価値観はみんな違っていて当然である。「貴女はあなた!」と言える時はそれでよい。
いつもそのようにばかりは処理できない。
仏教婦人会の法要が間近に迫っている。今回は我が地区が当番である。
大掃除や庭の草取りに行く。同時に当日の役割も決める。
当然会長の挨拶がある。彼女はまだ60代前半の若さである。
一見大人しそうである。声が小さい上に大きなマスクをしたままでマイクを握るので、
声がこもって届き難い。風邪を引いていても、
挨拶の時ぐらいはマスクを外したらと、心の中で毒づいた。
役も理由を付けて逃れたし、草取り奉仕も雨の前に終わり、まあまあの一日である。