晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

上林断層 1/17

2010-01-17 | 日記・エッセイ・コラム

2010.1.17(日)晴

 15年前阪神淡路の大震災が起きた。近くでこのような大災害が起きたことは、地震の恐ろしさを如実に感じるところとなったが、果たして対策はというと、大変心許ない。といっても地震の発生を止めることは出来ないから、避難の方法と、被災後の生活に如何に備えるかということだろう。
「災害は忘れた頃来る」というのは名言である。寺田寅彦先生の再建された居宅が高知市にある。自転車旅行の際に訪れて、投句をし、唯一入選した思い出がある。先生は青桐がお好きということで、庭に立派な青桐が植わっていた。
「青桐の 城に負けじと 天を突き」 家を買ったら植えようと思っていたが、未だ果たせていない。Img_5109
 
寺田寅彦宅の青桐、立派なもんだ。

 先生の言葉どおりに、地震への備えも忘れられてそうである。阪神淡路の地震から三年ほどはどこの家にもリュックに入った避難用具が玄関などに置いてあったが、今では見ることもない。
 わたしの地震対策は田舎に住むことである。都市部での被災後の生活は大変である。飲食、燃料、居住、トイレや風呂など自前でできそうだなあと思う。同様な考えの方もいらっしゃって、神戸の震災後の様子を見て上林に家を買ったと言う方も現れた。田舎に住んでも、被災後の生活を想定して、装備などをチェックし整理しておくことは必要だろう。残念ながらそれは出来ていない。災害は忘れた頃来る、
である。
 ことほど左様に我が上林には立派な?上林断層が走っている。京都にいるときは活断層である西山断層や樫原断層付近に住まいし、そしてまた上林断層の上に住まいしている。別に断層が好きなわけではないけど、それだけ日本には断層が多いってことか。上林断層は上林川に沿って走っており、我が家の少し上手に見られるところがあるらしい。また、境の峠付近でも表面に出ているということなので、いつか見に行きたいと思っている。調べてみると活断層とは言えないようだが、活動する可能性はあるということで、被害予測などの資料が府から出ている。地震が起こるとしても上林そのものよりも西南部つまり綾部の市街地方面が大きい予想となっている。しかし実際にはどうなるか解らないので、やっぱり備えは必要と言うことだ。
 今日嬉しいことがあった。昨年から探し続けて買いたかった本が買えることとなった。それは「真言密教と古代金属文化」という本で、19年前に発行された本だが、どこを探しても見つからなかった本である。古本屋の本棚を探すことが出来ない今、方法は古本屋さんのサイトを検索するしかない。数多くの古本屋さんのサイトを調べたが一向に現れない、在庫無し、お取り扱いできませんの回答が続く。ほぼ2ヶ月余り連日連夜探しまくる。オークションに出ているかも、、、とオークションものぞいてみる。宗教にからむ本だから、教団が買い占めたのかなあなどと邪推までしたりしていた。遂に購入を諦め、図書館を探す。近隣の図書館には無いようで、下京区の京都市図書館に見つける。もうこうなったら京都まで行って読むかなあと思っていたところである。諦めつつも連夜検索していたところ、古本ドットコムで在庫を見つける、半信半疑で詳細をみると、送料を足しても定価程度である。早速注文するが、在庫の確定は当該本屋さんの返事がないと解らない。これまで何度、見つけた本を断られたことか。注文から一日、在庫確定の返事があった。いやー、諦めずに検索するもんだなあ。

今日のじょん:というわけで、得体の知れない何者かには反応するが、鹿などはっきりした鳴き声には反応しない。家の周りに来た犬には絶対に反応しない。隣の家や向かいの家に来た人には反応する。畑の木にとまった小鳥には反応する。一体どうしたらいいのだ、ここ一番に反応してくれる?Img_3776
最近、大好きだったきびなごを食べなくなった。贅沢になったのか、商品の味や質が変わったのか?写真はむりやり食べさしているところ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする