通でがんす

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音戸大橋 開通から50年

2011年12月29日 | 広島の話題
「今年の12月3日は、音戸大橋が開通して50年じゃそうな」


夢のような出来事だった。
海の上を橋が通り、島と本土が結ばれた。
呉市警固屋(けごや)地区と倉橋島に架かる音戸大橋は3日、開通から50年を迎える。
海上交通の難所、音戸瀬戸を容易に往来できるようになり、とりわけ島の住民の利便性は大幅に向上した。
らせん型やループ式の取り付け道路は異彩を放ち、観光名所にもなった。

(「音戸大橋 夢つなぐ50年」中国新聞 2011年12月2日)



本土側南方向から見る
(奥の赤い橋は第2音戸大橋)


音戸町側南方向から見る



「橋って、最初に渡り初めをするじゃん。この時はどのくらいの人が集まっちゃったんかね?」

「約5万人じゃそうな」

「5万人も?! すごいねぇ」

「故宮沢喜一(みやざわ きいち)参議院議員も、総理大臣代理で駆けつけられたそうじゃ」

「音戸大橋って、最初は有料道路じゃったよね?」

「ほうじゃの。確か、本土側の一番上に料金所があったよのう」

「料金はいくらじゃったんかね?」

「開通時は普通車が120円、歩行者が5円じゃったそうな」

「??? 歩行者の料金があるということは、橋を人が歩けるようになっとるん?」

「ウィキペディアには、路側帯があって「歩行者の通行も可能」と書いてはあるんじゃが、人が歩いとるのを見たことはないよのう」

「歩くには、危ないよね」

「橋の登り降りだけでも大変じゃしの」

「車のない人は、渡し船を利用してんじゃろうね」

「橋が開通した翌日から、市営バスも運行を始めたそうじゃ」

「いつから無料になったんかね?」

「1974年(昭和49)8月からじゃそうな。最初の計画では30年かけて建設費の返済をする予定じゃったんよ。マイカーブームや観光客が増えたことで、開通から12年8カ月で無料化されたそうじゃ」

「どうしてこんな真っ赤に塗っちゃったんかね?」

「平清盛が音戸の瀬戸を切り開いたという伝説があるのは知っとるよの。その清盛が社殿を造営した、宮島にある神社といえば?」

「厳島神社!」

「正解じゃ」

「ということは、厳島神社の大鳥居にならって赤い色にしちゃったん?」

「そういうことじゃそうな」

「へぇ。そりゃ初耳じゃね」

「わしの記憶が確かなら、映画『愛と死の記録』(1966年)で、渡哲也と吉永小百合がバイクに乗ってある浜辺に行く途中、この料金所を通っとったんよ」

「今年の4月には第2音戸大橋の中央部分の取り付けをしたし、来年はNHK大河ドラマ『平清盛』もあるし、盛り上がるじゃろうね」

「来年は、5年に一度行われる音戸清盛祭もあるけぇの」



音戸の瀬戸公園から見る


音戸渡船本土側乗り場から見る




↓音戸大橋については、こちら↓

「音戸大橋」くれナビ



↓音戸清盛祭については、こちら↓

「音戸清盛祭」呉地域広域商工会青年部 エイトネットワーカー



↓音戸大橋についての関連記事は、こちら↓

第2音戸大橋 4月24日にアーチ架設

日本一短い、音戸渡船の運行距離は何m?




「今日は、開通から50年になる音戸大橋について話をさせてもらいました」

「ほいじゃあ、またの」

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