免許取得への道 19

　さて、今日は明日の修了検定の前の最後の授業、、、のはずだったのですが、最初に白状しますと、残念ながら延期になりました。。。。

　今日の授業は前回も担当して下さったベテランの女性教官が担当。さあ、ひと頑張り、と気合いを入れるも、「あれ？前回乗ってから初めてですか？もう一回あったと思ってましたけど。。。」と先生。実は今日と前回の間に一日事務局が間違えて入れて、消しゴムで消した後があったのです。鉛筆の後が濃過ぎて、消しても残っているような状態だったんですね。いや、実は私も、本当に今日一日なんとかなるものなのか内心疑問だったんですが。。。。不安。

　不安というのは、考えすぎると意外とそのまま的中してしまうものです。今日はまさにそのケースで、一つ歯車が狂い出すと、焦って次々と芋づる式にミスを繰り出すという失態を犯し、これが検定だったら減点の積み重ねで確実にアウトという状態。これで受けても受かる気が全くしない。先生の勧めもあり、涙をのんで延期ということになりました。

　しかも次に検定を受けられるのは、仕事の都合上２週間以上先になってしまいます（検定がせめて夜とか週末に出来たら良いのに。。。）。なので、検定日前日と前々日に１時間ずつ追加実習を入れるという、荒技を使うことになってしましました。「頑張ってこの二時間でなんとか仕上げるようにしましょう！間が空いてしまいますが、イメージトレーニングをして忘れないようにして下さいね」と、先生。その熱意が伝わってきて、なんだか有り難いやら情けないやら。

　ヴァイオリン以外のことで、これほど深い自己嫌悪に陥ったのは久しぶりな気がします。家に帰り着いた私は、漫画だったらさしずめ、頭上に大きな岩が「ドーン」と乗っている感じです。はぁー、とタメ息をついていると、携帯にメールが。

　メールは二通、一つは大学時代の先生、もう一つは小学校時代からの友人から。どちらも文面は違えど「テレビ見ました、頑張ってますね」という内容でした。そういえば、今日は先日NHKの収録があった歌謡ショーの放映日だったのですね。自動車学校に行っていたのでほとんど見逃してしまいましたが。後ろの方のプルトでしたしあまり映ってはいなかったと思うのですが、さすがNHKのゴールデンタイム。

　メールを読みながら、そういえば私は昔から、何かするのに人の倍時間がかかるんだよなー、ヴァイオリンもそうだった。。。と思い当たりました。なんだ、そう思えば仮免までこの道のりも想定内ではないか？いくら運転が難しくてもヴァイオリンよりは難しくないはず。そうだ、そうに違いない！と気を取り直しました。めげずにガンバリます！！

　

　

山形Q庄内定期終了

　山形Q庄内定期が無事終了しました。なかなか生で聞く機会の少ない曲ばかりで、特に最後のベートーヴェンは長さもあるため、弾くのもですが聞く方も体力を使ったと思われます。いつもながらにあたたかいお客様の拍手に包まれ、ホッと一息。ご来場下さった方々、主催の黒木先生ご夫妻、そして山Qメンバー＋華を添えて下さった田中知子さんに感謝！皆様本当にありがとうございました！！

冬景色？

昨日に引き続き、肘折温泉です。散策してみると神社を発見。意気揚々と石段を上るも、すぐに雪の山に行く手を阻まれ断念…。
ここはまだ冬？いえいえ、そこかしこに顔を出す蕗の薹に雪解け水。間違いなく春です！世間はＧＷの幕開けです。幸先の良いスタートになるよう祈りつつ、張り切って演奏してきました☆

肘折温泉へ

仕事で肘折温泉へ向かっています。うまく撮れませんでしたが、だんだん雪の量が増えてきています…。さすが山形！

免許取得への道 19

　仕事のあと、自動車学校の最終夜コマ実習を受けに行きました。第一段階も大詰めです。

　今入っている授業は、今日の分を除くとあと１コマのみ。一体これで検定なんて受けられるのか？？不安。。。

　今回の実習では、一番最初に指導して下さった教官が担当に。細かいところもしっかり見ていらっしゃるので、ダメな所は厳しく指摘しつつも、良くなるときちんと評価して下さる、頼もしい先生です。「手首が浮いて腕が上がってますよ、それだと見通しも悪いでしょう？」「ハンドルをまわしたら、次の手の持ち替えをスムーズに。（手は）せっかく二つあるのだから使わないと」目の前の処理に夢中でおろそかになりがちなところもきっちりチェックして下さいます。

　カーブからセンターラインへの寄せ方や、S字、クランクに難を残しつつも、どうやら注意ポイントが絞れて来た感じです。S字で先生は「口を挟まないから、一人でとりあえずやってみて」とおっしゃり、止まり止まり、どうにかこうにか通り終えると、次は何と「じゃああまり時間も残ってないから、最後にブレーキを使わないでS字をもう一度やってみましょう」。

　えええ~っ！！？？そんな、不可能ですっ！！と仰天する私に、「まあまあ、落ちたら落ちたで良いから。S字S字って言うけれども、ただの左カーブ、右カーブですよ。さあ、行きましょう！」

