NHKのファミリーヒストリーという番組で、落語家・柳家花緑の家系の歴史を追うドキュメンタリーを見ました。話の中心は勿論、花緑の祖父で人間国宝、柳家小さんの歩んだ道のりです。笑いの陰にあった辛酸を知り、いろいろ考えさせられました。
その中で印象深かったのが、「噺には話し手の人間性がでる。生意気なやつは生意気な噺になり、卑しいやつは卑しい噺になる。だから清廉潔白な人間でいなければならない」という趣旨の、小さん師匠の言葉です。きっと噺家に限らず、大なり小なり、どんな仕事にも通じることでしょう。なかなかに難しいことですが、せめてそうありたいと願い、努める事は忘れたくないと思います。
先日の仕事の際に購入した新ヴァイオリンケースです！ついいつもの方向（ケースを開けるときですね）から撮影しましたが、これは撮影角度としてはちょっと分かりにくいですね。。。
GEWAの角ケースです。老舗メーカーらしく、内部も様々な工夫がこらされて、なかなか機能的に出来ています。これも仕事道具の一つですので、職場に持っていくと皆興味津々にみて下さいました。大切にしたいと思います☆
仕事で東京に来たついでに、使い込みすぎてボロボロになった私の楽器ケースの跡継ぎを探しに、渋谷にやってきました。機能と見た目と価格の折り合いがついた新しいケースに目星をつけ、街中のドトールで一休み。するとなんと、私がこれまでに入ったドトールでは決してお目にかかれなかったシロモノが目に飛び込んできました。
写真ではわかりにくいのですが、木目調のグランドピアノです。都会のドトールは違いますね～。しかしこれはいつ演奏されるのでしょうか。びっくりしすぎて店員さんに聞き忘れてしまいました。
そういえば、以前ロンドンのマクドナルドでも、一度ピアノを見かけたことがあります。それは確か、週末に演奏すると言っていたように記憶しています。良いですねー、全国チェーン店にピアノ！いつか聞いてみたいものです。
ミレーの「種をまく人」や「落ち穂拾い」を所蔵する、山梨県立美術館へ行って参りました。初めての海外旅行の際にオルセー美術館で「晩鐘」に釘付けになって以来、ミレーには特別な思いを持っていたので、こちらに来ることがあれば是非行きたいと思っていたのです。
評判通りの素晴らしいコレクションの数々、堪能致しました。油絵や版画も名品揃いでしたが、その中にあったミレー直筆の手紙も興味深かったです。私はフランス語は読めませんが、その筆跡の美しいこと！デザインして書いたかのような、アーティスティックな文字でした。
写真は美術館入り口に設置されていた看板。顔なしで撮影してきました。
定期明けの本日は、久しぶりの自動車学校。初めての先生に挨拶をし、ドキドキしながら教習車へ。
まずはコース周りをぐるっと一周。その際慎重に踏んだつもりのアクセルが急にかかったような音を発し、久々の運転に緊張していた私は内心冷や汗。そんな私の気持ちを読んだ先生、車を止めてアクセルの踏み方だけ指導して下さいました。
足先に力を入れると急に大きな力がかかってしまうので、なるべく踵から土踏まずの辺りでじわっと踏むのですよ、と丁寧に教えてくださり、車を止めたまま踏む練習。車が動かないとそれだけで気分が軽く、足もとに神経を集中できます。そのお陰で、「じわっとアクセル」はかなり上達。今回教えて下さった先生、同年代の女性教官なのですが、ゆっくりの運転でもせかさず、とても教え方が行き届いていて、お陰で自分でもカーブの感覚がかなりつかめたと感じました。初めて「運転って楽しいかも」と思えた記念すべき日です。
最初に先生の運転する車の助手席に座ったとき、その滑らかな運転に「上手いですねぇ。。。」と当たり前な感想を漏らすと「いえいえ、私も教習所に通ったときは大変だったんですよ。でもそうですね、だから絶対運転がうまくなりたくて、免許取ってからも運転の上手な人にいろいろ質問して教えてもらったりして、だんだん上手くなることが出来たんです。一番大事なのはうまくなりたいっていう気持ちですね。」。おお。。。素晴らしいお言葉。またこの先生に教えてもらいたいなぁとしみじみ思いました。
すぐに旅仕事が入るため、またしばらく運転の日にちが空いてしまいます。ようやくわかってきたのにガッカリですが、先生は優しく「今日でつかめた感じですから、そうなれば日にちが少しくらい空いても大丈夫ですよ。」と励まして下さいました。先生の言葉を信じて頑張ります！
いよいよ明日は今年最初の山響定期です。昨日は金属疲労について書きましたが、どうやら最近は疲労が目にも来ているようで、朝起きたときに、なんとなく目に疲れが残っているような感覚があります。これもブルックナーの「何かの模様のような」楽譜のせいに違いない。。。まあ「オランダ人」ほどではありませんが、さすがワーグナーを崇拝していただけのことはあります。
