昨日の友人のメールアドレスを使った詐欺で、一つわかったことがありました。それは詐欺被害にあう人の心情です。
以前、「オレオレ詐欺」の再現ドラマを見たとき、「詐欺でも良いんです！」と言って、警察の止めるのも聞かず、ATMに駆け寄ろうとする老婆の姿がありました。それを見たとき、「詐欺で良いわけないではないか！」と思った私は浅はかでした。詐欺にあう人は、それを詐欺だとは露ほども思わない人もいるでしょうが、多分そうではない人も沢山いるのだと思います。その人たちは、「詐欺かもしれないが、これが本当だった場合、あの人（多くの場合は家族）がどれほど困っていることか」という方に頭がいっぱいになってしまうのですね。
私の場合、すぐにこれが詐欺だと確認がとれたので大事にはいたりませんでしたが、それがままならなかった時は本当に危ないと思います。勉強になりました。どうぞ皆様もお気をつけくださいませ。
久々の休日でのんびり過ごしていたときのこと。ロンドン時代、同じ寮で過ごした友人から英文メールが。内容は、「今フィリピンにいるのだが、強盗に会って文無しである。帰ったら必ず返すので、いくらでも良いからお金を送って欲しい」という内容。えええーーーっっ！！とびっくりして、思わず返信してしまったのですが、よく考えたらなんでフィリピン？今もロンドンにいるはずですが、結婚して小さい子供もいるのに。。。。まあ旅行好きな人ではありましたが。。。？？
で、facebookで彼女を探してみたら。「なんかメアドがハッキングされたらしい。変な英文メールが来たら削除してくれ、私は元気にロンドンにいる」とのコメントが！！！！
恐ろしや、ハッキング。一応彼女なら答えられる質問付きでメールしたものの、返信してしまったことが悔やまれてなりません。。。。これって、また私のアドレスがハッキングされたりするんでしょうか。。。。万一私から変な英文メールが届いたらすぐ知らせて下さいませ！
衝動買いしてしまったラタンツリー。籐で出来たオブジェみたいなもので、アクセサリーなどを掛けておくことが出来ます。
アクセサリーを身につけることが殆どない私。何しろヴァイオリンを弾くことを生業としているため、どうも金属製のものを身につけていると楽器に当たらないか気になってしまうのです。弾く前に外せば良いのですが、それも面倒。。。なので数少ないアクセサリー類はしまったままの憂き目にあっているわけですが、少なくともこうして飾っておけば目を楽しませる役には立つわけで。いえ、ちゃんとアクセサリーとして活用もします（笑）。
本日は仙台市の川内萩ホールにて、仙台宗教合唱団の皆様とヘンデルのメサイア公演がありました。普段からしっかりと練習を積んでこられたことを窺える熱唱のもと、充実した良い演奏会になったと思います。
ヘンデルのメサイア（今回はモーツァルトの編曲という珍しい版ですが）。言わずと知れた名曲ですが、大曲でもあります。今日の本番も二時間半は優に越え、弾きっぱなしの弦楽器も、突然出番がやってくる管打楽器も、もちろん指揮者、ソリスト、合唱団も、そして聞いているお客様も、いつもの演奏会とは違った疲れ具合を味わったのではないでしょうか。
演奏終了後、「終わった！」と舞台上で脱力していた私ですが、ハタと合唱団の方々を見ると、皆様背筋をピンと伸ばし、疲れを感じさせない姿勢の良さ。片手の譜面は電話帳かと見まがうほどの厚さですし、この長丁場で疲れていないはずはないのですが、素晴らしい！我が身を顧みて、思わず居ずまいを正してしまいました。
ルピシアから毎月送られてくる「今月のお茶」。大抵はルピシアオリジナルブレンドのフレーバーティーなのですが、今回（実は結構時間が経っているため、そろそろ前回になります）は何と！ダージリンのファーストフラッシュでした。
実は私、わざわざ「ファーストフラッシュ」と銘うったお茶を飲むのは初めて。なので、お湯の分量や蒸らす時間をきちんと計って淹れてみました。
すると予期はしていましたが、色が薄い。これでちゃんと味出てるのかな？と思いましたが杞憂でした。いわゆる紅茶らしい渋みや重みはほとんどありませんが、その代わり、爽やかな香りとほのかな甘みが感じられます。これぞファーストフラッシュ、堪能致しました。
