朝吹真理子さんの『きことわ』を読みました。印象は全編読み終えた今も変わらず、言葉の扱い方が最後まで印象的でした。
しかし、先日書いたブログでは「難しい言葉は使っていない」と書きましたが、そこは訂正させて頂きたく思います。頻度自体そこまで多いわけではないのですが、時々ビックリするくらい珍しい言葉が登場します。例えば「霑酔(てんすい)」。ルビがふっていなかったらお手上げです。今回久々に、小説を読むのに辞書を使いました。
文章は「霑酔の末にそこに嘔吐した」というものだから、まあ平たく言えば「かなり酔っ払った」という意味だと察することはできるものの、「酩酊」ではいけなかったのだろうかと思わなくもなく、、、、でもいけなかったのでしょうね。霑という文字を使いたかったのか、「てんすい」という響きを好んだのかはわかりませんが。ちなみに私の国語辞典にも掲載しておらず、ネットで調べるにも漢字がなかなか出てこない。たまたま雨冠だったので部首から出てきましたが、もはや漢和辞典が必要です。他にも読めない漢字がありましたが、その漢字の呼び出し方がわからず。。。。気になる方はぜひご一読を。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます