同級生旧友との旅
年に何度か宿泊旅行を行っており、今年も親類との夏の阿蘇・由布院旅行(ブログ未完)、兄弟との土湯温泉・二本松菊人形一泊旅行(「旅ものがたり(2) 土湯温泉、二本松菊人形の一泊旅行(その1~3)」参照)、おわら風の盆・上高地の家族旅行(「旅ものがたり おわら風の盆と上高地(その1~3)」参照)と、大学同窓生の旧友夫妻との温泉旅行などが通年の旅行のパターンとなっております。
旧友夫妻達との旅行は、毎年11月に行っており、今年は11月20日の草津温泉の一泊旅行でした。
旧友との縁は、50年前の1956年(昭和31年)に、明治大学工学部を卒業(「イベント(8) 明治大学 ホームカミングデー(その1、2)」参照)した同級生であり、たまたま大学の実験室の授業で同一班に編成の6人組が親しくなり、卒業後もスキーや登山、旅行などに出かけていた仲間達なのです。その後、徐々に会社の仕事も忙しくなるに連れ、一時疎遠となりましたが、やがて定年年代迎えて呑み会を再開して懐旧談に花を咲かせました。
ところが、今から7,8年ほど前に、仲が良かったAさんが突然に逝去されて学友一同悲しみにくれ、寂しさが募りました。これを契機にして、誰言うともなく一年に一度旅行をしようではないかの発言で11月の旅行が開始され、二年目から夫妻の参加となり、現在ではAさんの奥さんも参加して、和気あいあいの楽しい旅行が年中行事となっています。
草津温泉へ
当日は天気が良く草津温泉には、上野駅10時発の草津3号の特急に6名が乗り込み、途中の大宮駅からMYさん夫妻が合流して8名でスタートして、ビール・酒、弁当などを食しながらのお互い遠慮のない打解けた旅の始まりです。
お腹ができたころ、草津駅に到着し下車しましたが、ウイークデーなのにかなりの混雑で、草津温泉行きの臨時バスがでましたが満員で、次のバスまで1時間ほど何もない駅前で待たされました。
待望の今宵の温泉宿は、創業80年の老舗“つたや旅館”の触れ込みで、バス停近くまで番頭さんが迎えにきてくれたのですが、玄関に着くと期待とは異なる感じを持ちましたが、お湯が良ければと部屋に通りました。
湯畑散策
大分以前に、湯畑の傍を観光バスで通過したことはあるのですが、草津温泉での宿泊は今回が初めてなので物見遊山は楽しいものです。
湯畑(湯畑散策地図参照)へは、つたや旅館の前の道を四つ角まで直進し左折し、草津温泉土産の本家ちちや饅頭店の前を通過して、右折して坂道を下ると湯畑の前です。
左手に草津山光泉寺が見えますが、このお寺は奈良時代の名僧・行基が721年に開山し、現在のお寺は奈良県長谷寺の末寺として明治22年に建立されたそうです。。
草津のシンボルの「湯畑」は、毎分4400リットルの湯が湧出する町の一番の源泉です。湯畑を源泉として引いている温泉は多数あり、共同浴場の内10ヶ所も湯畑から引いています。
源泉には、徳川吉宗縁の『お汲上げの湯』が今も残っており、湯の花を沈殿させて採るための木の桶が並ぶ風景は、まさに草津だけの風景です。硫黄の匂いが立ち込める豊富なお湯の流れ落ちる様子は、圧巻です。
湯畑の脇にある足湯専門の温泉には、みんなで裾を捲り上げて、足をお湯に浸しながら時間を過ごせば、隣の人とでもつい話に花が咲いてしまいます。
湯もみ見物
湯畑の縁の熱の湯で、観光用に湯もみのショーを行っておりましたので覗いてみました。
草津温泉の源泉は大変高温で、おおむね50度から90度くらいと言われており、このままでは入浴することはできません。水でうめればよいですが、せっかくの成分までもが薄まってしまいますので、昔から行われていた「湯もみ」によって成分を薄めずに温度を下げるということを行っているのです。
湯船の両脇に数人ずつ立って「湯もみ」の実演と踊りを見せ、観光客の方も「湯もみ」の参加できます。
湯畑の周囲一周の散策を終え、元来た道を旅館へと戻りましたが、来るときは感じませんでしたが、疲れも出てきたのか返りの登りの坂道はきつく感じました。
温泉入浴
散策を終えて疲れを取るため、楽しみにしていた有馬・下呂とともに日本三大名湯と云われる温泉に入りました。
草津の温泉の泉質は、PH2.05の酸性の温泉であり、一円硬貨などは約一週間で消滅してしまうと言うほどの強さだそうです。
温泉の効能は、草津町温泉資料によると、特に源泉は「慢性皮膚病」に良く効くと言われています。対応症には、神経痛、筋肉痛、関節痛、病後回復、疲労回復、健康増進、動脈硬化症、切り傷など20あまりが列挙してありました。
温泉は、24時間入り放題の掛け流しで、やや色の付いた滑らかな肌触りの湯で、とても温まり疲労が取れた感じがしました。
入浴は、食前・食後と朝起きてから入る定着のパターンで温泉に浸かりました。
毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております。(11月分掲載Index前へ、Index後へ)
<前回 旅ものがたり(2) 土湯温泉、二本松菊人形の一泊旅行(その3) へ
次回 旅ものがたり(3) 同窓旧友たちの旅 草津温泉(その2) へ>
