気づけば6月も末、早くも今年半分が過ぎ去ろうとしています。
この時期の楽しみが、年二回販売されるルピシアの福袋。半額くらいで普段はなかなか試せない高級紅茶が手に入ったりするので、今回は何が入っているのかな?と、ワクワクしながら包みをほどいています。
さて、今回も色々な紅茶が沢山!楽しみだわーと一つひとつ眺めていると…アレ?知らない紅茶があるぞ…?
記されている文字は「インド・シッキム」。テミという農園のもののようです。
シッキム…初めて聞きました。紅茶の産地の地名といえば、ダージリンが有名ですし、他にセイロンやアッサムといったところもメジャーですが、そもそもどの辺りかもわかりません。地図を見たら、ネパールとブータンの間の山岳地帯で、ダージリンの近く。なのでおそらく、気候もダージリンに似ているのでしょう。ネット情報によると、ダージリンに似た品質の紅茶がとれるのですが、生産量が少ないこともあり、なかなかの高級品のようです。
実は私「楽しみはとっておく」タイプなので、その線でいくとコレは後回しになるのですが、好奇心には勝てません。早速頂いてみました。
確かにダージリンに似ています。香り高いのに、しっかりとした深みのある味わいです。ただ、香りが私の知っているダージリンよりも、甘いような気がしました。花のような果実のような香りも華やかさがあり、南国のイメージです。ダージリンの香りはマスカットやリンゴのような香りを感じることが多いので、やっぱり似たような場所でも違うのですね。
とても美味しい紅茶です。これ飲み終えたら、しばらく飲めないんだろうな…。大切に味わいたいと思います。
無観客ライブ配信を続けてきた山響のコンサート。このたびいよいよ!お客様を入れての演奏会を開催する運びとなりました!!プログラムは、ご好評頂きました前回の阪さんとのベートーヴェンを続ける形で、交響曲第1番、第5番になります。
ライブ配信には細かいところがよく見える、遠方の方に知って頂ける等のメリットもございますが、やはり同じホール空間で、同じ響きを共有したいというのは切実な思いとしてあります。今回は県民ホールで300席で、明後日土曜日の10時から発売開始です。ご興味のある方はお早めにチェックしてみてくださいね。
日時は7月7日夜7時から(777、覚えやすい上に縁起が良い!)。山響メンバー一同、織姫彦星に負けないほど、会場でお客様にお目にかかれるこの日を楽しみにしています☆
昨日山響による、コロナ禍後初、フルオーケストラ無観客ライブ配信コンサートが終了しました。ご視聴下さいました皆様、ありがとうございました!
今回はプログラムも、状況に相応しいものだったのではないでしょうか。我々も「今ここで演奏できる喜び」をひしひしと感じながらの演奏会となりました。コンサートを通し、最後に田園のクライマックスを迎えた時、正直これほどの感謝の気持ちが湧き上がって来たことは、これまでになかったように思います。まずは一歩前進を喜びたいところです。
県民ホールは舞台も大きく、楽団員間のスペースもしっかり確保しつつ演奏することが出来ました。ここにお客様がご来場できる日が、近い将来に実現しますように。
明日は三回目の山響ライブ配信。facebook等では第二弾となっておりますが、コロナ自粛後再開の第二弾ということで、自粛前の3月のものを入れると第三弾になります。前回、前々回のご好評、本当にありがとうございます!
指揮は今回も創立名誉指揮者村川千秋、常任指揮者阪哲朗の両氏となります。編曲者である村川先生と最上川舟唄を奏でられるのは、ありがたい限りです。そしてベートーヴェンのピアノ協奏第1番、交響曲第6番「田園」と名曲が続きます。ピアニストには三輪郁さんをお迎えし、今日もリハーサルでは、瑞々しい音楽をホールに満たしてくださいました。本番が待ち遠しいです。
コロナ禍ですっかり影を潜めてしまった感がありますが、今年はベートーヴェン生誕250年のメモリアルイヤー。ウィーンフィルのコロナ自粛後最初のコンサートもベートーヴェンの交響曲「第5番」だったようですが、それぞれにキャラクターは違っても、ベートーヴェンの曲は前に進むエネルギーに溢れていますね。今求められている音楽なのかもしれません。
コンサートは15時開演、プレコンサートトークは14時50分から始まりますので、こちらもぜひご覧下さいませ。いよいよフルオーケストラで再開です!
自粛期間中にしてみたかったことの一つに「心の赴くままに読書に耽る」というものがあったのですが、棚上げしていた仕事に思いの外忙しく、そんなに沢山の読書はできずに今に至ります。が、時勢の流行りに乗った形ではありますが、毎晩ほんのちょっと、それこそ2−3頁ずつ読んでいた本があります。カミュの『ペスト』です。
寝酒の習慣はありませんが、ウイスキーを寝る前にチビチビ嗜むのはこういう気分なのではないか、、、という感じがしました。名作なだけに、アルコール度高めと思われます。実は最後の方は、佳境に入ったのに加え、仕事が始まったというのにまだ読み終えていないという焦りから、結構な頁をまとめて読んでしまったのですが、内容もだんだん深くなっているため、十分に理解できていない自信がある読後感になってしまいました。再読が必要ですね。。。。
一つ印象的だったのは、ペストと戦う医師リウーと、保健隊に志願して医療現場を支えるタルーが、友情の記念に海を遊泳するシーンです。全編を覆うペストの猛威が、この場面でだけ遠ざかります。ペストがなくなったわけではないけれど、つかの間解放される。natureとartは真逆ではありますが、芸術もそんな力になれるのではないかと、ふと思った一コマでした。
昨日、久方ぶりの演奏会を無事終えることが出来ました。無観客ですが、既に沢山の好意的な声をお聞きし、ありがたく思っています。
阪さんの躍動感溢れる指揮にのせられての弦楽セレナード、そして村川先生の歩んでこられた道が見えるようなアンダンテ・フェスティーヴォ。素晴らしい経験をさせて頂きました。こういう一つひとつが、歴史を紡いでいくということなのでしょう。
次回は21日、いよいよフルオーケストラです!
