通でがんす

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(旧ブログタイトル:通じゃのう)

高校総体で、男子五千メートル競歩を制した西塔の通っている高校は?

2010年08月03日 | スポーツ
わしゃ学生の時に陸上競技をしよったんじゃが、競歩を真似事でやったことがある。
ほいじゃが、「常にどちらかの足が地面に接地していること」などとルールも厳しいし、かなりのスピードで歩かんといけんので、あっさりと止めてしもうたんじゃ。



【問題】
沖縄で行われている全国高校総体(インターハイ)で、陸上男子五千メートル競歩を制した西塔拓己(さいとう たくみ)の通っている高校は、次のうちどこでしょうか?

1.広島県立尾道商業高等学校
2.広島県立呉商業高等学校
3.広島県立広島商業高等学校
4.広島市立広島商業高等学校









【正解】
3.広島県立広島商業高等学校(広島商)




【解説】
陸上男子五千メートル競歩を制した西塔(広島商)は、先輩の勧めで入学後に長距離から転向した、部員でただ一人の競歩選手。
「続けてきてよかった。とってもうれしい」と声をつまらせた。
レースでは30度を超える暑さでほかの選手が慎重になる中、一人スタートから積極的に飛び出した。
2000メートル付近ですでに後ろの集団に100メートル近くの差をつけると、「ついて来ると思っていたので、逆に不安になった」という。
それでも、普段から河川敷で一人で練習しているとあって「いつものように、影を見てフォームをチェックしながら歩けた」と独歩の強さで逃げ切った。

(「全国高校総体:沖縄大会 西塔が優勝--五千競歩」毎日新聞 2010年8月1日)




広島商といえば、広島市中区舟入にある商業高校で、広商(ひろしょう)とも呼ばれ、野球の強豪校としても有名じゃのう。
市立広島商業高等学校を「市商(ししょう)」と呼ぶところから、県立広島商業高等学校を「県商(けんしょう)」と呼ぶこともあるんじゃ。



今日は、「レースの模様」「競歩」について調べてみようかの。



まずは、レースの模様について。



号砲から一目散に歩いた。
スタート前には「自分のレースをせずに優勝してもうれしくない」と秋山定之監督に宣言。
言葉通り、1週目に10メートル、2週目で40メートルも引き離した。

(「炎天下 最後まで独り旅」中国新聞 2010年8月1日)




陸上競技場のトラックは、1周が400メートル。
「2週目で40メートル」ということは、800メートルで、40メートルの差がついたということじゃ。



3000メートルを過ぎると、徐々に後続が迫った。
これを歯を食いしばり、耐えた。

残り100メートル。
勝利を確信すると広島選手団がいる第4コーナーへ向けてガッツポーズ。
「いつもは一人。苦しい所で聞こえる声援が力になった」と感謝の気持ちを送った。

(同上)




優勝タイムは、22分2秒88。
2位に15秒72の大差をつけてのゴールじゃ。

競歩はマイナーな競技じゃが、これからも頑張ってください。



2010(平成22)年の千葉国体、少年男子共通5000競歩では、自己記録を17秒あまり縮める21分4秒63という記録で優勝されとります。



独走した愛知の選手はゴール手前で、最初にゴールした和歌山の選手は数分後に、ともに歩型違反で失格。
インターハイとの2冠を目指す西塔に優勝が転がり込んだ。
「勝った実感がない」。
複雑な胸中を明かした。

「棚ぼた」の優勝ではない。
前を歩く愛知の選手のフォームを見て、「足が浮いている。無理に追えば自分も失格になる」と、冷静に自分の歩きに徹した。

インターハイ優勝後は調子が上がらない日々が続いた。
「心の中で満足感があったのかも」。
それでも国体直前には体も心も仕上げてきた。
「順位は考えず楽しいレースを、という自分の初心に戻った」。

(「西塔V 「楽しもう」初心で栄冠」中国新聞 2010年10月5日)

(青文字部分は、2010年10月5日追記)




次に、競歩について。

競歩といえば思い出すのが、3年前に大阪で行われた陸上の世界選手権。
男子50キロ競歩で、先頭争いを繰り広げていた山崎勇喜(23)が、審判員の誘導ミスで周回を1周(2キロ)残したまま競技場内に入ってしまい、結局、棄権扱いになったことがあるんじゃ。

わしゃこれをテレビで見よったんじゃが、嘔吐したあと、すぐに歩き始める選手がいるくらい、競歩は過酷な競技なんじゃのう。



(2007年8月の世界陸上大阪大会で、誘導ミスで棄権扱いとなったことについて)
力不足でしたから。
「入賞でききたんじゃないか」っていう周りの意見もありますけども、自分はそうは思わないですから。
誘導ミス…別に審判を責めるつもりもないですし、もう過ぎたことですし、遠い昔のことのようにも感じますから。

(「山崎勇喜(競歩選手)」情熱大陸 2008年5月4日放送)
http://www.mbs.jp/jounetsu/2008/05_04.shtml



2008(平成20)年8月、北京オリンピック男子50キロ競歩では、3時間45分47秒の7位でゴール。
競歩では、男女を通じて日本勢初の入賞となったそうじゃ。



今日は、「レースの模様」「競歩」について勉強をさせてもらいました。
今日もひとつ勉強になったでがんす。



ほいじゃあ、またの。
コメント
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