東の散歩道

B型ヴァイオリニストのマイペースライフ

魔王

2012年02月29日 23時14分21秒 | 

 シューベルトではありません(まったく関係ないわけではありませんが)。伊坂幸太郎氏の小説です。氏は多くの作品が映像化されているお馴染みの人気作家ですが、今まで読む機会を逃していました。初めて手にとったのがこの本です。

 基本的にハッピーエンドが好きな私ですが、これは一風変わっています。しかし全く嫌な感じはなく、ちょっと宙に浮いた結末ながら、清々しささえ感じました。別の作品も読んでみようと思います。

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サービスはホテルに学べ

2012年02月28日 19時51分14秒 | 

旅の多い職業柄、ホテル業界の取り組みは気になるところ。富田昭次氏著「サービスはホテルに学べ」(光文社新書)は、そんな業界の第一線で黒子に徹する、サービスのプロフェッショナルたちの様子が描かれています。限られた予算ですので極上ホテルには泊まれなくとも、これを読めば、ちょっとホテルライフが楽しくなるかもしれません!?

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三寒四温

2012年02月26日 23時23分34秒 | 雑記

 暖かくなって来たなぁーと喜んでいたのも束の間、再び雪の日となりました。やはり北国の冬。そんなに甘くありませんね。こんなことを繰り返しながら春が近づいてくるのでしょう。

 和菓子屋の店頭に並び始めた桜餅を眺めながら、もうすぐ来る春を待ち遠しく思った一日でした。

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エル・ブリの秘密

2012年02月25日 22時57分03秒 | 映画

 久々に映画を見て参りました。「エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン」。スペインのカタルーニャ地方にある、世界中に衝撃を与えたと言われる三ツ星レストランを舞台にした、ドキュメンタリーフィルムです。

 音楽家はもともとグルメが多いと言われています。私も美味しいものは大好きですが、この映画を見て、私はただの美味しいものの好きな人(嫌いな人はいないと思いますが。。。)であって、決してグルメではないな、と思ってしまいました。おそらくグルメとは、料理人が身を削って作った料理の全てを、あますことなく味わえる人なのではないか。このフィルムを見て、そんなことを考えてしまいました。

 

 映画はエル・ブリ(レストランの名です)の新メニュー開発シーズンのスタートから始まります。このレストラン、なんと営業期間は6ヶ月。残りの6ヶ月は全て、来期に向けての新メニュー開発期間なのです!年間にここで食事を出来るのは約8000人(一日あたり50人)に対し、予約希望の年間件数は200万件だとか。「世界一予約のとれないレストラン」といわれる所以です。

 調理スタッフはレストランから、調理器具は勿論、家財道具一切合切を持ち出して、研究スタジオに籠り、くる日もくる日も新メニュー開発に明け暮れます。まずは素材と徹底的に向かい合うことが出発点。素材を焼いたり蒸したりは勿論ですが、オイルにつけてみるならそれだけで何種類ものオイルを試し、他にも真空にしてみる、窒素で凍らせるなどの、普通の感覚では考えも及ばない方法を試して行きます。まさにそこは実験室。データは失敗も含め、全てパソコンに入れます。もちろんプリントアウトもしますが、データがあまりに膨大なため、紙だけでは保存しきれないのです。使えそうなアイディアかどうかを決めるのは、オーナーシェフのフェラン・アドリア氏。その下で、中心となるシェフが二人ほどいて、細かい指示を出し続けます。料理を見つめる調理スタッフの目は、顕微鏡をのぞく科学者と同じもの。研究に打ち込む彼らの様子には、鬼気迫るものさえ感じられるほどです。

 

 6ヶ月が過ぎると、彼らは再びレストランに戻り、今度はホールスタッフも含めての訓練が始まります。そして開店してからも、メニューは常に進化し続けるのです。映画の中でも何度もアドリア氏が言っているのですが、エル・ブリが求めているのは驚き、新しさなのですから(もちろん美味しいのは当たり前ですが)。

 

 エル・ブリは2011年7月におしまれつつも閉店しましたが、2年後に料理研究財団として再スタートをきるのだそうです。

日本でも「エル・ブリ」が話題になった頃、どこかの雑誌で「ここの料理は、レストランが考えた通りの食べ方しか許されない」という記事を読んだような記憶があります。結構古い話なので記憶違いだったらすみません、、、、でも、このフィルムをみて、きっとエル・ブリはそういうレストランだろうと思ったのです。それは良い悪いの話ではなく、客はフェラン・アドリア氏という希有な天才シェフを頂点とする、「チーム・エル・ブリ」の魔術に驚き、酔いしれるためにここへ足を運ぶのですから、それが当然なのです。

 

 ところでシーズンによって違いますが、ここの料理は1コースあたり30~40皿。3−4時間かかるようです。1時間あたり10皿というところでしょうか。これに全神経を傾けてるのは、食べる方にもなかなかのタフネスが必要だと思いませんか?

