東の散歩道

B型ヴァイオリニストのマイペースライフ

近所の仕事

2011年11月30日 22時51分51秒 | 山形交響楽団
 今週一杯、平日はずっと市民会館でのコンサートになります。
 私の自宅は会館から徒歩圏内ですので、出勤がとても楽。今日はいつもより少し寝坊してしまいましたが、それでもちょっと急げば余裕で取り戻せるのですから、本当にありがたい。
 しかし油断は大敵です。月、火、水と、現場に入る時刻が少ーしずつ遅れている、、、のは、気のせいではないですね。そういえば小学校時代からずっと、「家の近い子ほど遅刻の確率が高い」という法則は真実であったように思います。学生は遅刻しても自分が損をするだけですが、仕事となるとそうはいきません。しかもいい年の大人とあっては言い訳の余地なしです。明日からは、きちんと目覚まし通りに起きたいと思います。
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霜焼け対策

2011年11月29日 23時25分52秒 | 健康
 毎年のようになっている霜焼け、もはや当たり前の冬の風物詩のように思っていたのですが、昨日ブログに書いたことで他の人々はどんなものかちょっと気になり、誰かに聞いてみようと思いたちました。
 早速職場で質問したところ、三人中三人が「ならない」「子供の頃はなったけど。。。雪の中で長い間バスを待ってたりして」「ずっと前、真冬にローファーを履いていたらなった」というように、「霜焼け被害には現在あっていない」という答えが100パーセント。しかも「なった」という時は、それなりに過酷なシチュエーションを経験してからのようです。「私、今年既になってる。。。」というと、「ええっっ!!まだ雪も積もっていないのに!!??」という反応。いや、私は雪の積もらない関東でもなっていたのですよ、、、、

 まだたった三人という乏しい統計結果ですのでなんとも言えませんが、意外に皆様霜焼けにならないんですかね??これはやはり、この冷え性体質改善を目指すべきか。今回の反応を見て、帰宅後はつい、いつもの紅茶にたっぷり生姜をいれてしまいました。
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霜焼け注意報

2011年11月28日 11時29分10秒 | 健康
 昨晩のこと。やれやれ、今日も一日無事終わったわーと布団に潜り込み、いざ就寝せんとしたところ、足の指に違和感が。
 ん?なんでしょう、この軽い痛痒さ、、何か妙に懐かしいような、、、、
 
 霜焼けでした。私毎年なるんですよね、足の指に。関東にいた時から。。。。。しかし!昨シーズンは何と、年を明けてから手の指にもなったのです。足の指は諦めるにしても、手の指は商売道具ですので差し障りが大きすぎます。あわてて薬局に薬を買いに行ったことが、昨日のことのように鮮やかに蘇って参りました。
 今年は何としても足だけで食い止めねば。軽くて済みますように。。。。
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フィギュアスケート グランプリシリーズ ロシア杯

2011年11月27日 23時48分16秒 | 時事
 本日終了したフィギュアスケートロシア杯で、男子シングルは羽生結弦選手が優勝!先に優勝を決めていた浅田真央選手と並び、めでたくグランプリ・ファイナル出場を決めました。羽生選手は仙台出身の東北高校生で、今回の震災で練習場所の確保もままならず、大変苦労していたようです。努力が実って本当に良かったと思います。

 羽生選手の名前を覚えたのは、昨年見た「東北未来人」という番組でした。ジュニアの世界選手権での優勝を経験し、2010年からシニアに変更した羽生選手が、シニアでの長い演技時間に耐えられる体力強化や、四回転ジャンプに挑む姿を中心に撮影したドキュメンタリーです。
 クラシック音楽界に負けず劣らず、早熟の天才たちが次々と現れるフィギュアスケート界。羽生選手もそんな中の一人なので、興味を持って観てみたのですが、「この人はきっと大物になる!」と思う努力ぶり(しかし決して悲壮感漂う、といった感じにはならないのがまた素晴らしい)でした。

 印象的だった言葉の中に、こんなものがありました。
「たとえばどこどこが曲がってるよ、って注意してくれるじゃないですか。でもそこだけ伸ばせばいいかって言われるとそうだけじゃない。そこを伸ばすためにも他の部分も何かしなきゃいけない、その何かが分からない。それを探ればいいかなって。」
 この言葉を聞いたとき、そうそう、そうなんだよ!と膝をうったものです。ヴァイオリンの演奏でも、ボーイングや姿勢など、細かい注意点が山ほどあるのですが、目につくところだけそのまま直していけば習得できるという、そういう単純なものではないんですよね。まだ若いのにしっかりしてるなぁと感心したことでした。

