明日は山響南陽公演。ビゼー「アルルの女」組曲と、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲という名曲プログラムです。
ベートーヴェンの協奏曲は、私はキング of コンチェルトだと思っている作品です。演奏する全てのヴァイオリニストが心して対峙するからか、これまでの共演でも名演率が高い気がします。
今回のソリスト、リチャード・リン氏の演奏も素晴らしく、とっておきのカデンツァも披露して下さいます。もう名演の予感しかありません。新星現る、と言いたいところですが、2013年の仙台のコンクール覇者ということは、もはや新星ではないのでしょうか。でも間違いなく若手と呼べるはず。最近優秀な若手が多くて本当に驚きます。
音楽も成熟していますが、リハーサル後の疲れているであろうところで、ここで皆さんと演奏できて本当に嬉しい、明日の本番を大変楽しみにしています、といったことをにこやかに挨拶する、人間的にも成熟した好青年なのです。一人でも多くのお客様に聞いていただけたらと思います。まだチケットもあるようですので、お時間のある方は是非!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます