通でがんす

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8月7日(土)から広島市で行われるアニメーションの大会は?

2010年08月07日 | まんが・テレビ・映画
ふつう、日本で「アニメ」というと、セル画を使って作るセルアニメのことじゃのう。
ところが、アニメーションには、セルアニメ以外にも人形アニメ(パペットアニメ)やクレイアニメ(粘土アニメ)、切り紙アニメなど、いろんな種類があるんじゃ。



【問題】
8月7日(土)に広島市で開幕する、今回で25周年を迎えるアニメーションの大会は、次のうちどれでしょうか?

1.広島国際アニメーションアワード
2.広島国際アニメーション映画祭
3.広島国際アニメーションコンテスト
4.広島国際アニメーションフェスティバル









【正解】
4.広島国際アニメーションフェスティバル




【解説】
広島市中区のアステールプラザで8月7日開幕する「第13回広島国際アニメーションフェスティバル」のプログラムが15日、決まった。
大会25周年記念で過去のグランプリ受賞作品などを上映するほか、人形アニメの川本喜八郎監督の特集などを盛り込んでいる。

1次審査を通過した22カ国・地域の57作品のコンペティションを中心に61のプログラムがある。
25周年記念の特別プログラムでは、第12回ヒロシマ賞の加藤久仁夫監督「つみきのいえ」、第10回グランプリの山村浩二監督「頭山(あたまやま)」などを上映する。

(「アニメフェスタの予定決まる」中国新聞 2010年7月16日)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201007160026.html



過去の受賞作を見てみると、第1回(1985年)のグランプリは、手塚治虫の「おんぼろフィルム」が、第2回(1987年)のグランプリには、フレデリック・バック(カナダ)の「木を植えた男」(第60回アカデミー賞短編アニメ賞受賞)が選ばれとります。

「つみきのいえ」も、第81回アカデミー賞短編アニメ賞を受賞されとります。



↓くわしくは、こちら↓

「おんぼろフィルム」TezukaOsamu.net
http://tezukaosamu.net/jp/anime/73.html

「「木を植えた男」フレデリック・バック」海から始まる!?
http://umikarahajimaru.at.webry.info/200701/article_7.html

飯田市川本喜八郎人形美術館
http://www.city.iida.lg.jp/kawamoto/

YamamuraAnimation(山村浩二)
http://www.yamamura-animation.jp/body_j.html

KUNIO KATO OFFICIAL WEB SITE(加藤久仁夫)
http://kiteretsu.robot.co.jp/kunio/



今日は、「広島国際アニメーションフェスティバル」「テーマソング」「ラッピー」について調べてみようかの。



まずは、広島国際アニメーションフェスティバルについて。

広島国際アニメーションフェスティバルは、1985(昭和60)年に始まった、アヌシー、オタワ、ザグレブと並ぶ世界4大アニメーションフェスティバルの1つ。



“愛と平和”の精神の下、2010年8月7日から11日まで、国際アニメーションフィルム協会(ASIFA)公認の第13回広島国際アニメーションフェスティバルを開催します。

今回はフェスティバルが誕生して25周年という節目の年を迎えます。
これまで以上に素晴らしい特別プログラムをご用意し、新しい才能発掘の場として前回より本格実施となったエデュケーショナルフィルムマーケットの一層の充実を図ります。
持ち込み上映なども可能な「ネクサス・ポイント」「フレーム・イン」、子ども達がアニメーション制作を体験できる「キッズ・クリップ」、アニメーション関連の展示など盛りだくさんの内容です。

広島でしか観ることのできないアニメーションを是非ご覧下さい!!

フェスティバル・ディレクター 木下 小夜子

(「フェスティバル・ディレクターからのメッセージ」第13回広島国際アニメーションフェスティバル)
http://hiroanim.org/ja2010/01about/1-01.html



世界各地から応募された作品を選考し、選考を通過した作品がフェスティバルで上映されるんじゃ。



第13回広島国際アニメーションフェスティバル実行委員会事務局は27日、一次選考を通過したアニメ作品57点を発表した。
孤独や友情、恋愛、社会問題など多彩なテーマの作品が並ぶ。

56カ国・地域から集まった過去最多の1935点から選考。
例年に比べ、10分を超す長めの作品が多く通過した。
カナダが最多の7点、日本とフランスが6点で続く。

(「アニメ57作品が一次選考通過」中国新聞 2010年5月28日)




今回は25周年ということもあって、応募作品が前回と比べて17%も増えとるそうじゃ。

これらの作品がフェスティバル会場で上映され、グランプリやヒロシマ賞などの受賞作品が決まるそうじゃ。



↓広島国際アニメーションフェスティバルについて、くわしくはこちら↓

第13回広島国際アニメーションフェスティバル
http://hiroanim.org/



関連行事として、こんな催しもやっとられます。



核戦争を風刺したアニメーション「風が吹くとき」のパネル展が広島市中区、原爆資料館東館で開かれている。
8月31日まで。

戦争が始まった英国で、老夫婦が政府の指示に従って簡素なシェルターを作り、被爆するストーリー。
「スノーマン」で知られるジミー・ムラカミ監督が手掛けた。
解説パネルや監督のメッセージなど25点が並ぶ。
作品は会場のテレビで常時放映しているほか、原作の絵本もある。

(「核戦争アニメ パネルで解説」中国新聞 2010年7月31日)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201007310183.html



↓くわしくは、こちら↓

「風が吹くとき デジタルリマスター版」シアターN渋谷
http://www.theater-n.com/movie_kazegahukutoki.html



次に、テーマソングについて。

そういや、今までテーマソングがなかったよのう。



8月に広島市で開かれる広島国際アニメーションフェスティバルの公式応援ソング「飛び出せラッピー」の収録が30日、広島市中区のアステールプラザであった。ロックバンドグループ「TE@CHERS(ティーチャーズ)」や市内の小学生26人が参加した。

応援ソングは、フェスタが25周年を迎えるのを記念し初めて制作。
ティーチャーズが作詞作曲した。
フェスタのマスコットキャラクター「ラッピー」の名前を繰り返す親しみやすい曲調になっている。

収録では、ティーチャーズの演奏に合わせ、子どもたちが合唱。
プロモーションビデオ用の踊りも撮影した。

(「アニメフェスタ応援歌を収録」中国新聞 2010年5月31日)




先日、ポップラ劇場2010主催の、「河童のクゥと夏休み」の野外アニメーション上映会を見に行ったときに、この歌を生で聞かせてもろうたんじゃ。
「ティーチャーズ」はその名のとおり、先生たちで作られた5人組のおやじバンド。音楽の先生がおらん、楽譜を読める人がおらん、でもノリのいい曲を書けるという、ちょっと不思議なバンドでもあるんじゃが…。



最後に、ラッピーについて。

ラッピーは、マスコットキャラクターじゃ。



国際アニメーションフェスティバル広島大会とともに誕生した、種別、性別、年齢不明の架空の生き物。
原作者は広島国際アニメーションフェスティバルの功労者、故木下蓮三氏です。
広島大会のメインテーマである「LOVE&PEACE(愛と平和)」そして 「ハッピー」の言葉にちなみ、公募により4,762件の応募の中から 「ラッピー:Lappy」と名づけられました。

(「大会マスコットキャラクター“ラッピー”」第13回広島国際アニメーションフェスティバル)
http://hiroanim.org/ja2010/01about/1-08.html



広島国際アニメーションフェスティバルは、個人的には、世界の優れたアニメを見る(楽しむ)ことができる大会じゃと思うとります。

ところが、日本人の考える「アニメ」と、この会場で上映される「アニメ」とのギャップが大きすぎるんじゃないんかの。

「とりあえずアニメを見せときゃ、子どもたちも喜ぶじゃろう」と考えて入場してきた親たちが、「こんなはずではなかった…」と退散していく姿を、何回も見たことがある。

そのあたりを埋める努力がまだまだ足らんと、わしゃ思うんじゃが…。



今日は、「広島国際アニメーションフェスティバル」「テーマソング」「ラッピー」について勉強をさせてもらいました。
今日もひとつ勉強になったでがんす。



ほいじゃあ、またの。
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