以前、黒田恭一氏がCD評で、「ヴィヴァルディの音楽は、澄み渡った青空が似合う健康な音楽だ」という主旨のことを書かれていた記憶があります。
「健康な音楽」は、実はクラシックにおいてはかなり珍しい。そもそも芸術は、反骨精神やら内に抱える鬱積やらの表出だったりするので、そう簡単に、スクスクと育った屈託のないものにはならないものなのです。
しかしヴィヴァルディは確かに、聞いていてシンプルに良い気分になる音楽が多いように感じます。山響は、楽団員二人をソリストに、今日は酒田、明日は米沢にて、ヴィヴァルディの2つのトランペットのための協奏曲を演奏します。晴れ晴れとした週末気分を楽しみたい方、是非お越し下さい☆
山形Qの定期がとりあえず一つ終わりましたので、今日は仕事の後に整形外科に行ってリハビリをして参りました。
結構腕に疲労感がたまったかな、と思いながら療法士の先生に腕を診てもらうと。
「あれ、、、なんかいつもより張ってますね。。。だいぶ上の方まで張ってますよ」
鋭い!ハイ、いつもよりかなり激しく運動しました(笑)
「んー、これはちょっと念入りにやっておきたいので、今日は台に寝て下さい」と、横の寝台を指し示すではないですか。え?腕なのになんで寝台??
「まあ椅子に座っても出来るのですけど、横になって頂いた方が力が抜ける分、マッサージもやり易いんです」
そうなんですか!なるほどー。
「腕の内側の方も張ってますね。これ、珍しいです。指を曲げる時に使う筋肉なんですけど。」
指。。。演奏時はいつも曲げてますが、力を入れている感覚はないのですが。フォルテの時なんかに力が入ったのでしょうか。良くないですねぇ。この機会に楽に弾くクセをつけたいものです。
こんな具合に、今日は反省のリハビリでした。反省は体の声を聞くことからもできるのですね。日々気をつけたいと思います。
昨日、第54回定期が無事終了致しました。ご来場下さった皆様、本当にありがとうございました!前回に引き続きの平日開催でどうなることかと思いましたが、プログラムが良かったのかゲストが良かったのか(後者は特に有力かと思います)、はたまたは意外と平日の方が来易かったりするのか、多くのお客様にお越し頂き、とても有り難かったです。
今回のプログラム、後半の曲は長くて休みがない上、いわゆる「聞き易い」曲ではないだけに、楽しんでいただけるかという心配もありましたが、嬉しいことに「全然長く感じなかった」「凄い曲だと思った」という感想を多く頂き、大変嬉しく思っています。名曲だけに、まだまだ自分の未熟さばかり思い知らされ、未開拓領域の多いと感じる作品ですが、その魅力を少しでも多く伝えたいという思いで取り組んで参りました。これからも素敵な作品を沢山ご紹介して参りますので、どうぞ今後とも応援宜しくお願いいたします☆
山形Q第54回定期、明日の本番を迎えるばかりになりました!
自分が演奏会担当者だったからというわけではありませんが、ここに来るまで、今回は本当に大変でした。何しろメインプログラムがベートーヴェンの14番。そして前回定期直後、人生初の腕の故障があったことも、文字通り大きな痛手でした。他のメンバーはモーツァルトのフルート四重奏曲があり、私は一つ降り番があるだけ楽だったはずなのですが。。。。
しかしお陰様で、本当に多くのこのを学ばせて頂きました。課題ばかり多く見つかり、まだまだ解決策が手の内に入ったとは言い難いですが、今後の成長の種として、必ず大きく育てていきたいと思っています。
荷造り終了、後は山を登るのみ!どうぞ一人でも多くの方々に、三つの山の素敵な景色を楽しんで頂けますように。ご来場お待ちしています!
昨日は山形Qの新年会。飲酒の気合い十分の中爺氏と共に、マイカーで会場に向かいました。久々の運転教習、しかも冬季。
とはいえ、今日は道が凍っている様子もなく、特に何も考えずに運転していると、いきなりの注意。
「ちょっとちょっと、随分強気だねー。ブレーキかけるの遅いんじゃない?」えー、そうかなぁ?
「冬なんだから、いつもより車間には気をつけないと。前がブレーキを踏んだらすぐ踏む、遠くの信号にもすぐ反応して。滑ったら何メートルもあっという間だよ。」スミマセン、まだ滑ったことないんで。。。。
そんな具合に連続ダメ出しを頂戴致しました。うーむ。私、前の冬季教習ではこんなに注意を受けなかったような。。。
「まあ一年前はそもそも車らしいスピードを出してないから、車間以前に前に車がいなかったしね!」
今、さりげなく結構失礼なことおっしゃいましたね?まあ真実ですけど。
お陰で会場に着くまでになかなか疲労しましたが、その甲斐あって美味しくジンギスカンを堪能致しました。ちなみに帰りは、中爺氏プラス無免許女性二人をお乗せしての道中となりましたが、肝心要のコーチ、中爺氏はすっかり居眠り状態、手に汗にぎるドライブになったことを付け加えておきます。
今週は仕事も山形Qもない休日があり、きちんと病院にも通えております。ありがたや!
