郵便局で知人に会った。自分と比べたら若い。
まだ化粧で誤魔化すことが出来る年齢である。
いきなり、「あなたは元気ねー!あの坂道を登ったのね。貴女の年齢ではだれもいなかったよね。」
昨日はお宮のお祭りであったが、コロナ禍なので神事だけが行われた。
神様にお願いばかりして、神事には欠席するのも落ち着きが悪い。
神様から自分勝手な人間だと思われるのも、ちょいと辛い。
お宮は山の中腹に建てられているので、長い坂道か沢山の階段を上る必要がある。
高齢者にとっては厳しい条件である。
その坂道を登ったと言って褒めてもらった。褒められると居心地の悪さを感じた。
お宮に行って神様に挨拶をしようとの思いがあり、時間を掛ければ誰でも登ることが出来る。
自動車の通り道に、鈴なりに生った富有柿がある。我が家のではない。
昨年は一夜の中に無くなったと言う。霜が降り始めたので甘くなりつつある。
早く取り込まないと、道行く人々をもやもやした気分にさせる。