先日、会津に行った際のお土産をご紹介。漆製品です。
お猪口は村上修一さんという方が作られたもので、欅の木目の美しさに惹かれて購入しました。毎日ヴァイオリンを手にしているので、木目が見える摺漆、好きなんですよね。
後方の器二点は、喜多方市で購入したもので、給食用の漆器なのです。何と喜多方市では、全ての小中学校の給食で、この器が使われているそうなのです!!地場産業とこんな形で関われるなんて素晴らしいですよね。この器にしてから、給食を残す子どもも減ったのだとか。長期休暇の間に、破損したところを修繕したりもするそうです。
ところで、漆の国内自給率ってどのくらいだと思いますか?実は5%にも満たないのです(漆は英語でjapanというのに。。)喜多方市では、漆の栽培にも力を入れて、給食漆器の半分は喜多方産なのだそうです(喜多方市HP参照)。
前述の村上氏も、漆を掻くところから手がけられているとか。会津の漆愛に感動した旅土産でした。
本や雑誌が増えすぎてしまい、早くまとめて処分しなければと思いながら月日は流れ行くばかり。まとめてというのは無理と悟り、少しずつでも整理していくことました。
ということで、いくらかまとまったところでブックオフへ。やれやれ、これでちょっとは減ったなと思うのですが、また買ってしまうのですよねこれが、、、!まあ嵩が減っただけ良しとします (買値の方が高かったので所持金も減りましたが) 。
買ったのはわかりやすいニュース解説でお馴染み、池上彰氏の「なんのために学ぶのか」。池上さんらしく、大変分かりやすく明瞭な文章で、面白く読みました。沢山の、特に若い人達に読んでほしい一冊です。
ただ、学びは一生のもの。年齢はいくつであっても関係ありません。色々なるほどと思わせられた本ですが、一番心に残ったエピソードは、池上さんのお父上が、88歳を過ぎて寝たきりになっても「岩波書店から『広辞苑』の新しい版が出たから買ってきてくれ」と頼み、枕元に置いて少しずつ読んでいたというものです。学びに対する意欲が半端ではありません。
そもそも学びは楽しいもの。人生100年時代、死ぬまで学ぶ姿勢を持ちたいものです。
久々の大型連休が明け、今日から仕事です。休みの間だけ時間の経過が早かったのではないかと疑うほど、あっという間に終わってしまいました。「これだけは!」という幾つかのミッションは遂行しましたが、やり残した数々はまた次の機会に。
さて、今回の仕事は「ブラスフェスタ」。我々弦楽器も参加しますが、出番は前半のオーケストラ曲のみ。前半だけで仕事が終わり、「お先に失礼します(後は頼みます!)⭐︎」と管打楽器の方々に挨拶をして会場を後にする、、、という、一年に一度あるかないかのレアコンサートです。もとい、山響自慢の管打楽器セクションによる、華やかかつ力強い音色の魅力と、中高生の若さ溢れるエネルギーがコラボする貴重な機会。入場無料の大盤振る舞いですので、是非明日15時、寒河江市民文化会館までお越し下さいませ!
今週は久々の大型連休!というわけで、また来月は怒涛の忙しさになるのを見越して、今回の休日はしっかり満喫することにしました。
そこで出掛けたのが会津。喫茶と工芸と建築の好きな私には、楽園のような町です。お陰様で堪能しました!