 今期は浅田真央選手の調子も上向いているようですし、グランプリ・ファイナル(シングル)出場の4選手、それぞれの活躍がとても楽しみです。




 
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山形Q練習42-vol.4

2011年11月26日 22時24分56秒 | 山形弦楽四重奏団
 本日は山形Qの練習。次回定期演奏会プログラムの練習に加え、来月石巻で演奏するハイドンの「日の出」を軽く合わせておきました。
 
 日の出。私の実質山形Qデビューとなったチャリティー公演で演奏した、記念すべき曲です。やはり気合いを入れてさらったからか、はたまたは単にあまり時間が経っていないからかわかりませんが、要所要所の注意点はわりと覚えているもので、少しブラッシュアップすれば大丈夫と思える内容でした。ちょっと安心。これで「あれっ??こんなハズでは。。。。。」という感じだと、山響のコンサートも続く時期ですので、えらくプレッシャーになってしまいます。

 定期の練習もまずます順調といえるでしょう。「????」という状態だったグラスの曲も、慣れるにつれて各楽章のカラーが見えてきます。カルテットの基礎トレーニングとしても効果大です。恒例ハイドンも、ダイナミクス等の設定が固まりつつあり、方向性が見えて来ました。(今日はベートーヴェンまで手がまわらず。次回に持ち越しです)

 というわけで、明るい見通しをもって練習終了。引き続き頑張ります☆
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今月のお茶

2011年11月25日 22時54分17秒 | 雑記
恒例のルピシア、今月のお茶。マリーゴールド入りの紅茶「ネプチューン」とマンゴーやグランベリーなどのフルーツ入り紅茶「ボンボン」です。
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猫を抱いて象と泳ぐ

2011年11月24日 21時26分47秒 | 
 昨日ブラグでも書いた「猫を抱いて象と泳ぐ」(小川洋子/文藝春秋)、本日読了しました。大きな、しかしとても静かな感動が胸にせまる佳作です。久々に小説の醍醐味を堪能しました。

 既に書いた通り、これはチェスを扱ったお話。チェスを生涯愛した少年の、悲しくも美しい物語です。
 話の所々で、現実にはありえないと思えるような設定があるため、前回「幻想小説」という言葉を使いましたが、内容としては深いリアリティを感じさせます。実際に、「リトル・アリョーヒン」と呼ばれた主人公の少年が存在したのではないかと思わせられる程です。
  
 リトル・アリョーヒンにチェスを教えたのは、廃車になったバスに暮らす大男で、彼は少年にチェスを通して、多くのことを伝えます。窮地の時には「慌てるな、坊や」と少年を落ち着かせ、常に少年の良き友人であり道しるべでした。少年がジュニアクラスのチャンピオンとの対局に負けた後の、二人の会話が素敵です。一部引用してみます。


「チェスを指していると、いろいろ不思議な気持ちを味わうよ」
 少年は言った。
「心の底から上手くいってる、と感じるのは、これで勝てると確信した時でも、相手がミスをした時でもない。相手の駒の力が、こっちの陣営とこだまして、僕の駒の力と響き合う時なんだ。そういう時、駒たちは僕が想像もしなかった音色で鳴り出す。その音色に耳を傾けていると、ああ、今盤の上では正しいことが行われている、という気持になれるんだ。上手に説明できないけど・・・・・」
「ああ、分かるよ。よく分かる」
マスターは親指を立て、OKサインを出した。
「つまり、最強の手が最善とは限らない。チェス盤の上では、強いものより、善なるものの方が価値が高い。だから、坊やの気持ちは正しいんだよ」


この小説の中では実際に音楽が流れるシーンは登場しませんが、小説全体を包む通奏低音のように、深い音楽があることを感じさせられます。抜粋したのはほんの一部ですが、他にも沢山の名場面があり、特に対局シーンは、「盤上に人生あり」と言いたくなるような味わい深いものです。(注*チェスがわからなくても問題ありません。私も全くの門外漢です)興味を持たれた方は是非読んで、この音楽に耳を傾けてみて下さい。



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バスの中

2011年11月23日 22時11分37秒 | 山形交響楽団
 昨日は米沢、今日は飯豊町、明日と明後日は酒田。日々山形の広さを体感しています。
 免許も車も持たない私は、専ら楽団バスのお世話になりっぱなし。しかしこれだけの移動距離になりますと、いかにバスの中で有効に時間を使うかが重要になってきます。
 
