図書館で借りたものの、あまりの忙しさに放置していた本。そろそろ返却日も近づいているので、思い出して手にとってみました。
タイトルから迫力があります。「最高齢プロフェッショナルの教え」(徳間書店)。漫画家、パイロット、花火職人といった、様々な分野における最高齢の現役プロフェッショナル達のインタビュー集です。
軽い気持ちで手にとったのですが、これが面白い。長きにわたって道を邁進してきた者にしか語れない、含蓄のある言葉が連なっています。
まだ読み途中ですが、色々と興味深い職業が並んでいるので、気になったものから手当たり次第読み進めています。
今日読んで印象的だったのは、最高齢「喫茶店店主」、関口一郎氏。銀座に構えるコーヒーの名店、「カフェ・ド・ランブル」店主です。1914年生まれ、本が出版された昨年の時点で96歳。もともとはエンジニアで、銀座に店を開いたのは34歳、喫茶店は「流れに身を任せて」始めたものだそうです。
しかし関口さんのコーヒー道の始まりはとてもシンプル。「お店で飲んだコーヒーは美味しいのに、自分でつくったコーヒーはまずい。なぜ?」と思ったこと。それ以来「もっと美味しくするには」をどんどん追求していると言います。
「いつも好奇心を持って「なぜ」と掘り下げて追求する癖をつけることです。掘り下げたことが仕事に結びつかなかったとしても、良いんです。あとで必ず自分の戦力になるから」
こういう言葉を聞くと、元気が出てきます。美味しいコーヒーを求めて、様々な試行錯誤を繰り返してきた関口氏。そんな経験からつかみ取ってきた技術の価値は計り知れません。「要領良くコツだけ覚えたい」とのたまう輩とは姿勢が違います。
それにしても、どの方も本当に魅力的です。そしてとても良いお顔をしています。最高齢とうたっていますが、溌溂として、皆若い。写真を見ているだけで、何やら嬉しくなってしまいます。ここまでとは言いませんが、私も「いつも元気にヴァイオリンを弾いているおばあちゃん」になれるよう、好奇心を忘れずにいたいと思います。
タイトルから迫力があります。「最高齢プロフェッショナルの教え」(徳間書店)。漫画家、パイロット、花火職人といった、様々な分野における最高齢の現役プロフェッショナル達のインタビュー集です。
軽い気持ちで手にとったのですが、これが面白い。長きにわたって道を邁進してきた者にしか語れない、含蓄のある言葉が連なっています。
まだ読み途中ですが、色々と興味深い職業が並んでいるので、気になったものから手当たり次第読み進めています。
今日読んで印象的だったのは、最高齢「喫茶店店主」、関口一郎氏。銀座に構えるコーヒーの名店、「カフェ・ド・ランブル」店主です。1914年生まれ、本が出版された昨年の時点で96歳。もともとはエンジニアで、銀座に店を開いたのは34歳、喫茶店は「流れに身を任せて」始めたものだそうです。
しかし関口さんのコーヒー道の始まりはとてもシンプル。「お店で飲んだコーヒーは美味しいのに、自分でつくったコーヒーはまずい。なぜ?」と思ったこと。それ以来「もっと美味しくするには」をどんどん追求していると言います。
「いつも好奇心を持って「なぜ」と掘り下げて追求する癖をつけることです。掘り下げたことが仕事に結びつかなかったとしても、良いんです。あとで必ず自分の戦力になるから」
こういう言葉を聞くと、元気が出てきます。美味しいコーヒーを求めて、様々な試行錯誤を繰り返してきた関口氏。そんな経験からつかみ取ってきた技術の価値は計り知れません。「要領良くコツだけ覚えたい」とのたまう輩とは姿勢が違います。
それにしても、どの方も本当に魅力的です。そしてとても良いお顔をしています。最高齢とうたっていますが、溌溂として、皆若い。写真を見ているだけで、何やら嬉しくなってしまいます。ここまでとは言いませんが、私も「いつも元気にヴァイオリンを弾いているおばあちゃん」になれるよう、好奇心を忘れずにいたいと思います。