 

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スクールコンサートにて

2012年02月23日 23時40分27秒 | 山形交響楽団

 本日山形に戻ってきました。今週もスクールコンサートで、沢山の子供達と時間を共有してきました。

 これまで色々な学校をまわってきましたが、やはり学校のカラーというのはあるものだなと感じます。そのカラーには、地域色などもあるでしょうが、先生方のあり方が大きく影響しているようにも思います。

 

 今週行った福島県三春町の学校は、先生方が、子供達と一緒に積極的にコンサートに参加している雰囲気が印象的でした。一つ「おっ」と思ったことをあげると、コンサート前の先生の言葉。校長先生のユーモアと親しみのこもった挨拶の後、別の先生からコンサートの時に気をつけることがお話しされました。

 きっとおしゃべりはしないようにとか、拍手は一生懸命とかそういう話だろうと思っていたのですが、その先生が一番最初に話したのは、要約すれば「オーケストラの音楽に興味を持って耳を傾けよう」という、シンプルながら核心をついたことでした。例えば「ワークショップで、オーボエとクラリネットは見た目は似ているけど、音は全然違うんだよって教わりましたよね?どう違って聞こえるか楽しみですね」というように。

 そんな空気の中で始まったコンサート、会場全体が興味津々で、楽しんで聞いてくれているのが肌で感じられました。こういう環境で育つ子供達は幸せですね。名残惜しい気持ちで学校をあとにしました。

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福島にて

2012年02月22日 22時42分08秒 | 雑記
福島で建設業に従事している、大学時代の友人に会いました。話題は自然に今の福島の状況についてになります。
「放射能の悪影響よりも、精神的ストレスの悪影響の方がずっと強い」という言葉は、福島で生活する者の正直な実感でしょう。それでも前向きな友人は、「こんな状況でも福島に根を下ろし、家を建てたいと言ってくれるお客様の思いをしっかり受け止めて、良い家造りをしたい」と言っていたのが印象的でした。


あの日からもうすぐ一年。地震で失われたものが元に戻ることはないのかもしれませんが、それでもいつか、空いてしまった隙間が埋まり、マイナスがゼロ、そしてプラスになる日が来ると信じたいと思います。
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ヨーグルト

2012年02月20日 23時22分33秒 | 健康

 今日スーパーに行ったら、R-1やLG21といったヨーグルトが品切れ、もしくは品薄になっていました。

 突然の需要増に供給が間に合わず、購入には数量制限までしている状態。なぜ急に?といえば、どうやらテレビで「インフルエンザ予防に効果あり!」という内容が放送されたからのようです。TV効果の凄さを改めて実感。そういえば、以前もバナナやらココアやらが店から消えたことがありましたっけ。うーん、皆様反応が素早い。。。まあ、私はどちらかといえば「へえー』で終わってしまうことの方が多いですが。

 

 ちなみに私もヨーグルトは毎日食べています。が、別に品切れになるような特別なものではなく、ごく普通のヨーグルトです。それでもまだインフルエンザになっていないのは、効果があるからなのか?まあ手洗いうがいだけは、しっかり続けたいと思います。

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鶴岡音楽祭終了

2012年02月19日 23時08分27秒 | 山形交響楽団

 本日鶴岡音楽祭のコンサートを無事終了。このホールは既に何度か経験済みですので、もう慣れたもの!のハズですが、慣れていないものもありまして。

 ステージ脇の控え室の扉。不具合があるのでしょう、大変開けにくいのです。コツをつかんだ方はいとも簡単に開けられますが、つかんでいない人は誰かが通りかかるか、部屋から出てくるのを待つ羽目に。。。

 しかし聞いた話では、ホールが老朽化したため、改築(というか新築?)の運びとなっているということ。そのうち「前のホールは控え室の扉が開けにくくてねぇ」という昔話になってしまうのでしょうか。そんなことを考えるとこの開けにくさも愛おしく。。。は、あまり感じられませんでしたが、数年後にあたたかい気分で思い起こすことでしょう。

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雪の降る町へ

2012年02月18日 13時02分34秒 | 山形交響楽団

明日の音楽祭のため、鶴岡に向かっています。山形市はピカピカに晴れていましたが、月山は当然の如くに雪。鶴岡もこんな感じでしょうか。旅の安全と音楽祭の成功を祈りつつ出発です。

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美容院にて

2012年02月17日 22時57分09秒 | 雑記

 昨日は久々の何もない、正真正銘の休日!!でした。で、ここぞとばかりに行きそびれていた美容院へ。

 どちらかと言えば自分でしゃべるよりも聞く方が得意な私ですが、美容院に行くと、美容師さんが聞き上手の話し上手なこともあって、割と良い調子で会話を楽しんでいたりします。この日も色々おしゃべりを楽しんでいたところ、話題は「職業がつくる身体の特徴」へ。

 

 話の発端は「ヴァイオリンを弾いている人って左手の指先が固く平らになっているんですよね?」という美容師さんの質問。「そうなんです、首にもあとがついてますよ。大きさは人それぞれですけどね。ヴァイオリンのコンクール会場なんかに行くと、聞いているのは首にあとのある人が大半だったりしますよ」と教える私。逆に美容師さんにもそういうのあるんですか?と訊くと、「美容師はそんなでもないですけど、床屋さんだとずっとハサミを親指を反って持っている(支えている?)から、親指の関節が外側に90°くらい曲げられたりしますよー」というビックリ情報が。