いよいよ明日がコロナ禍後初の演奏会。無観客とはいえ、ここまで長かった。。。事務局スタッフをはじめ、ご尽力下さった全ての人に感謝を。
今回の演奏会で、久々に村川先生に再会できたのもありがたいことです。相変わらずお元気そうで、穏やかな笑顔にホッとしました。しかし熱い思いのこもったタクトは健在、明日が楽しみです。
19時開演、会場はオンライン環境の整ったお好みの場所で。お聞き逃しなく!
GCFと聞いても何のことやら、、、ですよね?(少なくとも私はそうでした。)ガヴァメントクラウドファンディングの略です。クラウドファンディング型ふるさと納税【山形市×山響 #音楽でまちを元気に】が、明日6/10からスタート致します。
山形市をはじめ、多くの方のご尽力により、無事発足の運びとなりました。心より感謝申し上げます。そしていつも応援してくださる皆様に、まずはこのプロジェクトページをご覧頂けたら幸いです。同日の午前10:00から、下記ホームページで閲覧可能となります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
以下のURLがプロジェクトページとなります。
※明日の10:00まで閲覧できません。
URL: https://www.furusato-tax.jp/gcf/879
手探りの日常が始まっています。そんな中、山響も遂に始動。3月にご好評頂いたライブ配信公演を、来週末に発信いたします!
日時:2020年6月13日(土) 19時開演予定
指揮:阪 哲朗・村川千秋
曲目:
〈金管&打楽器ステージ〉
・J.ウィリアムズ:オリンピック・ファンファーレ
・ブルックナー:正しき者の唇は知恵を語る WAB 30
・H.リンドバーガー編:悪魔のギャロップ
・H.リンドバーガー編:セルからモースへの結婚行進曲
〈木管ステージ〉
・R.シュトラウス:セレナード 変ホ長調 Op. 7
〈弦楽ステージ〉
・チャイコフスキー:弦楽セレナード ハ長調 Op. 48
・シベリウス:アンダンテ・フェスティーヴォ JS 34b
ご覧の通り、フルオーケストラ公演ではありません。セクション別にすることで、舞台上の密を可能な限り排除しての試みです。それでも待ちに待った久々の公演、どうか沢山の方にご視聴頂きたく思います。カメラの向こうにいらっしゃる皆様を想像しながら、思いを込めて演奏致します。
ちなみに前回のライブ配信の際は、アクセスが集中して繋がらない事態が発生し、ご迷惑をおかけしました。この対策として、事前に楽団HPで発表される配信URLを、事前にブックマークを登録していただくか、Facebook、Twitterでの投稿の検索などもご利用下さいますよう、お願い致します。
楽譜を見たくて、久し振りに街中の楽器店へ。暑くてもしっかりマスク、久々の訪問、その上最近カジュアル化の傾向にある服装(仕事じゃないもので、、、)のため、顔見知りのスタッフ様も気付かないかと思いましたが、ちゃんとバレました。さすがプロフェッショナル!!
お元気でしたか、とご挨拶から話をしているうち、「コンサートも中止や延期が続いているけれど、皆様その分、早く聴きたいって言って、気持ちが高まってらっしゃるみたいですよ」と、ありがたいお言葉を頂戴しました。現場のこういう声を聞くと本当に励まされますね。そういえば職場以外の音楽関係者とお話するのも、随分久し振りのことでした。一日も早く、皆様に演奏をお届けできる日が来ますように!その日に向けて、しっかり準備をしておきたいと思います。
山形市総合スポーツセンター、東北芸術工科大学、七日町御殿堰といった街中でひときわ目をひく建物は勿論、山形テルサ、酒田希望ホール、白鷹町文化交流センター「あゆーむ」といった、我々が深くお世話になっているホールの数々。それらの設計が皆、本間利雄設計事務所のものと、この雑誌を読んで初めて知りました。もちろん、先日オープンした駅西の県民ホールも。
建築画報のバックナンバーを手に入れました。小国町で生まれた本間利雄氏の事務所の55年の軌跡がまとめられています。内藤廣氏や香山壽夫氏ら一線の同業者との対談も面白く、たまたま古本を発見したのですが、良い買い物をしました。
やはり今後、ソフト作りで携わっていく一人として、駅西の県民ホールの記述は興味深い記事の一つです。あの場所のコンセプトは「21世紀の文化の森をつくろう」というもので、もともとは山形城址の三の丸に位置していて、そこに水や石積み、けやきの森などによって文化的なものを形成したいというテーマがあったそうです。そして氏が常に「地域に生きる」ということを言っており、地域貢献、地域とのつながり、それをどうやったら実現できるかというのが、今も事務所のテーマだと。
残念ながら、今はもう本間氏はいらっしゃいませんが、「地域に生きる」というテーマは、我々にも共通のものを感じます。まさかホールオープン前に、世の中がこれほどまでに激変するとは誰も想像しなかったことでしょうが、少しずつ、でも確かな足取りで、地域の人々とのつながりを深めていけたらと願ってやみません。