通でがんす

いろんな広島を知って、ひろしま通になりましょう!
(旧ブログタイトル:通じゃのう)

次期NHK朝ドラ『てっぱん』のロケが行われたのは、どこ?

2010年06月17日 | まんが・テレビ・映画

「てっぱん」は広島でのロケも終わって、6月中旬から大阪のスタジオで撮影が行われとるそうじゃ。
番組の“語り”は、中村玉緒が担当されるとのこと。



【問題】
今秋放送されるNHK連続テレビ小説「てっぱん」のロケが行われたのは、次のうちどこでしょうか?

1.尾道市
2.呉市
3.広島市
4.福山市









【正解】
1.尾道市




【解説】
今秋放送されるNHK連続テレビ小説「てっぱん」の尾道ロケが6日終了した。
主人公村上あかり役の滝本美織さん(18)が尾道市向島町の収録現場で取材に応じ「人も街も温かかった」と、2週間の撮影を振り返った。

尾道市では本通り商店街や土堂小(つちどうしょう)、天寧寺(てんねいじ)など15カ所でロケがあり、最終日の6日は向島町兼吉の渡船乗り場が舞台。
あかりが大阪の祖母にトランペットを返して向島に戻ってくる場面を撮影した。

先月24日のクランクインから休みなしで乗り切った滝本さんは、「毎日が新鮮で楽しかった。ロケが進むにつれ、ここがあかりの生まれ育った場所だなと体感できた」と振り返り「今後も気負わず、あかりらしく元気に頑張りたい」と話した。

(「「てっぱん」の尾道ロケ終了」中国新聞 2010年6月8日)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201006080033.html



たったの2週間…?とも思うが、スタジオ撮影が主じゃし、重要な部分はちゃんと撮影されたんじゃろうの。



今日は、「エキストラの募集」「ロケの様子」「ロケに関連しての町おこし」「ベッチャー」について調べてみようかの。



まずは、エキストラの募集について。

映画やTVドラマで画面に映る人は、主役や脇役以外の出演者はエキストラの方じゃそうな。
基本的にはタレント事務所に所属されとる方が出演されるんじゃが、比較的長期間にわたる撮影では、宿泊費などの関係もあって、現地で一般公募されることもあるとのこと。
また、最近では地元のイベントとして盛り上げるため、地元自治体やフィルム・コミッションなどが対応する場合もあるそうじゃ。

どっちにしても、人を集めんと撮影が始まらんのじゃね。



尾道市などを舞台に9月27日から始まるNHK連続テレビ小説「てっぱん」が24日、クランクインする。
尾道「てっぱん」 推進協議会は、市内である撮影に出演するエキストラを募集している。

第1回は24日にびんご運動公園(栗原町)で高校野球を応援する観客の役。
高校の吹奏楽部でトランペットを担当するヒロインとスタンドで応援する。
第2回は6月2日に市公会堂(久保)で吹奏楽部の演奏会の観客役。

撮影時間は1回目が午前8時から長くても午後3時まで、2回目は午後5時から10時までで途中退場可。
いずれも年齢・性別は問わない。
400人めどで応募多数の場合は抽選する。
出演料や交通費は支給しない。

(「「てっぱん」エキストラ募集」中国新聞 2010年5月12日)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201005120014.html



「クランクイン」とは撮影開始のことで、撮影終了のことを「クランクアップ」と呼ぶそうじゃ。

現在、エキストラは募集されとりません。
念のため…。



次に、ロケの様子について。

ヒロイン・村上あかりは、高校の吹奏楽部でトランペットを担当している、という設定。



「てっぱん」の撮影が24日、尾道市栗原町のびんご運動公園しまなみ球場で始まった。
初日はヒロインの滝本美織さん(18 )が高校の吹奏楽部員として野球部の試合を応援するシーンを収録した。

滝本さんたち俳優やスタッフ、尾道東高の吹奏楽部員、一般公募によるエキストラたち計約550人が参加した。
滝本さんはトランペットを吹き、劣勢で沈む仲間を励ます役を演じた。
エキストラは黄色のメガホンで声援を送り、奇祭「尾道ベッチャー祭り」の鬼神も応援に加わった。

(「「てっぱん」尾道でロケ開始」中国新聞 2010年5月25日)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201005250047.html



「てっぱん」では実際の進水式を撮影し、ドラマの中で登場させるそうじゃ。
さすがは、尾道。



「てっぱん」のヒロインの父は鉄工所を営み、造船所の下請けをしている。
造船所の経営者とは友人で、その娘もヒロインと同級生という設定。
造船所が作業船を進水させる場面はドラマ序盤の展開に欠かせない位置づけになる、という。
NHKスタッフが瀬戸内しまなみ海道沿線にある数カ所の造船所を視察した上で、石田造船建設に依頼した。

(「造船所で「てっぱん」ロケへ」中国新聞 2010年5月15日)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201005150021.html



ちなみに、父親の村上錠役は遠藤憲一。
錠の幼なじみで、篠宮造船社長の篠宮久太役が、柳沢慎吾じゃそうな。

で、進水式の様子がどうじゃったかというと…。



「てっぱん」の進水式シーンが30日、尾道市因島三庄町の造船所を使って撮影された。

ロケ現場となった石田造船建設は社名を、ドラマに登場する「篠宮造船建設」に15カ所も塗り替えるなど全面協力。
本物の500トン積み作業船が進水する場面では、地元の小学生や高専生、地元民ら約250人がエキストラで出演した。

(「「てっぱん」ロケで進水式」中国新聞 2010年5月31日)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201005310010.html



わしゃ、進水式というのを見たことがない。
アニメ『未来少年コナン』の最終話で見たくらいかのう。
「てっぱん」のも見てみたいのう。



↓ロケの様子について、くわしくはこちら↓

尾道てっぱん物語
http://teppan-onomichi.sblo.jp/



最後に、ロケに関連しての町おこしについて。



尾道造船尾道造船所(尾道市山波町)と尾三地方森林組合(同市御調町)は7日、造船所の鋼材と地元の間伐材を組み合わせて製作したテーブルセット6基を尾道市へ寄贈した。
NHK連続テレビ小説「てっぱん」のロケ地に尾道が選ばれた記念に市民に役立つ品を―と共同製作した。

2人掛けベンチ12台もあわせて同じ配色で製作した。
6基とも同市久保の市公会堂前広場に置かれ、尾道の造船業の加工技術と地元産品の合作として、観光客や市民の憩いの場になる。

(「ロケ記念にテーブルセット」中国新聞 2010年6月8日)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201006080035.html




他にも、4月24日(土)、25日(日)に行われた尾道みなと祭では、新しいイベント「尾道てっぱんグランプリ」が行われとります。
うまいと思うた料理の投票箱にはしを入れ、その重さで優勝を決めるという方式で、愛媛県今治市の焼豚玉子飯が初代王者になっとります。

他にも応援歌が作られたり、図書館にコーナーが設けられたりと、今から盛り上がっとるそうじゃ。


↓尾道みなと祭について、くわしくはこちら↓

尾道みなと祭
http://www.onomichi-matsuri.jp/port_festival/



ついでというちゃあ何じゃが、「ベッチャー」について。

「てっぱん」の第1話で、「ベッチャー」という言葉が出てきとりましたよのう。


初音が海に投げ捨てたトランペットを、あかりが海に飛び込んで拾う。
「罰が当たる! 音楽の神様の罰が…」と言うあかりに対して、初音が「音楽の神さんなんか知らん! 何の役にも立たんわ!」と言い返す。
2人の間でやりとりがあったあと、あかりが言う。
「何じゃあのばあちゃん。まるでベッチャーじゃ!」


あの「ベッチャー」というのは、広島弁じゃないんよ。
毎年11月、尾道でベッチャー祭というのがあって、そこに鬼が出てくるんじゃ。
トランペットを粗末に扱う初音が、あかりにとっては「鬼」のように見える。
ほいじゃけぇ、「ベッチャー(=鬼のよう)じゃ!」と言うたと、わしゃ思うんじゃ。

第1話の冒頭で、あかりが観客席から野球部の応援しとりましたよのう。
その応援団の中にも、ベッチャーの鬼(の面をかぶった人)がおったじゃろ。


↓ベッチャーの画像については、こちら↓

「尾道ベッチャー祭」
http://www.ononavi.jp/sightseeing/event/detail.html?detail_id=211


(青文字部分は、2010年9月28日に追記)



↓「てっぱん」についての関連記事は、こちら↓

約3万個のぼんぼりで、夜の尾道をライトアップする祭りは?
http://blog.goo.ne.jp/hiroshima-2/d/20101008

次期NHK朝ドラ『てっぱん』のヒロインが演奏する楽器は?
http://blog.goo.ne.jp/hiroshima-2/d/20100513

「やんちゃ」を広島弁でいうと何?
http://blog.goo.ne.jp/hiroshima-2/d/20100108



今日は、「エキストラの募集」「ロケの様子」「ロケに関連しての町おこし」「ベッチャー」について勉強をさせてもらいました。
今日もひとつ勉強になったでがんす。



ほいじゃあ、またの。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« みやじまトライアスロン20... | トップ | 映画「少女たちの羅針盤」の... »

コメントを投稿

まんが・テレビ・映画」カテゴリの最新記事