 今日は読書の時間にあてました。今、小川洋子さんの小説「猫を抱いて象と泳ぐ」を読んでいる最中です。これがすこぶる面白い。私は「博士の愛した数式」が大好きなのですが、この小説で扱われた「数式」に代わり、「猫を~」では「チェス」を扱っています。「~数式」よりも幻想小説の色が濃くなっていますが、それぞれの宇宙をとても深く、美しく描いています。
 私はチェスについては全く知りませんでしたが、知らなくても十分に楽しめます。(まだ読み終えていないので途中経過ですが)私の心の琴線に触れるのは、ことごとく主人公の少年が対局しているシーンです。中でも、少年にチェスを教えたマスターに、少年が初めて勝つ対局シーンは、夢のように詩的ですらあります。また読み終えたら、このブログにも読後感を書くつもりです。
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本屋にて

2011年11月22日 23時49分28秒 | 
 今日は珍しくスクールコンサートが午前のみで、午後は自分の時間でした。ということで、久々に本屋へ。
 
 私は本はとても好きなのですが、限られた資金と部屋スペースの関係上、できるだけ図書館で済ませるようにしています。が、それでも本屋をうろつく趣味はやめられません。だって店の平積みの本の様子などで、今世間で話題になっていることなんかが窺えたりしますから。。。
 
 しかし図書館と違って、本屋は危険です。図書館での誘惑には抗う必要がありませんが、本屋で惹かれたものを全て買っていては、お金がいくらあっても足りません。気になる本を手にとっては「いやいやいや、これは今は必要なし!!」と本棚に戻すという所作を繰り返す様子は、ハタで見たらかなり滑稽に違いありません。

 そんな中で、わりと財布の紐がゆるくなりがちなのが実用書。特に料理の本は、なかなか強敵がそろっています。写真もきれいですし、「む!これは今冷蔵庫にある材料で作れるではないか!!」と気付くともういけません。何度そのまま「お買い上げ」になってしまったことか。いえ、別に後悔はしていませんが。

 今はインターネットでいくらでも料理の情報は手に入りますし、そういうものも勿論よく利用しますが、私の場合なぜか本で知ったメニューの方が美味しく感じることが多いのですよね。細かい情報が丁寧に書かれているからでしょうか。あるいは、本を買うのは自然と好きな料理人(料理研究家)のものになってしまいますから、ヒット率が高いのかもしれません。

 今日購入した料理本は、「麹と酒粕のおいしい食卓」(小田真規子著、日東書院)。この著者は知りませんでしたが、粕汁くらいにしか使わずそのまま眠っていた酒粕があったので、買っても損なし!と判断しました。寒さが日一日と厳しくなるこの頃。酒粕でホットに冬を乗り切りたいと思います。
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初雪

2011年11月21日 22時20分48秒 | 雑記
「秋の夜長」について書いた翌日に雪が降りました。知らぬ間に、秋は足早に去って行ったようです。
 
雪と聞いて思い出す詩があります。三好達治の「雪」です。

 太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。
 次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。

たったこれだけ。初めて知った時は一体どこが良い詩なのか全く分からず、おこがましくも「自分でも書けるのではないか」と思ったものです。。。
しかし今になって、この雪のあたたかさが、なんとも言えない良い情景となって心に映ります。この冬、山形市内に雪が積もるのはいつでしょうか。
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秋の夜長に

2011年11月20日 23時09分50秒 | ヴァイオリン
秋も深まり、貴重な夜長を毎晩楽しんでおります。読書したりCDを聞いたり、やりたいことは山のようにあります。ちょっとやそっとの夜長では足りそうにありません。

今日は、先日送られて来たアフィニス音楽祭のCDを聞いております。調子にのって結構な枚数を買いました。。。真っ先に聞いたのは、もちろん自分がアンサンブルAで弾いたメンデルスゾーンの弦楽八重奏曲。最初の音を聞いただけで、あの夏の日々に記憶が引き戻されます。ちょっと流して聞くだけのつもりが、気付けばスコア片手にラジカセの前に陣取っていました。

ああー皆うまいな。。ここ苦労したんだよね。。。んーここは頑張って弾いたわりにはちょっと??etc,etc.
そういえばこの曲で、なかなか存在感のあるピチカートが出来なかったんだよなぁ。案の定あんまり聞こえてないな。。。。終わってから「よし、ピチカートうまくなるぞ!!」と固く決意したはずなのに、三ヶ月経った今全然変わっていないって、、、、
いかん!あの時の気持ちを思い出してもっと頑張らなければ!!と、再び決意を新たにした夜でありました。

