東の散歩道

B型ヴァイオリニストのマイペースライフ

異世界へ

2022年04月25日 23時06分20秒 | 雑記
ゴールデンウィーク前の休日。思い立って蔵王に行って参りました。
思えば蔵王は、一番近い観光地。山形市街からのアクセスの良さは抜群です。しかし距離は近いのですが、高度が全然違うため、近いけれど「全然違う場所」の感じが強い。完全に気分が切り替わりますね。

蔵王は「ようやく雪が溶けましたね!」という世界でした。上る途中は桜が花盛り、温泉街のあたりは、花はまだまだこれからです。

ふもとはこれから新緑の季節。次は緑に包まれた蔵王に来たいものです。
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遅い花見

2022年04月20日 22時45分17秒 | 雑記

山形市の桜の見頃は、丁度300回定期までの数日だったようですね。心身にあまり余裕のなかった私は、近所の公園の桜を楽しんだ程度で、今年は霞城公園には行けずじまい。そのかわり、定期を終えた休日に、山大附属病院近くの川べりの桜並木を見に行ってきました。
大抵桜は、上を見上げる形になりますが、ここは桜が丁度目の高さに近い位置にあり、じっくり見られるのですよね。もうだいぶ散っていましたが、花びらの絨毯もまた良し。久々にのんびりした気分を堪能しました☆

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300回記念定期終了

2022年04月17日 21時51分42秒 | 山形交響楽団

二日間にわたって行われた、山響300回記念定期が終了しました。ありがたいことに、両日チケットは完売、満席のお客様からあたたかい拍手を頂戴し、ほっとしております。

山響の生みの親である村川先生の貫禄の指揮姿、そして阪氏の切り口鮮やかなオペラ音楽は、これから先の山響の未来を、明るく照らしているような気が致しました。

一口に五十年と言いますが、大変な道のりです。ここまで来れたのも、応援して下さった方々のお力添えがあってこそ。次の五十年に向けて、これからもどうぞ、あたたかく見守って下さいませ!

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いよいよ今週末

2022年04月14日 22時04分03秒 | 山形交響楽団

記念すべき300回記念定期が今週末に迫って参りました。今日は歌手の皆様とご一緒しましたが、、、感染対策に特別設営した舞台が凄い!声が天から降ってくるという、得難い経験を致しました。もちろん歌声も素晴らしく、今から本番が楽しみです。

ありがたいことに、既に日曜の分は完売とのことです。土曜日も沢山のお客様にいらして頂けますよう、50年分の感謝を込めて演奏したいと思います。

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記念定期

2022年04月09日 22時52分21秒 | 山形交響楽団

 来週は山響定期。ただの定期ではありません、創立50周年イヤーの始まりであり、しかも定期300回記念。ダブルでめでたい定期なのです。

 というわけで、プログラムもゴージャスです。前半はシベリウス、後半はなんとR.シュトラウスの「ばらの騎士」(抜粋のコンサート形式ですが)!!まさか演奏する日が来るとは。。。

 いかにもウィーンという雰囲気で、華やかな雰囲気は記念公演にふさわしいと言えるかもしれません。ウィーンといえばのワルツも含まれ、大いに楽しんでいただけると思います。

 ところでR.シュトラウスといえば、オケではオペラに並んで交響詩が有名ですが、私が好きなのは歌曲、「四つの最後の歌」です。奥様が歌手だったからか、ソプラノの名曲が多いですよね。そしてお父上は名ホルン奏者。「ばらの騎士」でも大活躍です。是非会場でお確かめ下さいませ!

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本屋さん大賞2022

2022年04月06日 22時43分24秒 | 時事

 本好きですが、賞を取った作品をすぐに読むことはまずなく、何年後かに読むことが多い私。しかし今回はすぐ手に取ってみたいと思いました。正直、近年は「別に賞をあげなくても、それなりに売れているんじゃないか?本屋さんがわざわざ薦めるなら、別に小説じゃなくても。。。」と思うことも多かったので、自分の中ではやや関心が薄れていた賞なのですが。

逢坂冬馬氏の『同志少女よ、敵を撃て』です。第二次世界大戦の独ソ戦に参戦する少女が主人公で、ウクライナ侵攻により、一層注目が集まっていたようです。偶然にもこんなタイミングで現実がリンクし、苦しい心情を逢坂氏がインタビューに答えていたのが印象的でした。敵とは何か、戦うか死ぬかの二者択一ではない解を描いたという本書、是非読みたいと思います。

 

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対立はいつの世も

2022年04月01日 22時55分08秒 | 映画

 久々に映画の話を。「ウエストサイド・ストーリー」です。満を持してスピルバーグ監督がメガホンを取ったということで、駆け込みで行って参りました。オリジナルの方は、高校の音楽の授業、映画館でのリバイバル上映、そして家のテレビで何度かといった感じで、それなりの回数を見ていますが、初めて見た時の衝撃は今でも鮮明に覚えています。それだけに、今回の新作にはがっかりさせられたら嫌だなと、やや恐る恐るといった感じで見に行ったのですが、杞憂に終わりました。おそらく、今回初めてウエストサイドを見るという人も、私が初めてウエストサイドを見た時と勝るとも劣らない感動を覚えるのではないでしょうか。スピルバーグ監督の「ウエストサイド」への深い敬意が感じられる傑作となっています。

 ウエストサイドといえば、オリジナルは、冒頭から俯瞰したN.Y.が、華やかな摩天楼から徐々に移民の住む下町の方にカメラの焦点が移っていくシーンでぐっと引き込まれた記憶がありますが、今回は、現在のリンカーンセンター周辺の再開発前である工事現場、すなわち瓦礫の場面から始まります。私はこの光景、今連日ニュースで流れる、ウクライナの戦禍の街を連想してしまい、何とも言えない気持ちになってしまいました。しかしこのシーンのお陰で、シャークス、ジェッツのグループ対立という基軸だけでなく、二つの移民グループは、そもそも社会から疎外された集団であり、富裕な社会と居場所を追われる移民という対立構造があぶり出されていて、なるほどと思いました。

 圧巻の音楽とダンスに加え、今回はやや会話部分が増えている気がします。例えばトニーが働く雑貨店でのトニーとリフの会話、トニーと店主バレンティーナの会話、地下鉄の中でのトニーとマリアの会話など。どれも長くはありませんが、ドラマの陰影を深くするシーンになっています。

 最後のクレジットでオリジナルのアニータ、「リタ・モレノ」の名を見つけ、あれは彼女だったのか!と、嬉しいサプライズもありました。深刻な対立が止まない現代、改めて多くの人に見て頂きたい映画です。

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