通でがんす

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(旧ブログタイトル:通じゃのう)

通り御祭礼 還御行列(その3)

2015年10月13日 | 広島の話題
広島東照宮

通り御祭礼

還御行列






2015年(平成27年)10月10日、

広島東照宮に祀られた徳川家康没後400年ということで、

江戸時代、家康没後50年ごとに行われてきた「通り御祭礼」が、

200年ぶりに復活した。





その通り御祭礼の帰り道にあたる還御(かんぎょ)行列を

紹介させてもろうとります。

今回で最後の3回目。





↓通り御祭礼については、こちら↓

「広島神輿行列「通り御祭礼」」広島東照宮








【太鼓、鉦、笛、琴】

広島民族伝承芸能研究会による、

太鼓、鉦(かね)、笛、琴の囃子方(はやしかた)。







後ろの3人の方がもっておられる、逆U字形の楽器が、

びんざさら。

テレビでは何度か見たことがあるが、

実物を見るのは初めてじゃ。







【楽人】

楽人(がくじん)は、

広島県神社庁楽人雅楽部会ほかによる雅楽演奏。







こういう衣装は見ることがないので、

後ろからの写真を撮ってみました。







【遅速奉行、金の御幣、銀の御幣】

御幣(ごへい)は、神の依代(よりしろ)。







【家老】

家老は、馬に乗って登場。





この馬は落ち着かないのか、

口取り(くちとり。馬を引く人)の方が

馬を左に回らせて落ち着かようとされとりました。







背中に三つ葉葵(みつばあおい)の法被(はっぴ)を着て、

右手に白いバケツを持った男性は、

馬のフンを処理されとりました。







【荷太鼓、鉦鼓】

荷太鼓(にだいこ)、鉦鼓(しょうこ)は、

諸木郷土芸能保存会による囃子方。







【神輿】

広島東照宮が創建された

慶安(けいあん)のころ(1648~51年)に作られ、

原爆の火災から逃れ現在に伝えられとる

大神輿(おおみこし)。





市指定重要有形文化財で

重さが200貫(約800キログラム)ある大神輿を、

今回は60人の担ぎ手で担いだそうじゃ。













【子供神輿】







【徳川宗家】

駕籠(かご)の中には、

徳川宗家19代当主の徳川家広(とくがわ いえひろ)氏が乗っておられた。







【神職、巫女】





…で、還御行列は無事、終わり。





次の通り御祭礼は、50年後の2065年に行われる予定。

50年後いうたら、わしが102歳。

まぁ、生きとらんじゃろうの。





2065年かぁ…。

そのころの二葉の里は、どんな町並みになっとるんじゃろうか?

日本は? 世界は…?





全然想像もつかんが、

50年先も無事、通り御祭礼が行われるような

平和な時代であってほしいもんじゃ。





撮影日:2015年10月10日





【参考文献】

『広島市被爆70周年記念事業 広島神輿行列「通り御祭礼」』
(広島神輿行列「通り御祭礼」実行委員会 2015年)






今日は、広島東照宮で200年ぶりに行われた通り御祭礼の還御行列について話をさせてもらいました。

3回もお付き合いいただき、ありがとうございました。

ほいじゃあ、またの。
コメント
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