文翔館近くに立つ歴史ある蔵「丸八やたら漬」。明治創業の老舗ですが、残念ながら今月末で店を閉めることとなりました。看板商品のお漬物の味は言わずもがな、蔵の雰囲気も趣があり、食事も美味しい上リーズナブルで、貴重な場所だったのですが…。
せめて最後にと、やたら漬けを購入。「もうおしまいなので」とお店の方が紙袋もつけて下さいました。31日が最終日になります、お時間のある方は是非。
気付けば今週で5月も終わり。。。緊急事態宣言が解除されたからといって、6月からすぐに以前のような生活に戻るとも思えず、今年の半分は新型ウイルスに振り回されて終わりそうです。
しかし恐れてばかりもいられません。各々今できることをしっかりやっていかねば。
というわけで、まずは神社にお参りに行ってきました。私の好きな南陽の熊野大社です。入り口のイチョウを見上げるだけで清々しい気分になります。困った時の神頼み、、、ではありませんが、気持ちを新たに再出発したい時は、こういう場所は実に相応しい。パワースポットと言われるだけあり、厳かな、それでいて心休まる雰囲気に満ち溢れています。
由緒正しい神社ですが、イベントでもなければ特に混雑することもなく、今回もマスク姿のカップル1組を見かけただけでした。そして以前と違い、コロナ対策で手水は使用禁止。代わりにアルコール消毒液が。。。風情には欠けますが、神様もこの状況なら許して下さるでしょう。
参拝をして、締めのおみくじ。年初にも実家のある千葉で引いてきましたが、この状況ではいつ帰れるかもわからないので、活動拠点の山形でもう一度引くのも良いかと再挑戦。
おみくじの場所にもアルコール消毒液。そうですね、色々な人が触りますものね。お世話になります。
結果。なんと、、、、「大吉」!!素晴らしい!!!大吉、もう長い間お目にかかっていなかったはず。中身も大吉の名に相応しい立派なものです。「良い風が吹き自信が持てる時」。自信が持てるかどうかはわかりませんが、「良い風が吹いている」と言われるだけで嬉しいじゃありませんか。
色々落ち着かない日々だけど頑張ろう!心なしか来た時よりも軽い足取りで神社を後にしました。単純ってありがたい☆
世の中がどうあれ、季節は移ります。咲いた桜は散り、若葉が萌え、今や新緑が眩しく生い茂る姿に、心が洗われる思いです。
公園でカルガモの親子を発見⭐この春に生まれた命でしょうか。わんぱくでも良い、たくましく育ってほしい!(今の若い子は知らないCMだろうな~)
全国での緊急事態宣言解除も近いと言われる中、社会活動が手探りで進められています。そんな中、久し振りに山響の皆と顔を合わせました。今年度スクールコンサートのためのリハーサルです。アルコール消毒や検温は言うまでもなく、なるべく広くシーティングの間隔をとり、短時間で集中して行うなど、徹底したウイルス対策の上での業務となりました。
いつのためのリハーサルか、という近い将来の具体的な日程は出ておりません。学校も始まったとはいえまだ様子を見ながら、しかし学習の遅れはしっかり取り戻さなければならず、こちらも試行錯誤の状態ですから当然でしょう。しかし必ず来るいつか。準備を整えながら、子供達の笑顔を想像し、その日を楽しみに待ちたいと思います。
3月末に行われる予定だった、やまぎん県民ホールオープニングコンサートのリハーサルの模様を、ピアニストの小曽根真さんが、自身のソロの曲と合わせてyoutubeにアップして下さいました。https://www.youtube.com/watch?v=wU5Y2BGEkbY
先だってのホールオープニングの模様https://www.youtube.com/watch?v=0LunOHduhq4と併せてご覧いただけたらと思います。小曽根さんと共演できる「someday」を願いつつ。
丁度衣替えの時期に重なったこともありますが、ボタンがとれそうでとれてなかったものとか、ちょっとほつれていたけど放っておいたものとか、探してみたらあるわあるわ。「本格的に困ってないから今やらなくて良い」と後回しにしていた仕事のなんと多いことか…。頂いた布マスクの紐が長かったので、それを短く調整する仕事を皮切りに、次々針をふるって(ってあまり言わない気もしますが)いきました。
期せずして、自粛期間は、棚上げしていた仕事の良い棚卸し期間に。この機会に、今後も定期的にこういう時間を設けようと、深く反省したことでした。
緊急事態宣言が明けて、ようやく山形のランドマーク、文翔館も開館。といっても、もちろんイベントの開催などではなく、いわゆる館内見学が出来るようになったのですが、私はこの日を待っていました。是非見学したかったから、、、ではなく、どうもコロナ閉館が決まる前に、文翔館に長傘を忘れてきた可能性があったからです。いざ傘を使おうとした時にアレ、ない、どこに忘れた??と考えた時、思い浮かんだ第一候補が文翔館だったのです。
たかが傘、されど傘。別に高級品でもなんでもないお手頃な傘なのですが、軽くてなかなか使いやすかったのです。あるなら是非取り戻したい。というわけで、いざ文翔館へ!