そろそろ衣替えの季節です。先日夏用のスカートを出したところ、薄い茶色のシミが。薄いとはいえ結構な面積になっているので、そのまま着るわけにはいきませんが、これ、時間たっているんだよなぁ。。洗濯表示はドライクリーニングとなっているけど、それでこれが落ちるのだろうか？？大いに疑問です。
しかし素材を見れば、５パーセントは麻が入っているとはいえ、残り９５パーセントはポリエステル。ほとんどポリエステル。なのに家で洗えないなんて、そんなことがあるだろうか！いや、ない。多分。手触りからいっても特別なものとも思えないし、もう長くお役目を果たして来たものなので、この際駄目でもともとの精神で、思い切って漂白剤につけて家で洗濯することにしました。
結果。縮むことも色ムラになることもなく、見事に甦生。素晴らしい！大体最近の洗濯表示はなんでもかんでもドライにし過ぎなのよねー、と一人悦に入った私でありました。
この時季街を歩いていると、様々な植物が花を咲かせていて、目を楽しませてくれます。
道端の花も良いものですが、私のお気に入りは主に樹木に咲く花。先日マロニエとおぼしき花を見かけ、嬉しくなりました。この木は、以前働いていた職場の近くに並木道があったため、毎年咲く様子を昼休みに眺めては心なごませてということがあり、愛着があるのです。同時に、桜と同じく「ああ、もう一年経ってしまったか」という時の流れのバロメーター的な役目も果たしていました。
今年も夏がやってきます。美しい花を見習って、精一杯日々を過ごしていきたいものです。
定期翌日。しかも山形Qの練習もなしとくれば、朝は前日はまでの疲れをとるべく、ゆっくりと春眠を楽しむ。。。はずでしたが、今日は金環日食。体に残る疲労をひしひしと感じながらも、一応目覚まし時計を７時にセットした私。気合いだけはあったのですが、体は正直なもので、ハッと目が覚めたときは既に８時をまわっていました。
しまった！！と飛び起きても、そのままの姿で家を飛び出す訳には参りません。残念ながらお世辞にも日照条件が良いとは言い難い我が家、外に出ないことには太陽の姿は拝めないのです。簡単な身支度だけでもそれなりの時間はかかります。家を出たのはもう８時半になろうかという頃合いでした。
いざ観測！と行きたいところですが、実は私、日食観察用グラスを買っていなかったのです。いくら日食が見たくても、目は大事な商売道具。傷つけるわけには参りません。で、どうしたかというと、厚紙に丸い穴をあけたもので、影が欠けている様を観察したのでした。おお。。。かろうじて欠けている。しかし際どいところでした。できればもっとしっかりと欠けている様を見たかったものです。
もう一つ確かめたかったのは木漏れ日。日食の際は、木漏れ日の影もやはり欠けた状態になるということで、それも是非見たかったのです。が、あいにくうまい具合に木漏れ日を観察できるような木が、ご近所に見当たりません。木を求めてうろうろとしばらく彷徨ってみたのですが、建物が邪魔をしたり、影の映る壁や地面が凹凸でキレイに見えなかったり。そうこうするうちに日食は終了してしまったのでした。。。。。教訓。準備は何事も入念に行いましょう！！
本日の米沢公演で５月の定期が終了しました。しかし全く同じプログラムで６月に大阪・東京公演がありますので、正直まだ終わった気がしませんが。。。
今回は、チャイコフスキーのピアノ協奏曲で、昨年のチャイコフスキーコンクールの覇者、ダニエル・トリフォノフ氏をお迎えしました。既に風格十分の音楽を奏でる一方で、演奏を終えた時は、まだ20歳の若者なんだよなぁと初々しさを感じさせられる表情でした。
今日のゲネプロの際、山響メンバーに今回の演奏のお礼等をおっしゃって下さいましたが、その言葉には、前日のブラームスもとても良かったという旨の内容も含まれており、「チャイコフスキーを弾いた後に演奏を聞いていたのか！！」と驚きました。普通のソリストは自分の演奏を終えるだけでいっぱいいっぱいだと思うのですが。実力折り紙付き、礼儀正しく、姿もスラリとして端正な顔立ちときていますから、今後更に人気がでること間違いなしでしょう。東京公演にも出演されますので、是非多くの方にご来場頂けたらと思います。
タフな定期が続いております。お茶で本番の疲れを癒さないことには、明日を迎えられません。
