さて、自動車学校も無事卒業して、やれやれ一段落…ではありません。最後の関門、免許センターでの筆記試験を通らないことには免許が手に入らないのです。
という訳で、虎視眈々と狙っていた受験の機会。何しろ場所も不便なところですから、行くとなると本当に一日がかり。仕事や山形Qがある時は絶対に無理なので、もうかねてから日取りを決めていたのです。
しかし虎視眈々と狙っていたのは日取りのみ、肝心の勉強の方は手付かずで、むしろ知識は忘却の一途をひた走りです。これはマズいと問題集を取り出したのが試験日の二、三日前。解いてみると…アレ?これ、合格圏は九割だったよね?と冷や汗が。
試験日前日にあたる昨日は酒田での仕事。バスに乗り込むやいなや問題集を広げる私を見て、周囲は「あれ?いつ受けるの?」。控え室でも同様のやり取りがあり、気付けば職場のかなりの人数に明日が試験と知れ渡る結果に。「ガンバレ~!」と送り出して頂いたのはとてもありがたいのですが、これは是非とも良い報告でなければ顔向けが出来ない…。勉強にも気合いが入ります。
しかし九割の壁はなかなか手強い。問題集の模擬試験では八割後半はいくのですが、後一息が足りない。せめて一度くらい九割を突破しないことには、自信をもって本番に望めないではないか、と粘り過ぎて、睡眠時間は4時間未満。 なんだか却ってケアレスミスを引き起こしそうな目覚めとなりました。
そしていざ行かんとバスに乗り込むと、何だか寒い…冷房効き過ぎでは?睡眠不足との相乗効果で寒くてたまらず、ストールにくるまって震える始末。前途多難…。
会場につくと、まず受験料を払ってから視力検査。それから受験番号をもらい、いよいよ試験です。
受験番号は033。ミミ。何だか縁起が良い気がしてちょっと嬉しい。諸注意を受けてスタートです。
問題を読むと…ん?何だか易しい?勿論「難しい」と感じているようでは九割は夢ですが、随分点取り問題が多いような。やはり問題集というのは、実際より引っ掛けを多くしたりして、難しめに出来ているのでしょう。これならイケるのでは、という手応えと一抹の不安を感じつつ(引っ掛けは自分では気付いていないわけですから)、試験終了。結果を待ちます。
発表時刻になり、電光掲示板の前へ行くと…あった!合格です!!
その後は全て流れ作業。しかし誤算は写真撮影です。昼休み後だと思い込んでいたら、発表後係員の方はそそくさと「では○番から○番、財布と(免許作成のための)カードだけを持って外へ。順番に写真を撮影して下さい」と言うではありませんか。私昼休みにきちんと化粧をするつもりで、口紅も塗ってないんですけど…。まあ良いや。三年後の教訓にします。
というわけで、大金と時間をつぎ込んだ免許取得は無事終了。しかし実際はこれがスタートライン、次に目指すは「安全運転のドライバー」。むしろこれが本命です。道はまだ続く、のでした。