カンボジアへの道
9月2日~4日に行われた連盟理事会で、私と妻・Kのカンボジア宣教師派遣が正式に承認された。嬉しさと安堵の気持ちが入り混じった思いである。最初のきっかけは、4年ほど前に遡る。私が連盟伝道隊でカンボジアを訪れたことだ。
当時神学校1年目で、日本以外の初めてのアジア、カンボジアでの経験は私に強烈なインパクトを与えた。首都プノンペンは活気にあふれてはいるが、ポル・ポト政権の傷跡が未だに深く残っていた。教師が不足し、交通ルールはあって無いようなもので、生活のインフラもまだまだ整っていなかった。多くの必要を目の当たりにして、「神様に、ここで私の経験を用いて頂きたい、カンボジアの人々と共に生きていきたい」そう強く願った。
帰国後、カンボジア宣教への祈りが始まった。3年越しで単身赴任という形でようやく実現した、ミッションボランティアというステップを経て、主はついに私たち夫婦に、宣教師への道を開いてくださった。主がカンボジアでこれからなさろうとしている、宣教のみわざに参与できることは、この上ない喜びである。主は果たして、私たち家族に、どんな宣教の計画を用意してくださっているのだろうか。
カンボジアへの道は開かれた。あとは、向こう岸に渡ることができるように、しっかり準備することである。やるべきことは多い。主が1つ1つを導いてくださるだろう。平尾教会の教会員の方々にはこれまで多くの祈りと、経済的支援を頂いた。心からの感謝をささげたい。
嶋田師