すぐに議場ホールに行けるかと思いきや、ウイルス対策で入館は本館正面玄関のみ。しかも、当然のごとく、非接触体温計による検温、万が一コロナが発生した場合に備えて氏名や住所、連絡先等を記入。人の流れが滞らないよう、見学コースも一方通行になるように定められています。
いや、見学しなくても良いんだけどね、、、、と思いながら、せっかくなので、ついでに山形に来て以来の館内見学をしてみました。重要文化財だから当然といえば当然ですが、やっぱり見れば見る程立派な建物です。テレビなどの撮影も多いわけですね。ホールなんてほとんど職場感覚なんで、やや麻痺してきておりました。
最後にようやく、ホールに到着。もうここは、改めて見る必要もないくらい知っている。。。のですが、守衛さんに、「どうぞお入りになって下さい」と笑顔を向けられ、これを断るのも気がひけたので、お礼を言って、一通り見て参りました。
やっぱり歴史を感じますね。しかしコンサートのセッティングをする時は、準備に忙しくてじっくり見る間もないので、椅子を並べていないこの状態を眺めるのは、割となかったことですから、ある意味貴重だったかもしれません。でも、やっぱり早く、ここでコンサートを開ける日が来ますようにと、祈らずには入られませんでした。
見学を終えて外へ。忘れずに傘立てをチェックすると。。。。ない。ここではなかったのか。まさかこんなオチだとは。。。ああ我が長傘、今何処?
明日にでも、多くの都道府県において緊急事態宣言が解除になる見通しとなりました。まだまだ安心には遠い状況とはいうものの、できることから少しずつということで、県内施設にも動きが出てきています。
まずはやまぎん県民ホールが、本日ようやく開館の運びとなりました。本格稼働はまだ先になりそうですが、貴重な第一歩が踏み出せたのはありがたいことです。早くここで演奏会を開催できますように!
そしてもう一つ、嬉しいお知らせです。ライオンズクラブの方々からのご寄付もあり、パワーアップした新しい楽団トラックが納車されました!こういう一つ一つから、山響が多くの人に支えられていることが実感されます。本当にありがとうございます!
ちなみに県民ホールより一足早く、昨日県立図書館が再開しました。本を借りていたので、早速返却に行って参りましたよ。すると、待っていたのはウイルス対策の数々!圧倒されました。
まずは入り口で体温チェック、施設利用にも住所や連絡先などを用紙に記入する必要があります。駐車券などのやり取りをするところにも遮蔽板が設けられ、飛沫感染防止に。密にならないように人数制限が行なわれているようで、次は番号札を受け取ります。カウンターの方に行くと、待機しているスタッフさんが素早く用件を聞きに来て、それならこちらへ、、、、と誘導。人が溜まらないよう、スムーズな動きが作られるよう、様々に気を配っているのです。そして極め付けは、「本の除菌ボックス」!!中に本を入れてボタンを押すと、紫外線が照射され、45秒で菌やウイルスが死滅するというスグレモノです。すごい、高かったでしょうね。。。。
せっかく手に入れた収束の兆しを壊してはならじという、強い意志が感じられます。まずは一歩一歩、ですね。
家に引きこもっていると、なまじっか外よりも寒かったりするので、あることをすっかり忘れておりました。タイヤの履き替えです。
車自体、買い物以外では使わなくなってしまったので、ガソリンの減りもめっきり遅くなりました。これは喜ばしいことなのでしょうが、ガソリンスタンドの前に通りがかって「何と!安い!!給油チャンス!!!」と思っても、まだ十分にガソリンがあったりする今日この頃です。
さて、タイヤの履き替えです。さすがに次の冬タイヤ交換まで、車をほとんど使わずに済む状況にはなっていないはずと固く信じて、ディーラーさんに連絡。予約をして営業所へ行って参りました。