 

 やはり毎日相当量の時間を費やすと、色々なことが起きるものですね。。。まさに「雨だれ石を穿つ」!数年後楽しいことが起きているように、今から地味に頑張ろうと思います。

 

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インフルエンザ

2012年02月16日 23時40分37秒 | 健康

 インフルエンザが猛威をふるっています。

 遂に山響の中でも被害者が。。。家族に「山響でも発生した」という旨を軽くメールしたところ、「沢山の患者に会う医者は体を冷やさないようにしているそうだ。緑茶のカテキンも抗菌作用があって良いらしい。乾燥したところで睡眠をとると口の中で菌が繁殖するので起き抜けにはうがいを」といったアドバイスを頂きました。ありがたや!

 昔から「外から帰ったら手洗いうがい」は習慣になっているからか、ここ数年(もしかして十年以上?)インフルエンザにはかかった記憶がありません。その抵抗力を信じたいところです。皆様もお気をつけ下さい!

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初物

2012年02月14日 23時44分11秒 | 雑記

 今年初、雪うるいを購入。家に着くなり早速生で頂きました。

 さくさくとした歯触りに独特のぬめりがあり、フレッシュな美味しさです。

 山形で初めて知った味です。ちょっと一口のつもりがモリモリ食べてしまい、気付けば残り少なくなっておりました。。。

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第五回庄内定期終了

2012年02月13日 21時14分38秒 | 山形弦楽四重奏団

 昨日、無事ジョンダーノホールにて山形Qの庄内定期公演が終了しました。

 

 今日は私の初庄内プレトーク。前回の文翔館でのプレコンサートがボロボロだった私。その嫌な思い出が蘇り、こんなんでちゃんと話せるかしら。。。と不安感を拭えないままお客様の前に立つ事に。

 とりあえず挨拶挨拶、と「皆様、こんにちは」と一言。そのまま一気にしゃべってしまわねば、と肩をいからせていた私でしたが、思いがけず会場から「こんにちは!」という大きな挨拶を返して頂き、急に力が抜けて、危惧していたような金縛り状態になることもなく、つっかえながらも比較的まともに話が出来たのではないかと思います。皆様の笑顔が神のように見えました。

 

 そしていよいよ本公演。ハイドンのOP.33-5、民謡集、ベートーヴェンのラズモフスキー2番という全3曲。それぞれに全くキャラクターは違いますが、どれも名曲で大好きなものばかり。温かい雰囲気の中でお気に入りの曲を演奏できる幸せを噛み締めながら、(反省点は多々ありますが)図々しくも気持ちよく演奏させて頂きました。

 

 演奏会終了後、お見送りの際「良い時間をありがとうございました」というお言葉をかけてくださるお客様たち。それはそのまま私たちの気持ちです。雪のなか、休日の貴重なお時間を共有して頂きありがとうございます!

 

 既に庄内定期も第五回(私自身は二回目ですが)。単発なら勢いで出来ても、このように継続したコンサートの開催は、なかなか出来るものではありません。主催してくださる黒木先生ご夫妻には本当に感謝の言葉もありません。このご厚意に報いるべく、より良いアンサンブルを目指し精進したいと思います。本当にありがとうございました!

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宿泊先のお茶

2012年02月10日 15時40分18秒 | 

旅の時、宿泊先のホテルに着いて私が最初にするのは、お茶セットのチェックです。といっても勿論インスタントに決まっていますから、大抵は緑茶に焙じ茶がつくかつかないかくらいのバリエーションしかないのですが、たまにコーヒーが付いていたりするとちょっと「おっ」と思いますし、カップが良かったりするとなかなか嬉しいものです。旅館だと茶葉と急須のセットで、更に小さなお菓子がついていたりもしますが、さすがにビジネスホテルにそれを望むのは酷というものでしょう。

昨日泊まったルートインは、珍しく紅茶が付いてました。加えて嬉しかったのは、カップが大きめマグカップで、蓋付きだったことです。冷めにくいし、蒸らす間香りも逃げませんからね。ビジネスホテルも頑張ってます、拍手!

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いわき総合図書館

2012年02月09日 22時17分43秒 | 雑記

スゴい図書館に遭遇してしまいました。いわき駅前のLatov内にある、いわき総合図書館です。きれいで充実しているという話は聞いていたのですが、行ってみて初めてその実力がわかりました。


それは館内に入る前に、入口に掲げられた案内を読んだだけでわかります。まず開館時間の長さ。平日と土曜日はなんと、夜9時まで!そして定まった休館日は元旦と月末の月曜日のみ。更に貸出できる図書は15冊!!まあ貸出期間は二週間なので、こんなに沢山読めないとは思いますが、何という太っ腹。いわき市、良い仕事をしてらっしゃる。市民ではありませんが有り難く閲覧させて頂きました。感謝☆

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