八重洲ブックセンターが明日で営業を終えるそうです。新しく建つビルの中に、また入る予定とのことですが、大書店だっただけに残念。もっともそれほど頻繁に利用していたわけではないのですが、子供の頃、父が買ってきた本のブックカバーがとても素敵で、それがここのものだったと知って、ずっと憧れていた本屋さんでした。
本屋さんが全国的に減っているそうです。無理もありません、電子辞書の時代です。断捨離、ミニマリストといった言葉がもてはやされる現代、場所のとる本は、今後も減っていく運命にあるのかもしれません。
しかしながら、私は完全なる「本は紙」派です。電子本でめくる頁はあんなにイライラするのに、紙だと絶妙な間に感じるのはなぜなんでしょうか(単に私が古い人間だから、、、という説も否定しきれませんが)。それに、本の内容を体現している佇まいってありますよね。幸田文さんの書籍とか、書き手のピンと伸びた背筋が感じられて、読む前からワクワクしたものです。まあ、最近は持ち運びやすい文庫に流れているので偉そうなことは言えませんが。本屋を徘徊して、これは!というものを探す時間は、私にとって至福なのです。
本好きとして声を大にして言いたい。本屋さん、頑張れ!一生ついていきますよ!!