普通病院に行くとなると、結構気分的に暗くなるものですよね。しかし今回の故障での通院は、診察ではなく、主にリハビリが目的。通いつめているのも診察室ではなく、専らリハビリルームです。
通院している整形外科のリハビリルームは広く明るく、大勢の療法士さんたちが、老若男女の患者さん(お年を召した方が多いですが)に、運動指導やマッサージ、医療機器を使ったリハビリ等を行っています。スタッフも若手が多く、彼らのエネルギーの成果か、患者さんたちも極めて前向きにリハビリに励んでいる様子が見てとれ、なんとなく元気になれる光景が繰り広げられています。
私の担当の先生も非常に勉強熱心で、腕の経過を見ながらマッサージをして下さるのですが、私が痛いとか辛いとか重いとか、そういう言葉を一切口にしなくても、その箇所にくると「うーん、ここは負担がきてますねー」と言って念入りにマッサージをして下さいます。さすがプロ!まだお若いのに頼もしい限りです。
演奏曲目によって多少の好不調の波はあるものの、幸いにして良好な経過を辿っている私の右腕。この調子で少しでも早く完治できるよう、無理のない程度にリハビリも頑張ります!
なんとこの年賀状の番号、切手シートが当選していました。ありがたや…。お年玉切手が当たるのも久し振りです。この調子で、今年も良いことが沢山ありますように☆
いつもお世話になっているこの印刷所、お隣りがパン屋さんになっています。とても美味しいので、立ち寄って幾つかお買い上げ。
その中の一つの紙包みに、写真のような記号〈=〉とless might equal more(質素さが豊かさを生む)の文字が。上手い!
シンプルな材料でリッチな味を作り上げる、こちらのパンに通じるものを感じます。
いつ我が身に降りかかるかわからない災害。亡くなられた全ての方のご冥福をお祈り申し上げます。
明日から二日間、今年最初の山響定期です。
今回は北欧プログラム。メインはシベリウスの交響曲第4番ですが、その前に弾くニールセンのクラリネット協奏曲が実に実にタフな曲で、本番これを終えた後にシベリウスを演奏することを考えると、なんだか気が遠くなります。
ニールセン、これまでに演奏したことのあるのは交響曲第2番と第4番。そして千葉大学生時代のサークルの先輩が卒団演奏演奏会で弾いたヴァイオリン協奏曲(後輩はオーケストラにかり出されるのです)。しかし今回の曲は、このどれとも全然違う。北欧は日照時間が短い分、内省的な思索に適しているのかもしれませんが、この方きっと、色々つきつめて考える人だったのではないでしょうか。どうしたらこのような曲が書けるのか、私のような凡人には想像もつきません。
しかし言うまでもなく、一番大変なのはソリスト様。山形Qでもたびたびお世話になっている、我らが山響首席の川上一道氏が演奏します。こんな難曲なのに、全く危なげがないどころか、余裕をもって陰影豊かな音楽を作られているので、お客様は安心して彼の音楽世界に浸れること間違いなしです。これだけでも聞く価値ありですので、お時間のある方は是非ご来場下さいませ☆
風邪がなかなか完治せず、最近ショウガ湯を飲んでいます。でもショウガをおろすのって、意外と面倒なんですよね。
そんなときの味方がコレ!(株)ヨシカワのおろし金。このぺントレイと見紛うようなスマートなフォルムは伊達ではなく、そのままカップに入れて余さずショウガを使いきることが出来る優れものです。
しばらく重宝しそう…ではなく、さっさと治さないと、ですね。
ホッとする前もなく、早くも練習と本番に明け暮れる日々。しかし気付けば体調があまり思わしくない。どうやら風邪をひいたようです…。
昨日の本番の後は、家に辿り着くや否や、咳とくしゃみと鼻水のオンパレード。今朝になってもあまり良くなった感じがなく、こりゃ本番どうなるかな…と案じておりましたが、アラ不思議。マイカーに乗ってからは症状が落ち着き、無事本番を終えて帰宅することが出来ました。
治った?と思いきや、家ではまた咳は出るわくしゃみは出るわ…。
これはやはり、緊張感の成せるワザなのでしょうね。緊張しているときは、細胞が目前の緊張対象に集中して、ちょっとした風邪くらいは忘れるのでしょうか。
便利といえば便利ですが、あまり多用すると、後でガックリくること請け合いです。定期の前に、しっかり治しておきたいと思います。
先日も今年のくじを見ていたところ、裏にこんな言葉が。
「このおみくじをひいた人は、自分の必要とする項目をよく読むこと。吉なれば更に幸いを増し、たとえ凶なりとも信心深ければその身に吉が授けられます。」
そうだったのか!!きちんと救済が準備されていたとは。さすが神様ですね!これからは安心して悪いくじもひきたいと思います(良いにこしたことはありませんが…)。
なかなか手の届かない高級茶葉が入っていたり、「このお茶はこんな味だったのか」という新しい発見があったりと良いことずくめで、すっかり年初の恒例に。今年も好きなダージリンが数種類入っていて、ご満悦の私なのでした。
正月休みに実家の片付けをしていたところ、封筒の束を発見。何かと思ったら、アマチュアヴァイオリン弾き時代、エキストラやイベント演奏で稼いだギャラの入っていた封筒(勿論既に空です)でした。
この頃は演奏でお金を頂けるだけで嬉しくて、「これは絶対音楽関係のことにしか使わない!」と、何月何日にスコアとか、これこれのコンサートチケットとか、レッスン代とか封筒に記入していたのでした。
我ながら涙ぐましい(色々な意味で)。。。。でも、好きなことで食べていけるありがたみは忘れないようにしたいと思います。で、その初心だけ忘れないようにして、発掘した遺物は屑籠へ。片付け、進めないとですからね。でも毎年進まないのはなぜだろう??