しかしアフィニス、大変だけど本当に楽しかった!一段上達して、また是非参加したいものです。

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紅花染め

2011年11月19日 23時42分29秒 | 山形弦楽四重奏団
今日は室内楽演奏会で河北町に行ってきました。

よく知らなかったのですが、河北町は紅花の集積地だったとのことで、資料館などもあり、紅花との縁の深い町だそうです。今回主催者側のご好意で、出演者全員に紅花染めのスカーフを頂きました。紅というより濃いピンクと言った方が近いかもしれません。写真ではイマイチ伝わらないかもしれませんが、華のある、とても素敵なお色です。

私自身普段は寒色系の服装が多く、ピンクはあまり使い慣れない色ですが、たまに身につけてみると気分も何か明るくなって良いものですね。私に輪をかけて馴染みのなさそうな男性陣も、ポケットチーフ代わりに胸にさしたりして、なかなかお似合いでした。大切に使わせて頂きます。
お世話になった皆様、そして小雨降る中ご来場下さったお客様、本当にありがとうございました!
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2011年11月18日 21時38分33秒 | 時事
 ブータンから国王・王妃が来日されています。恥ずかしながらブータンに関しての知識は皆無状態の私ですが、連日の報道からお二人の誠実なお人柄や、前国王が提唱した「国民総生産より国民総幸福量」という概念などを知るにつけ、日ごとに興味を膨らましています。

 今日国王夫妻は、福島県相馬市を訪れ、小学校の児童と交流したり、市長に被害状況の説明を受けたりしたとのこと。印象深かったのは、ワンチュク国王が児童に向かってしたお話で、国王は、ブータンの国旗に描かれ国のシンボルともなっている「竜」の物語を引用し、「竜は私たちみんなの心の中に居て、『経験』を食べて成長します。だから、私たちは日増しに強くなるのです」と述べ、児童たちを励ましたということです。
 
 「経験を糧に強くなる」というのは、言うのは簡単でも、その経験が重いものであればあるほど、なかなかそうはいかないものです。国王もそれは十分承知した上で、そうあって欲しいという願いを込めて話したことでしょう。その話に真剣に耳を傾ける子供達の姿にエールを送りました。

 さて、来年はその竜が干支、辰年です。実は年女になる私。ちょっと気の早い話ではありますが、貪欲に経験を食べて肥やしにしていけたらと思います。
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冬支度

2011年11月17日 22時58分14秒 | 雑記
 今日は久々に仕事の拘束時間が短く、その後の時間をフル活用しました。
 昼食をとりその片付けを終えたら、まずは掃除です。忙しさにかまけて目をつぶっていた、フローリングの床の上を浮遊するホコリを一掃すべく、掃除機をひた走らせます。そしてその後は、一番したかった冬支度。何をするって、ただ単にホットカーペットを出しただけなんですが。それだけのことが、掃除機をかけないばかりに延ばし延ばしになっていたのでした。
 たった一畳ほどの小さいカーペットですが、いいんです。動き回るわけではありませんので。昨年初めて過ごした山形の冬。この小さいスペースにどれほど助けられたか。また今年もよろしくお願いしますと挨拶をし、次は洗濯。冬の日は短いので、たまのフリータイムは大切にしなければならないのです。次まとまった時間がとれるのはいつかな。。。。
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大船渡へ

2011年11月16日 22時47分43秒 | 山形交響楽団
今日は東北電力のスクールコンサートで、岩手県は大船渡市へ行って参りました。これまでも被災地に行くことはありましたが、今回は特に津波の被害が顕著だったところを目にし、言葉を失いました。                   
途中でさしかかった陸前高田で見たのは、まさにテレビで映し出された「全て海にさらわれていった」光景、そして未だに処理が進まない「瓦礫の山」。大船渡でもやはり更地のようになってしまった地域が、演奏会場の目と鼻の先にありましたし、裏手には仮設住宅が立ち並んでいました。写真を撮るのも憚られるような、そんな痛々しい風景でした。

それでも、当時はもっとそこら中に瓦礫が散乱していたでしょうし、確実に時間が経過したことを感じます。受けた傷をなかった状態に返すことは出来ないでしょうが、どうかまた一日も早く、安心できる日常が取り戻せますように。静かに光る海を見ながら、そう祈らずにはいられませんでした。
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