かねてから行きたかったのがさざえ堂。見てびっくり、登ってびっくり。螺旋の坂になっていて、上りと下りで完全に別ルートなのです。いやあ、よくこんなの建てたな、。。。
ところで。実は昨年、会津に仕事で来た時に、あわよくばここに寄れないかと考えたのですが、無理しなくて本当に良かった!その時は夏でしたから、楽器持ちだと「車内は暑くなるから持って行こう」となり、楽器を背負ってあの坂を登る羽目になるところでした。さざえ堂、螺旋階段だと思っていたのですが、完全に坂、スロープなのです。一応滑り止めのような板は貼られて(?)いるのですが、立ち止まって一休み、みたいなところは無く。楽器と私の危機になるところでした。
一見の価値ありの素晴らしい建物ですが、中の空間自体狭いので、結構な傾斜に感じます。上る時は、足元に不安のある方はご注意下さいませ。
久々の映画です。ヴィム・ヴェンダース監督による「perfect days」、ようやく観に行って参りました。
期待に違わず、素晴らしい映画でした。映像が美しく、役所広司の演技を演技と思わせない様は、至芸と言えるのではないでしょうか。映画の佇まいがそう思わせたのかもしれませんが、平山という人そのものになっている感じが、「東京物語」の笠智衆みたいだなと思ったら、ヴェンダース監督が小津映画を意識していたということを、映画を見た後に知りました。
一瞬たりとも同じ表情をしていない「木漏れ日」が、映画の重要なモチーフになっています。同じような毎日でも、全てが違って、全てが愛おしい。実家と疎遠になっていることが平山の中の「陰」としてありますが、彼のように多くを望まず、過不足なく生きている様は、羨ましいほどになんとも清々しく、美しいと感じました。
それにしても東京のトイレはアートですね!東京の公衆トイレを見てまわるツアーを企画してほしいくらい。建築好きにもオススメしたい映画です。
さて、春といえば出会いと別れの季節。この時季、私が楽しみにしているのが東北芸術工科大学の卒展です。先日最終日に駆け込みで行って参りました。
いやあ、堪能しました。もっとも規模が大きすぎて、ほんの一部しか見られていないのですが。もうこれは卒業制作のレベルを遥かに越えているのでは!?というものも沢山ありました。こんな若者たちが社会人になるのかと思うと頼もしい限りです。皆様の新生活が明るいものになりますように!
先日、小澤征爾さんが亡くなったことが報道されました。私は直接お会いしたことはなかったのですが、残された足跡が大きいだけに、様々な面で影響を受けていることは間違いありません。ご冥福を心よりお祈り致します。
さて、定期が終わり、今週末は山形オペラ協会の方々とモーツァルトの「cosi fan tutte」公演。昔何かで読んだのですが、私の記憶違いでなければ、小澤征爾さんが「無人島に行くとき持って行きたいスコア」と言っていたように思います。お話は実に馬鹿馬鹿しいばかりでなく、今ならジェンダー差別でNGなんじゃないかと(タイトル含め)。それでも音楽は素晴らしい!!さすが天才モーツァルトです。
セカンドヴァイオリン泣かせのモーツァルトオペラですが、良い公演に出来るよう頑張ります。
今週末の定期公演に向けて、リハーサルが始まっています。
後半のプログラムはメンデルスゾーンの名曲、交響曲第4番「イタリア」。ドイツ人は太陽の光溢れるイタリアに大いなる憧れを抱いているというのはよく言われる話ですが、実は私もイタリアに憧れる一人。残念ながら行ったことがないのです。。。
円安で、外国は益々遠くなってしましいましたが、今回の指揮者、キンボー・イシイ氏は世界で活躍される国際人。聞いたところでは5ケ国語くらいは堪能らしく、今回のリハーサルでも色々なところで「インターナショナル」な印象を受けます。音にも母音にこだわる辺りは、その一例と言えるかもしれません。
どのような色あいの演奏になるか、我々も本番が楽しみです。是非会場でお楽しみ下さい!
昨日は飯豊町にて「みんなで創る音楽会」でした。地元の方々による合唱団の熱唱もあり、沢山のお客様にご来場頂けました。ありがとうございました!
さて、この時季の飯豊と言えば、運転も憚られる一面の銀世界、、、のはずが、なんと道路は普通にコンクリートが見えているし、「山形市に比べれば雪はある」とはいえ、例年からは考えられない平和な風景。ありがたいけど地球は大丈夫なのか、、、と若干の不安を覚えておりましたら、今日は白い世界がカムバック。特に雪に弱い関東を中心に、交通の混乱が報道を賑わせています。飯豊も1日ずれていたら、移動に苦戦したかもわかりません。
雪は降っている最中よりも、積もり始めてからの方が難儀です。皆様、明日の朝はくれぐれも、足元に気をつけてお出かけ下さいね!
明日は多賀城にてドラクエVの公演です。鬼退治ならぬ魔物退治に行って参ります。
近年節分は、スーパーで恵方巻きの宣伝を見て、「もうそんな時季か」と気づくのが慣習になっています。たまたま海苔が安くなっていて助かりました。(恵方巻きを作ろうと思ったわけではありません)
地方によっては、「鬼は外」を言わないところもあるようですね。まあ正直、悪を完全に駆逐するって無理があるよな(そもそも悪の定義が難しい)、という出来事の多い今日この頃、近くに福を寄せて置けたら万々歳ですね。
まあドラクエではそうも言っていられませんので、魔物は全力で倒しに行きます。応援してくださる皆様、是非明日15時、多賀城市民会館でお会いしましょう!