先日、台湾早春茶という早春摘み烏龍茶の茶葉を頂きましたので、早速それを淹れることに。
烏龍茶というと、いわゆるサントリーの烏龍茶のような、濃い茶色の液体を想像されると思います。しかしこの茶葉でいれたお茶は、そういったこれまでの認識が打ち砕かれます。色はごく薄い褐色で、うっすらと緑がかっています。勿論時間を置いて抽出すれば茶色味が濃くなりますが、市販品のような濃さには及びません。
カップに注ぐと、まずその香りの芳しくフレッシュなことに驚かされます。なんといえば良いのでしょうか、もうこれはまさしく「春の香り」ですね。甘みもあり、春を迎えてゆったりとした気分で口にふくめば、今年（度）はきっと良い年になる、そんな気分にさせられる、幸せの香りがするお茶です。
紅茶には春摘みのファーストフラッシュ、夏摘みのセカンドフラッシュがあり（秋摘みのオータムナルもあります）、春の方が軽く爽やかな味わい、夏はしっかりとしたコクを感じさせる味わいといった違いがあると言われていますが、この烏龍茶も早春摘みならではのものなのでしょうか。烏龍茶には全く無知な私ですが、このお茶には目が開かれる気がしました。中国茶も奥が深いですね。はまってしまいそうです。
今日は第◯回目の誕生日でした。何も成長しなくとも、年だけは確実に、、、いやいや、きちんと中身も成長しているはず！と、自分に言い聞かせておりました。
おかげ様で職場の皆様からもあたたかく祝福をして頂きました。ありがたいことです。しかし定期ウィークの真っ最中、心穏やかにバースデーを楽しむ、というわけには参りません。公開リハが終わったときには、もうエネルギーは残されておりませんでした。。。。
せめて今日くらいは夕飯の支度から自分を解放してあげよう、と、某デパ地下で鮨を買って帰りました。「お客さん、誕生日ならまけてあげるよ！」と声をかけられたわけではありませんが、タイムサービスで３割引。めでたい。
いつもなら某スーパーの惣菜ですが、今日は誕生日なのでランクアップです。どちらにしても寂しいという声が聞こえてきそうですが。。。。いいんです、定期中はゆっくり気分から最も遠いところにいますし、終わったらちゃんと「ご褒美」を与えますので。きちんと「ご褒美」に値する仕事をしたいと思います。
今日から五月定期のリハが始まりました。今回のプログラムには、山響創立40周年記念で、西村朗氏に委嘱した新作があります。世界初演。カッコいい言葉ではありますが、その苦労もなかなかのものです。初めてスコアを見たときは、軽く目眩を感じました。
しかし、まっさらな状態から一つ一つ音を構築していく作業は新鮮でもあります。お客様の耳にも新鮮な気持ちをお届けできるよう頑張りたいと思います。
山形弦楽四重奏団。ちょっと長い名ですね。名というか、弦楽四重奏団というのが長いのですが。
山Ｑ(やまきゅう）という略称を初めて聞いた時、小田急か何かの親戚かと思いました。またの略称は山弦。たまたま見かけたトラック、つい親近感を覚えて写真を撮ってしまいました。
今日は鶴岡にて、山形Qのサロンコンサートをさせて頂きました。
個人のお宅でのコンサートということで、ホールでの演奏とはまた違った、親密な雰囲気の中、気持ちよく演奏することが出来ました。お客様も皆興味津々といった面持ちで、大変熱心に聞いて下さり、本当にありがたかったです。
思えばハイドンの時代から、音楽を育んで下さったのは、このように文化に理解が深く、知的好奇心の旺盛な方々です。時を経て、猛スピードで物事が進んでいく現代。そこでもこういったサロンコンサートを開催してくださる方、そしてそれを聞きに集ってくださる方ががいらっしゃるというのは凄いことだと思います。本日はありがとうございました、心から感謝です！！
近所の器屋さんで、写真左のグラスを購入。右側のグラスは北欧のメーカー、イッタラ社のもので、二つあったものを愛用していたのですが、一つ不注意で割ってしまい、似たようなものを欲しいなと思っていたのです。
どうもイタリアのもののようですが（底にItalyとだけ書いてあったので）、詳細はよく分からず。形や大きさもさることながら、光にあたった時の影が美しかったことが購入の決め手に。お値段315円。大切に使いたいと思います。
