代を想い出しました。
午後の行事が全て終了し、アカデミーホールを降りるエスカレータから夕日に輝くニコライ堂が見えて、50年前の工学部への通学は、御茶ノ水駅の聖橋口から右にニコライ堂を見て、本郷通りを靖国通り交差点に出るちょっと手前の進行左側に校舎がありましたので(「風景・風物詩(A1) 東京百景 山の上ホテルとその周辺(その2)」参照)、とても懐かしく思いました。
節目の年に、ホームカミングデーにご招待頂き感謝しております。

毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております。(10月分掲載Indexへ)
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