というわけで、今日はテルサ近くのマツキヨで目薬を購入。きっと明日の本番は、すっきりとした目で迎えられる、、、と信じています。
山形Qの定期も終わり、疲労の残る体を回復させるヒマもなく、現在山響の定期のリハーサルの真っ只中です。
しかし疲労していたのは体ばかりでなかったようで。使い始めて約10年、色々な箇所に傷みが目立ち始めていた私のヴァイオリンケース。。。。中でも、オケのみならず室内楽の楽譜を詰め込んでいた楽譜を入れるところは、ファスナーの劣化に拍車がかかっていたところでした。
そして本日遂に、その場しのぎの修理を重ねていたファスナー部分の金属が破損。いよいよ手の施しようがなくなりました。こんな所の金属が砕かれるとは。。。。昨日ありがたく受け取った年末調整ははかなく消え去ることになりそうです。
昨日、山形Qの第46回定期が終了しました。大雪の中ご来場下さった皆様、本当にありがとうございました！
今回は私がプレトーク担当。初めて担当した一年前の出来が散々だったことを教訓に、色々何を話そうか考えていたのですが、いざ皆様の前に出たとたん足がガクガク震えている自分に気付いて自分でびっくり。そういえば昨年もそうだった。。。演奏だったら本番前でも震えないのに。「いやいや、気のせい気のせい！！」と自分に言い聞かせて何とか話し始めると、私の拙いトークを一生懸命聞いてくださるお客様に助けられてなんとか落ち着きを取り戻し、どうにかこうにか終える事が出来ました。演奏前から汗びっしょりです。
そして肝心要の演奏会も、それこそお客様の熱心な姿にどれだけ力づけられたことか。。。。本番は今までしないようなミスも起きますが、そのかわりお客様が下さるパワーが、いつもと違う演奏を一緒に作って下さったりします。今回もそんなことをひしひしと感じた演奏会でした。どうぞ今後とも宜しくお願い致します！
さて、山形Q 第46回定期も、いよいよ明日が本番です。今日が最終練習。文字通り総仕上げです。
練習はプログラム通り、ハイドン、紺野陽吉、ベートーヴェンの順に行いました。ハイドンは微調整のみ、練習は紺野陽吉とベートーヴェン中心です。山があまりにも高いため、もう思い残す事はない、、、、というところまではなかなか行けませんが、現時点でできることはやったのではないでしょうか。後はお客様と一緒に、この素晴らしい作品を楽しみたいと思います。どうぞ好天に恵まれますように。
本日は自動車学校へ。丁度一週間空いたわけですが、結構日にちが経った気がします。実技は感覚をつかむまでは、間を詰めて通いたいところですが、いかんせん仕事の関係上そうもいきません。仕事がなくても練習も家事もありますからね…。
今日は二時間の実習で、今までは場内を専ら右周りをしていたのを、後半は左周りの練習になりました。やっていることは同じなのに、左の方が死角がある分断然怖い。ハンドルをきるタイミングも角度も違ってくるので、右周りでつかんだ感覚を再びゼロからつかみ直さなければいけないような感覚に陥りました。難しい…。
ちなみに先日の適性検査の結果は、全て適性あり、と言いたいところですが、唯一ダメだった項目が、作業のスピードでした。わかってます、今更言われずともわかってますとも。一応◯年間自分と付き合ってきたわけで。
そう、私は昔から人より作業が遅いんです。きっと図形を沢山書かされるあの作業も、他の人より大分数は落ちたことでしょうね。友人にも「ヴァイオリンを弾くときだけ機敏だね」と言われたほどで。しかし運転は命に関わりますから、今度から「ヴァイオリンを弾くとき」に「運転するとき」がプラスされるようになりたいと思います。
新春明けまして、、、とはいっても、寒さはこれからが本番です。雪もまた然りでしょうが、今日は冷え込みが強く、あまり積もってはいないとはいえ、ぬれた路面はよく磨き込まれていたとみえ、ピカピカに輝いておりました。
そしてやってしまいました、転倒。とはいえただのしりもちで済みましたので、特にどうということもなかったのは不幸中の幸いです。お決まりの横断歩道、ちょっと考え事をしてましたので、油断があったのでしょう。でも、つるっといった瞬間「うわっっっ！！！」と大声を上げてしまったので、すれちがったおじさまに「大丈夫かいっ？？」と心配していただきました。。。。すみません、去年（二度目の冬）は転ばなかったんですが。一年目はきちんと洗礼を浴び、去年からは慣れたような気になってしまったのが良くなかったのかもしれません。まだまだこれからが勝負です、気をしっかりもって歩を進めたいと思います。
