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ノーベル賞ウィークです。そして私の中では「勝手に読書ウィーク」。というわけで、今日から読み始めたのが、2008年のノーベル物理学賞を受賞された益川敏英氏による本書「科学者は戦争で何をしたか」。
益川氏は、メディアを通してその発言や人となりに接するにつけ、歯に衣着せぬ率直な物言いが気持ち良く、博士というより近所にいそうな面白いおじさん(失礼に思われるかもしれませんが親しみを込めて)という印象でした。それだけに、この本でも、益川節とでも言いたい真っ直ぐな言葉が胸を突きます。
世紀の大発見も、使い方を間違えれば、人類の進歩どころか滅亡につながりかねないのが科学なのです。その事実を、過去の歴史を紐解きながら検証しているのが本書です。益川氏は、昨年惜しくもご逝去されましたが、今の世界の状況を見たら何とおっしゃるでしょうか。心して最後まで読みたいと思います。
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