年に何度か宿泊旅行を行っており、今年も親類との夏の阿蘇・由布院旅行(ブログ未完)、兄弟との土湯温泉・二本松菊人形一泊旅行(「旅ものがたり(2) 土湯温泉、二本松菊人形の一泊旅行(その1~3)」参照)、おわら風の盆・上高地の家族旅行(「旅ものがたり おわら風の盆と上高地(その1~3)」参照)と、大学同窓生の旧友夫妻との温泉旅行などが通年の旅行のパターンとなっております。
旧友夫妻達との旅行は、毎年11月に行っており、今年は11月20日の草津温泉の一泊旅行でした。
旧友との縁は、50年前の1956年(昭和31年)に、明治大学工学部を卒業(「イベント(8) 明治大学 ホームカミングデー(その1、2)」参照)した同級生であり、たまたま大学の実験室の授業で同一班に編成の6人組が親しくなり、卒業後もスキーや登山、旅行などに出かけていた仲間達なのです。その後、徐々に会社の仕事も忙しくなるに連れ、一時疎遠となりましたが、やがて定年年代迎えて呑み会を再開して懐旧談に花を咲かせました。
ところが、今から7,8年ほど前に、仲が良かったAさんが突然に逝去されて学友一同悲しみにくれ、寂しさが募りました。これを契機にして、誰言うともなく一年に一度旅行をしようではないかの発言で11月の旅行が開始され、二年目から夫妻の参加となり、現在ではAさんの奥さんも参加して、和気あいあいの楽しい旅行が年中行事となっています。
草津温泉へ
当日は天気が良く草津温泉には、上野駅10時発の草津3号の特急に6名が乗り込み、途中の大宮駅からMYさん夫妻が合流して8名でスタートして、ビール・酒、弁当などを食しながらのお互い遠慮のない打解けた旅の始まりです。
お腹ができたころ、草津駅に到着し下車しましたが、ウイークデーなのにかなりの混雑で、草津温泉行きの臨時バスがでましたが満員で、次のバスまで1時間ほど何もない駅前で待たされました。
待望の今宵の温泉宿は、創業80年の老舗“つたや旅館”の触れ込みで、バス停近くまで番頭さんが迎えにきてくれたのですが、玄関に着くと期待とは異なる感じを持ちましたが、お湯が良ければと部屋に通りました。
湯畑散策
大分以前に、湯畑の傍を観光バスで通過したことはあるのですが、草津温泉での宿泊は今回が初めてなので物見遊山は楽しいものです。
湯畑(湯畑散策地図参照)へは、つたや旅館の前の道を四つ角まで直進し左折し、草津温泉土産の本家ちちや饅頭店の前を通過して、右折して坂道を下ると湯畑の前です。
左手に草津山光泉寺が見えますが、このお寺は奈良時代の名僧・行基が721年に開山し、現在のお寺は奈良県長谷寺の末寺として明治22年に建立されたそうです。。
草津のシンボルの「湯畑」は、毎分4400リットルの湯が湧出する町の一番の源泉です。湯畑を源泉として引いている温泉は多数あり、共同浴場の内10ヶ所も湯畑から引いています。
源泉には、徳川吉宗縁の『お汲上げの湯』が今も残っており、湯の花を沈殿させて採るための木の桶が並ぶ風景は、まさに草津だけの風景です。硫黄の匂いが立ち込める豊富なお湯の流れ落ちる様子は、圧巻です。
湯畑の脇にある足湯専門の温泉には、みんなで裾を捲り上げて、足をお湯に浸しながら時間を過ごせば、隣の人とでもつい話に花が咲いてしまいます。
湯もみ見物
湯畑の縁の熱の湯で、観光用に湯もみのショーを行っておりましたので覗いてみました。
草津温泉の源泉は大変高温で、おおむね50度から90度くらいと言われており、このままでは入浴することはできません。水でうめればよいですが、せっかくの成分までもが薄まってしまいますので、昔から行われていた「湯もみ」によって成分を薄めずに温度を下げるということを行っているのです。
湯船の両脇に数人ずつ立って「湯もみ」の実演と踊りを見せ、観光客の方も「湯もみ」の参加できます。
湯畑の周囲一周の散策を終え、元来た道を旅館へと戻りましたが、来るときは感じませんでしたが、疲れも出てきたのか返りの登りの坂道はきつく感じました。
温泉入浴
散策を終えて疲れを取るため、楽しみにしていた有馬・下呂とともに日本三大名湯と云われる温泉に入りました。
草津の温泉の泉質は、PH2.05の酸性の温泉であり、一円硬貨などは約一週間で消滅してしまうと言うほどの強さだそうです。
温泉の効能は、草津町温泉資料によると、特に源泉は「慢性皮膚病」に良く効くと言われています。対応症には、神経痛、筋肉痛、関節痛、病後回復、疲労回復、健康増進、動脈硬化症、切り傷など20あまりが列挙してありました。
温泉は、24時間入り放題の掛け流しで、やや色の付いた滑らかな肌触りの湯で、とても温まり疲労が取れた感じがしました。
入浴は、食前・食後と朝起きてから入る定着のパターンで温泉に浸かりました。
毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております。(11月分掲載Index前へ、Index後へ)
<前回 旅ものがたり(2) 土湯温泉、二本松菊人形の一泊旅行(その3) へ
次回 旅ものがたり(3) 同窓旧友たちの旅 草津温泉(その2) へ>