交換して頂いている間、いつもなら置いてある新聞やら雑誌やらを読んで待つのですが、このご時勢ですから当然そういうものは撤去。そうだろうと思っていたので、本は持参して参りました。これは想定通り。
しかし、一つ予想が外れたことがありました。いつも出されるコーヒーなど、飲み物の提供もないだろうと思っていたら、、、あったのです。ペットボトルに紙コップを添えて出して頂きました。そこまで気を使わせてしまうことに恐縮しつつ、ありがたく頂戴。使用した紙コップ含め、すべて持ち帰らせて頂きましたよ。
営業所は開いているものの、自動車も展示会は全て中止、今のところ再開の目処は立っていないようです。まあ人が集まってはいけないわけですから、そのあたりの悩みは我々と同じな訳で。日本の主要産業の車がこうなのですから、経済打撃は深刻です。それなのにお茶はコストカットしない心意気に胸打たれて帰途につきました。トヨタさんを見習って、苦境に立っても人に対する心遣いは忘れないようにしたいと思います。
連絡はもっぱら電話かEメールになった昨今、なぜかいつもはメールでやり取りしている友人から、手紙が届きました。最近は来る郵便物といえば、もっぱらダイレクトメールか、たまに封書が来たと思ったら自動車税納付のお知らせだったりする中、手紙というのはやはり嬉しいものです。
それにしても何なのかしらと思って開けてみたら、、、便箋に何やらうっすらとイラストが印刷されているではないですか。しかも人の顔。これは一体。。。。?
手紙を読んで納得。何とこのイラスト、友人夫妻のステイホーム週間の成果だったのです。
せっかくのステイホーム、何か楽しいことをしようと思いついたのが、「夫婦でお互いを描く似顔絵大会開催」だったのです。参加者2名(笑)。アイデア豊富な彼女らしい!ちなみにルールは「制限時間を設ける(彼女たちは1時間かけたようです)」「はじめからペン描きにして、消しゴムを使わない」としたそうです。カラーも付けて仕上がった絵は、何となくお互いの雰囲気が出ていて、とても良い感じ!楽しんでいる姿が目に浮かび、一人でニヤニヤしてしまいました。
これはなかなか素敵なステイホームではないですか。今更気はずかしい、、、というご夫婦は、お子さんを巻き込んで、チャレンジしてみては如何でしょうか。まじまじとお互いの顔を見ることも意外とないでしょうから、「知らない間にこんなところに白髪が、、、苦労をかけたな、、、」なんて発見もあるかもしれませんよ(笑)
うまく描くのが目的ではございませんので(勿論上手ならそれはそれで素晴らしいですが)、完成後、くれぐれも「私こんなヒドい顔か??!」とお怒りになりませんように。仮に夫婦間に亀裂が生じても責任は負いかねますので、そのあたりはご了承くださいませ。
今日はこどもの日。もはやこども時代は遠く過ぎ去り、ですが、しっかり柏餅でお祝いしましたよ。
柏餅はつぶ餡派かこし餡派か?私は…味噌餡派です(笑)。戸田屋正道さんの味噌餡は、柚子の風味が利いていてとても美味。オススメです☆
今読んでいる、原田マハさんの小説です。いわゆる「史実に基づいたフィクション」で、登場人物は名前は変えてあったりするものの、実在の方々ばかり。吉田茂と松方幸次郎がその筆頭にあたります。「日本に本格的な美術館を作りたい」と絵画収集に尽力した松方と、そのコレクションを守り、戦後日本に取り戻すべく奔走した人々の奮闘が描かれています。
小説だからと言ってしまえばそれまでですが、昔の人の生き方の、何と魅力的なことか。度量の大きさは、悔しさを胸に刻み、そこから目をそらさず糧にした経験があるからなのかもしれません。
当たり前だった美術鑑賞が、今は急に叶わなくなっておりますが、当たり前にしてくれた先人の努力に、本を読みつつこの機会に感謝するのも良いのではないでしょうか。再び芸術に浸れる環境が取り戻せることを願いつつ。