通でがんす

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(旧ブログタイトル:通じゃのう)

艦が主砲を撃つとき、何と命令する?

2023年10月29日 | まんが・テレビ・映画
YouTubeの
EMOTION Label Channelでは、
2013年にテレビ放送されたアニメ
『宇宙戦艦ヤマト2199』の第1話
「イスカンダルの使者」を、
2023年11月3日(金・祝)15時まで
の期間限定で配信中。



↓『宇宙戦艦ヤマト2199』第1話「イスカンダルの使者」については、こちら↓

「『宇宙戦艦ヤマト2199』第一話「イスカンダルの使者」<2023年11月3日(金・祝)15時までの期間限定配信>」EMOTION Label Channel



『宇宙戦艦ヤマト』は、
冥王星宙域での
地球防衛艦隊とガミラス艦隊との
砲撃戦から始まる。





ガミラス艦隊に向けて主砲を撃つとき、
沖田艦長は
「てーっ!」
と命令するが、





1974年に放送された
旧作『宇宙戦艦ヤマト』では、
「撃て!」
と命令している。

この違いは何なんだ?



↓『宇宙戦艦ヤマト』第1話については、こちら↓

「【公式】宇宙戦艦ヤマト[HDリマスター版]第1話「SOS地球!!甦れ宇宙戦艦ヤマト」」BS10 スターチャンネル公式





今日は、
艦が主砲を撃つとき、何と命令する?
についての話でがんす。





結論からいうと、
「てーっ!」
と命令するのが、
日本海軍の伝統だそうだ。


軍事組織には、
「予令」と「号令」がある。

「予令」で命令の内容を伝え、
「号令(「動令」とも)」で
その命令を始める合図を出す。

たとえば、学校などでも使う
「右向け右」。

「右向け右」のうちの
「右向け」が予令で、
「右」が号令にあたる。

命令を発する方は、
「右向けー」と
予令の語尾を伸ばしたのちに
少し間を開け、
「右!」と短く発声する。

命令を受ける方は、
「右向け」の予令を受けた段階で
右を向く準備ができているので、
その次にどんな言葉がきても、
たとえば「右」でなく「左」と
間違った言葉であっても、
「右を向く(=命令に従う)」のだ。

つまり「号令」は、
その内容ではなく
命令を実施するための合図である。

単なる合図なので、
「てーっ!」でも「撃て!」でも、
あるいは「発射!」でも
なんでもよさそうなものだが、
先に書いたとおり
「てーっ!」
と命令するのが、
日本海軍の伝統だそうだ。


『宇宙戦艦ヤマト2199』では、
射程距離に入った敵艦に
照準を合わせた段階で、沖田艦長が
「全砲門、開け」の予令を出したのちに
「てーっ!」と号令を出した。

旧作『宇宙戦艦ヤマト』では、
「落ち着いて狙え」と指示を出したあと、
敵艦に照準が合ったときに
「撃て!」と号令を出した。





今日は、
艦が主砲を撃つとき、何と命令する?
について話をさせてもろうたでがんす。



ほいじゃあ、またの。

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