　そこで腹を据えてS字へ。するとあら？なんだか結構スムーズ？？途中で突っかかることもなく、今までの最短時間で通過。こんなことって。。。？？？

　先生曰く、「運転で必要な『先を見る』というのは、動きながらでないと読みにくいんですよ。S字も、道幅は普段走っている幅より寧ろ広いくらいでしょう？自分で難しい、難しいと思ってブレーキばかり使っていると、動きが分断してしまって却って難しいんですよ。まあ全くブレーキを使わない、というのではなく、次回はブレーキを少し使いつつも止まらないで走ってみると良いですよ」とにっこり。なるほどー！！最終段階で素晴らしいアドヴァイス、ありがとうございます！！いよいよ正念場、このまま先へ突き進めよう頑張ります☆

　

免許取得への道 18

　山形Q定期の翌日、疲れ果てて泥のように眠りこける休日。。。。は夢で終わり、まだ半分以上眠っている頭と体を無理矢理動かして、今日は朝から久々の自動車学校へ。

　懐かしの学校敷地内では、桜の花が降りしきる雪の中で震えておりました。きれいではあるけれど、なんだかちょっと可哀想。

　建物に入ると、「おっ！頑張ってたか！」と声をかけて下さる先生。

「いやスミマセン、仕事は頑張ってたのですが学校は休んでました。。。」とは言えず、「あっ、オハヨウゴザイマス。。。」とモゴモゴ挨拶。なんだか出席日数の足りない学生の気分です。送迎の方にも「あれっ、結構久しぶりだよね？？」とお声がけを頂き、有り難いやら恥ずかしいやら。

　このような体たらくで運転できるのだろうか、すべて忘れているのでは、と戦々恐々。教官は初めて担当して頂く女性で、若いのですがテキパキした話し振りから、すでに長いキャリアを感じさせられました。言う事全て明快で論理的。最初の見本の運転の際は、なんだかこれまでになく無言の時間が多く、ダメだしも容赦がなかったので不安感がつのりましたが、おっしゃることは全て理にかなっているので、教えの通りついていけば間違いないという安心感はあります。ただ、この時間だけでは「教えの通りついていけ」なかったのが残念ですが、、、次回への課題です。

　今回印象的だったのは、「スピードがほとんど出せていないのが良くない。決まった教習時間内でより多く走るにはあまりにスピードが遅いと非効率だし、アクセル、ブレーキの使い方も、ある程度のスピードで走っていてこそ使う頻度も上がる。即ち、慣れて上達につながる。怖いのは分かるが、もっと積極的にスピードを出そう」という趣旨の言葉でした。言われてみれば全くその通りです。せめて直線は、もうちょっと行けるようしようと反省しました。

 

山形Q第47回定期終了

　盛岡の仕事を終えてすぐに山形に戻り、なんとか今回も山形Q定期演奏会を終える事が出来ました。足を運び、いつもながらにあたたかくご支援下さるお客様方、本当にありがとうございました！本日は東京から作曲家の壺井一歩氏にお招きし、リハでも貴重なアドバイスを頂くことが出来ました。

　ハードスケジュールの中で、またなんでこんなハードプログラム、、、、と恨めしく思ったこともありましたが、名曲は一度弾いたくらいでは、その中に詰まった沢山のお宝を発掘することは出来ません。「また弾きたい！」と思える曲に出会えたという意味でも貴重な機会だったと思います。さて、山形Qは今月末はまた別プログラムで酒田定期です。また気持ちも新たに名曲たちと向かい合いたいと思います。

光原社

仕事で盛岡へ。宿泊したホテルの近くに感じの良い商店街があったので、お昼ご飯を調達がてら、リハーサル前にぶらりと散歩してみました。
パン屋さんに家具屋さん、和菓子屋さん。どこも「良い仕事してますね！」と言いたくなる素敵なお店ばかり。その中に、光原社という工芸品を扱ったお店がありました。
ここはなんと、宮沢賢治が「注文の多い料理店」を出版した ところで、現在は出版業は整理し、工芸品の販売を行っているのだそうです。
お店は中庭のある造りで、カフェも設けられており、そのお庭を眺めながらコーヒーを頂けます。本番前にゆったりとした時間を過ごすことが出来ました。お近くにいらした時は是非！

中間報告

　さて、最近ぷっつり途絶えていた自動車学校ブログ。「さては早くも落ちこぼれたか？」とご心配されている方がいるかもしれないので、一応状況報告を。仮免許取得に向けて、残る実習もカウントダウンに入って来たのですが、その時点で「次の実習をいれる前に、修了検定の日程を決めて下さい。残りの実習は検定日近くに入れます」とのお達しが。

　それでは、と検定日を入れようとスケジュール表を見てフリーズ。授業と違い、曜日と時間が厳密に決まっている検定日。山形Qのある日は無理、定期期間は無理、この日はその時間だと仕事に間に合わない、ここは絶対練習時間を確保したい。。。。仕事と山形Qが詰まっている４月には、なかなかおいそれと入れられる日がないのです。しばらく停止していた私を見て、スタッフの方が「今すぐ決めなくても良いので、後日電話下されば。。。。。」と助け舟を下さったのでした。

　そのまま忙しい日々に押し流されていたのですが、さすがにこのままでは実技を忘れてしまうと危機感が。とりあえず、五月の頭に検定日を設定。それでスケジュールが調整できそうかは、学校から連絡待ちです。はてさて、どうなることやら。。。。

ラストスパートへ

　山響定期が終了、今日は山形Q定期に向けての練習です。全て違うプログラムの本番が続く四月、やらなければならないことは目が回るほどあります。

　もう本番までカウントダウン。練習も集中した時間が続きます。疲労を癒すべく、帰宅後は「とっておき」マリアージュ・フルーレの紅茶を淹れてクールダウン。ラストスパート、頑張ります！

 

チーム

2013年世界フィギュアスケート国別対抗戦が終了。フィギュアスケートという個人競技を団体戦にしたもので、いつもとは違う雰囲気を楽しむ事が出来ました。

日頃ライバルとしてリンクに立っている選手たちが、敵も味方もなく声援を送る姿は、見ている我々もとても気分の良いものです。が、なんといっても滑っている本人達のメンタルな部分が異なっていることは、彼らの表情でわかります。逆に言えば、それだけ通常は、リンクの上では孤独なのだということでしょう。

今回も「チームジャパン」というような呼ばれ方をしていましたが、最早日本語といて使われているこの「team」、そういえば何て訳すのかしらと思って手元の辞書を引いてみると、「(競技の）チーム」の前、一番最初に「仲間」と書かれていました。ということは、companyと類義ですね。

勝負事という括りではありませんが、演奏もteamwork。明日は定期の最終、鶴岡公演です。良いteamworkをお聞かせ出来るよう頑張ります。

電話考

　先日珍しく、携帯電話ではなくご家庭に電話する機会がありました。ものすごいスピードで携帯電話が浸透していった現代、お店や病院、会社といったところ以外で固定電話にかける機会は、本当に少なくなりましたね。「◯◯様はご在宅でしょうか？」と言いながら、こんな台詞久しぶりだなーとなんだかしみじみしてしまいました。（いつもなら単に「いらっしゃいますか？」と言うところなのですが、あまりに久しぶりでなんだか緊張して、営業みたいな口調になってしまいました。。。）

　今も決して得意とは言えませんが、子供の頃は電話は受けるのもかけるのも大の苦手でした。友達の家にかけて、聞き慣れない父親と思しき低い声が「もしもし」と聞こえてきた時は、「次はこう言う」と考えていた台詞が飛んでしまい、一瞬固まっていたものです。

　しかしそれも良い社会経験だったなぁと思うのです。今はなんでも携帯に直接電話、本人以外がでることはまずありません。携帯所持はどんどん低年齢化していますが、同時に親御さんも、子供の交友関係を把握する貴重な機会を一つ失うわけです。想像するに、新社会人の電話応対も、我々の頃よりも拙いところから始まるのではないでしょうか。どんどん個別化が進む社会は、便利な反面、失われていくものもあるように感じてしまいます。電話口で待つ時間が、なんだか愛おしく思えたことでした。

ハイドン再び

　白鷹公演が終わってホッとする間もなく、今日は山響定期リハ初日です。指揮者に鈴木秀美氏をお迎えしています。

　何を隠そう、私の山響デビュー定期は氏が指揮をされた（勿論チェロも）回でした。いきなりハイドンの「うかつもの」で、様々な試みに目を見張りっぱなしでしたが、泉のように湧き出る氏のインスピレーションは健在。ベートーヴェンは新しいプログラムですが、ハイドンのサービス精神は、今回も色々なところで顔を出しています。古色蒼然としたクラシックではない、ヴィヴィッドな音楽をお届けしたいと思います。

白鷹演奏会終了

　本日白鷹の山形Ｑ演奏会が終了しました。天候は良いとは言えないまでも、想像していたほど悲惨なことにはならず一安心。
山響で弾いたときから大好きになったこのホールで室内楽を演奏出来る喜びを噛み締めながら、図々しくも気持ち良く演奏させて頂きました。

紺野氏の楽譜を発掘して下さった小宮先生、楽譜を完成させて下さった安藤氏、そして演奏会開催に向けての白鷹の皆様のご尽力があって実現したこの演奏会。関係者の方々、そして悪天候の中足を運んで下さったお客様には感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました！

白鷹へ

　休日中にも関わらず、連日練習に余念がない我らが山形Q。いよいよ明日は白鷹にて、紺野陽吉氏の曲を中心とした演奏会本番となります。

　やるべきことはやった、ような気にはなっていますが、心配なのはお天気。「雨かも」なんて生易しいものではない、爆弾低気圧と呼ばれるような暴風雨注意報が出ております。。。。なぜこの日？チケットをご購入下さった皆様、くれぐれも身の安全にご留意下さいませ！